ジャパンカップ 過去10年データ|1番人気は10頭中8頭が連対、10番人気以下と6歳以上の84頭は3着もゼロ

ジャパンカップ 過去10年データ|1番人気は10頭中8頭が連対、10番人気以下と6歳以上の84頭は3着もゼロ

ジャパンカップは、東京芝2400mで行われる3歳以上のGIです。2026年は第46回で、11月29日(日)に東京競馬場で行われます。このページでは、2016年から2025年までの10回、延べ162頭を1頭ずつ数え直し、人気・年齢・前走・枠順・4コーナーの位置のどこで結果が分かれたのかを並べました。

数字はnetkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から機械的に集計し、指標は連対率(2着以内に入った割合)で統一しています。15頭に満たない区分は判断に使わず、参考値として残しました。2024年は2着が同着だったため、10回の連対は延べ21頭、3着以内は30頭です。

先に結論を書くと、この10年は人気と年齢で、3着以内に入れた馬と入れなかった馬がはっきり分かれています。1番人気は10頭中8頭が連対し、10番人気以下の72頭と6歳以上の51頭(重なりを除くと84頭)からは、3着に入った馬すら出ていません。

この記事でわかること

  • 1番人気が10回で6勝・2着2回、連対率80.0%だったこと
  • 10番人気以下と6歳以上を合わせた84頭が、1頭も3着以内に入っていないこと
  • 前走で勝っていた日本馬は26頭中11頭が連対し、前走6着以下は62頭中2頭だったこと
  • 1〜3枠から9勝し、7〜8枠の49頭からは勝ち馬が出ていないこと
  • 外国調教馬は22頭中1頭の連対で、その1頭が2025年の勝ち馬カランダガンだったこと
  • 2026年の前哨戦の上位馬に、過去10年の条件をどう当てはめるか

目次

結論|過去10年で残った条件と、外していい条件

外していいのは10番人気以下・6歳以上・日本馬で前走6着以下、残すのは1番人気・前走1着・3歳・内枠です。

過去10回で連対率の差が大きかったのは、人気・年齢・前走の着順・枠順の4つでした。

外していい条件過去10年(10回)の数字
10番人気以下72頭中0頭が3着以内。最高は2019年マカヒキ(12番人気)と2021年サンレイポケット(10番人気)の4着
6歳以上51頭中0頭が3着以内(6歳32頭・7歳以上19頭)。10番人気以下と合わせても84頭で3着内0頭
日本馬で前走6着以下62頭中2頭が連対(3.2%)。2019年1着のスワーヴリチャード(天皇賞(秋)7着)と2024年2着のシンエンペラー(凱旋門賞12着)だけ
前走がGIII以下16頭中0頭が3着以内
2016〜2025年の10回・延べ162頭。netkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から当サイトが集計

残したほうがいい側はこうなります。

残す条件過去10年(10回)の数字
1番人気10頭中8頭が連対(80.0%)、6勝。着外は2019年のレイデオロ(11着)だけ
日本馬で前走1着26頭中11頭が連対(42.3%)、6勝
3歳22頭中7頭が連対(31.8%)。勝ちは2018年のアーモンドアイ1頭で、2着が6頭
1〜3枠54頭中12頭が連対(22.2%)、9勝。1枠だけなら16頭中8頭
キャリア10戦以下(前走まで)36頭中12頭が連対(33.3%)
2016〜2025年の10回・延べ162頭。2024年は2着同着のため連対は延べ21頭

「10番人気以下」「6歳以上」「日本馬で前走6着以下」の3つを外すと、162頭が60頭(1レース平均6頭)に減り、連対21頭のうち19頭が残ります。勝ち馬は10頭のうち9頭が残ります。落ちるのは、2019年1着のスワーヴリチャード(3番人気・前走天皇賞(秋)7着)と、2024年2着のシンエンペラー(8番人気・前走凱旋門賞12着)の2頭です。


2026年のジャパンカップと「過去10年」の範囲

2026年のジャパンカップは、11月29日(日)に東京競馬場の芝2400mで行われる第46回です。

JRAのジャパンカップのページでは、条件は3歳以上オープン・定量・国際招待で、優先出走権は「なし」とされています。主要なステップレースには、大阪杯・天皇賞(春)・日本ダービー・宝塚記念・天皇賞(秋)(11月1日)・アルゼンチン共和国杯(11月8日)が挙がっています。レースは1981年に創設され、現在まで同じレース名で行われています。

この記事の「過去10年」は、今年を除いた直近10年の暦年、2016年から2025年までです。当サイトの重賞日程2026の一覧と同じ窓で、10回とも東京芝2400m・定量で行われ、休止や別の競馬場での代替開催はありません。出走頭数は14頭から18頭で、合計は延べ162頭です。

斤量は年齢と性別で決まる

ジャパンカップは定量戦で、斤量は年齢と性別だけで決まり、2023年から1kg重くなっています。

当サイトが出走馬の斤量で確かめると、4歳以上の牡馬・せん馬は2022年までが57kg、2023年からが58kgでした。3歳はそこから2kg、牝馬はさらに2kg軽くなります。2026年の3歳牡馬は56kg、3歳牝馬は54kg、4歳以上の牡馬は58kgで出走することになります。

ジャパンカップダートは今のチャンピオンズカップ

「ジャパンカップダート」は、今はチャンピオンズカップという名前で中京ダート1800mで行われています。

JRAのチャンピオンズカップのページによると、2000年に創設された「ジャパンカップダート」が前身で、東京ダート2100m、2008年からは阪神ダート1800mで行われていました。2014年に中京ダート1800mへ移り、レース名をチャンピオンズカップに変えています。このページで集計しているのは芝のジャパンカップだけです。


過去10年の結果一覧

10回のうち1番人気が勝ったのは6回で、馬連が3,000円を超えた年は1回もありません。

年馬場頭数1着(人気)2着(人気)3着(人気)馬連3連単
2025良16カランダガン(4)マスカレードボール(1)ダノンデサイル(3)1,180円11,070円
2024良14ドウデュース(1)シンエンペラー(8)・ドゥレッツァ(7)同着―1,510円22,390円
2023良18イクイノックス(1)リバティアイランド(2)スターズオンアース(5)180円1,130円
2022良18ヴェラアズール(3)シャフリヤール(1)ヴェルトライゼンデ(4)940円9,850円
2021良18コントレイル(1)オーソリティ(3)シャフリヤール(2)530円1,780円
2020良15アーモンドアイ(1)コントレイル(2)デアリングタクト(3)330円1,340円
2019重15スワーヴリチャード(3)カレンブーケドール(5)ワグネリアン(2)2,900円19,850円
2018良14アーモンドアイ(1)キセキ(4)スワーヴリチャード(2)590円2,690円
2017良17シュヴァルグラン(5)レイデオロ(2)キタサンブラック(1)1,770円13,340円
2016良17キタサンブラック(1)サウンズオブアース(5)シュヴァルグラン(6)2,570円36,260円
netkeibaの過去レース結果。延べ162頭。2024年の馬連・3連単はnetkeibaの払戻のうち1組目を載せた

馬連の中央値は1,060円、3連単の中央値は10,460円です。いちばん荒れた2016年でも3連単は36,260円で、10回すべてで5番人気以内の馬が勝っています。


人気|1番人気は8連対、10番人気以下は72頭で3着もゼロ

1番人気の成績は6勝・2着2回・3着1回・着外1回で、連対率80.0%、3着以内率90.0%です。

人気成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1番人気6-2-1-180.0%90.0%
2番人気0-3-3-430.0%60.0%
3番人気2-1-2-530.0%50.0%
4番人気1-1-1-720.0%30.0%
5番人気1-2-1-630.0%40.0%
6〜9番人気0-2-1-375.0%7.5%
10番人気以下0-0-0-720%0%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。1〜5番人気は各10頭で、15頭未満の参考値

1番人気で連対を外したのは、2017年のキタサンブラック(3着)と2019年のレイデオロ(11着)の2頭です。レイデオロは前走がオールカマー4着で、10回の1番人気のうち前走で天皇賞(秋)か秋華賞・京都大賞典を使っていなかったのはこの1頭だけでした。2番人気は2着3回・3着3回で、勝ち切れていません。

人気を3つずつに束ねると、差がはっきりします。

人気頭数連対連対率3着内率
1〜3番人気30頭14頭46.7%66.7%
4〜6番人気30頭5頭16.7%26.7%
7〜9番人気30頭2頭6.7%6.7%
10番人気以下72頭0頭0%0%
2016〜2025年の10回・延べ162頭

7〜9番人気の連対2頭は、どちらも2024年の2着同着(シンエンペラー8番人気・ドゥレッツァ7番人気)です。7番人気以下の102頭から出た連対は、この同着の2頭だけでした。


年齢・性別・所属|6歳以上は51頭で3着内ゼロ

年齢は3歳の連対率が31.8%で最も高く、6歳以上は51頭が出走して3着以内が1頭もいません。

年齢成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
3歳1-6-2-1331.8%40.9%
4歳4-4-5-3417.0%27.7%
5歳5-1-2-3414.3%19.0%
6歳0-0-0-320%0%
7歳以上0-0-0-190%0%
2016〜2025年の10回・延べ162頭

6歳以上の最高着順は4着で、2018年のシュヴァルグラン(前年の勝ち馬)、2019年のマカヒキ、2021年のサンレイポケットの3頭です。一方の3歳は2着が6回あり、2020年のコントレイル(菊花賞1着)や2023年のリバティアイランド(秋華賞1着)のように、3冠や秋華賞を勝ってきた馬が古馬に迫っています。

性別は、牝馬の連対率がやや高くなっています。

性別成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
牡7-9-7-10812.2%17.6%
牝2-2-2-1618.2%27.3%
せん1-0-0-811.1%11.1%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。せん馬は15頭未満の参考値

牝馬の2勝はどちらもアーモンドアイ(2018年・2020年)です。牝馬の連対4頭のうち3頭は3歳で、秋華賞から来ていました。

所属は、栗東と美浦の差が小さく、外国調教馬の連対は1頭だけです。

所属成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
栗東6-6-8-6514.1%23.5%
美浦3-5-1-4215.7%17.6%
外国1-0-0-214.5%4.5%
地方0-0-0-40%0%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。netkeibaの成績表の調教師欄([西]=栗東、[東]=美浦、[外]=外国、[地]=地方)で分けた。地方は15頭未満の参考値

外国調教馬は2019年を除く9回で延べ22頭が出走しました。2017年のアイダホ(5着)、2021年のグランドグローリー(5着)が掲示板どまりだったなかで、2025年のカランダガン(4番人気・前走英チャンピオンS1着)が勝っています。22頭中1頭という数字だけで外国馬を外すと、2025年の勝ち馬を消すことになるので、この記事では「外していい条件」に入れていません。


前走|前走で勝った馬と天皇賞(秋)組

日本馬は前走で勝っていた馬の連対率が42.3%で、前走6着以下の3.2%と13倍の差があります。

前走の着順(日本馬)成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1着6-5-3-1242.3%53.8%
2〜3着2-2-1-2016.0%20.0%
4〜5着0-3-3-2111.1%22.2%
6着以下1-1-2-583.2%6.5%
2016〜2025年の10回・日本で調教された延べ140頭。外国調教馬22頭を除く。出走取消・除外のレースは前走に数えない

前走のクラスで分けると、GIから来た86頭が15頭、GIIから来た60頭が6頭の連対で、GIII以下から来た16頭は3着以内が0頭です。前走がGIで3着以内だった31頭は11頭が連対(35.5%)しています。

前走のレース別で15頭を超えたのは、天皇賞(秋)・京都大賞典・アルゼンチン共和国杯の3つです。

前走のレース成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
天皇賞(秋)5-3-3-3119.0%26.2%
京都大賞典3-1-0-2016.7%16.7%
アルゼンチン共和国杯0-1-1-146.2%12.5%
秋華賞1-2-1-342.9%57.1%
オールカマー0-0-1-80%11.1%
凱旋門賞0-1-0-516.7%16.7%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。秋華賞・オールカマー・凱旋門賞は15頭未満の参考値。2022年の京都大賞典は阪神で行われた

天皇賞(秋)組は着順で分かれる

天皇賞(秋)から来た42頭は5勝していて、天皇賞(秋)で勝った5頭は全員が3着以内に入りました。

天皇賞(秋)の着順成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1着3-1-1-080.0%100%
2〜3着1-1-0-528.6%28.6%
4〜5着0-1-1-612.5%25.0%
6着以下1-0-1-204.5%9.1%
2016〜2025年の10回・天皇賞(秋)から来た延べ42頭。6着以下以外は15頭未満の参考値

天皇賞(秋)の勝ち馬は、2017年のキタサンブラック(3着)、2020年のアーモンドアイ(1着)、2023年のイクイノックス(1着)、2024年のドウデュース(1着)、2025年のマスカレードボール(2着)です。6着以下から巻き返したのは2019年のスワーヴリチャード(7着→1着)だけで、22頭中20頭は4着以下に終わっています。天皇賞(秋)からジャパンカップまでは、10回とも中3週(28日)でした。

天皇賞(秋)の過去10年の傾向は、天皇賞(秋) 過去10年データにまとめています。

京都大賞典組とアルゼンチン共和国杯組

京都大賞典から来た24頭は3勝していて、勝った3頭はどれも京都大賞典で3着以内でした。

勝ったのは2016年のキタサンブラック(京都大賞典1着)、2017年のシュヴァルグラン(同3着)、2022年のヴェラアズール(同1着)です。京都大賞典で4着以下だった11頭からは、2016年2着のサウンズオブアース(同4着)が連対しただけでした。アルゼンチン共和国杯から来た16頭は、2021年2着のオーソリティ(同1着)と2016年3着のシュヴァルグラン(同1着)の2頭が3着以内です。アルゼンチン共和国杯からジャパンカップまでは中2週で、前走からの間隔が21日以内だった21頭全体でも連対は1頭でした。

3歳馬と、海外から戻った日本馬

3歳馬の連対7頭のうち3頭は、秋華賞か菊花賞を勝ってからジャパンカップに来た馬です。

秋華賞を勝ってジャパンカップに来た4頭は、2018年のアーモンドアイが1着、2023年のリバティアイランドが2着、2020年のデアリングタクトが3着、2024年のチェルヴィニアが4着で、全員が4着以内でした。菊花賞の勝ち馬では2020年のコントレイルが2着に入っています。神戸新聞杯から直行した2頭も、2017年のレイデオロが2着、2021年のシャフリヤールが3着です。

前走が海外のレースだった日本馬は8頭で、2024年はシンエンペラー(凱旋門賞12着)とドゥレッツァ(英インターナショナル5着)が2着同着、2025年はダノンデサイル(英インターナショナル5着)が3着でした。8頭と少ないので傾向とは言えませんが、2024年以降の2回で3頭が3着以内に入っています。


前走の距離・間隔・キャリア・GIの勝ち実績

前走の距離は、2000mから来た67頭が7勝・連対13頭で、ほかの距離を上回っています。

前走の距離(芝)成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1800m以下0-0-1-70%12.5%
2000m7-6-5-4919.4%26.9%
2200〜2300m0-0-2-130%13.3%
2400m3-3-0-3714.0%14.0%
2500m以上0-2-1-228.0%12.0%
2016〜2025年の10回・前走が芝だった延べ158頭。1800m以下は15頭未満の参考値。前走がダートの4頭は3着内0頭

2000mの67頭には、天皇賞(秋)・秋華賞・英チャンピオンSから来た馬が入っています。距離を延ばして臨む形が10年で7勝で、2400mの京都大賞典などから同じ距離で臨んだ馬は3勝です。

前走からの間隔は、22〜60日の馬が勝ち馬10頭をすべて占めます。

前走からの間隔成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
21日以内0-1-1-194.8%9.5%
22〜35日5-4-3-4416.1%21.4%
36〜60日5-4-1-4317.0%18.9%
61日以上0-2-4-266.2%18.8%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。間隔は前走の日付からジャパンカップ当日までの日数

61日以上の2着2頭は、2017年のレイデオロ(神戸新聞杯から63日)と2024年のドゥレッツァ(英インターナショナルから95日)でした。

キャリア(前走までの出走数)は、10戦以下の馬の連対率が高くなっています。

キャリア(前走まで)成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
10戦以下3-9-5-1933.3%47.2%
11〜20戦5-2-4-5610.4%16.4%
21戦以上2-0-0-573.4%3.4%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。キャリアはnetkeibaの各馬の戦績から数えた(地方・海外の出走を含み、出走取消・除外は数えない)

10戦以下で連対した12頭のうち、2着が9頭です。若い3歳馬と4歳馬が多く、勝ち切ったのは2018年のアーモンドアイ(6戦)、2021年のコントレイル(10戦)、2023年のイクイノックス(9戦)の3頭でした。21戦以上で連対したのは、ちょうど21戦で勝った2017年のシュヴァルグランと2022年のヴェラアズールの2頭だけです。

芝のGIを勝ったことがあるかどうかでは、勝っていた馬の連対率が2.7倍です。

芝GIの勝ち実績(前走まで)成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
あり8-7-7-5519.5%28.6%
なし2-4-2-777.1%9.4%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。海外の芝GIを含む

GIを勝っていなかった馬で勝ったのは、2017年のシュヴァルグランと2022年のヴェラアズールの2頭で、どちらも京都大賞典から来た5歳馬です。


枠順・4コーナーの位置・上がり

枠順は内ほど成績がよく、1〜3枠で9勝、7〜8枠では勝ち馬が出ていません。

枠成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
内(1〜3枠)9-3-5-3722.2%31.5%
中(4〜6枠)1-6-0-5211.9%11.9%
外(7〜8枠)0-2-4-434.1%12.2%
1枠だけ5-3-0-850.0%50.0%
8枠だけ0-0-2-230%8.0%
2016〜2025年の10回・延べ162頭。1枠は内(1〜3枠)、8枠は外(7〜8枠)の内数

1枠からは2016年のキタサンブラック、2017年のシュヴァルグラン、2018年のアーモンドアイ、2021年のコントレイル、2023年のイクイノックスの5頭が勝っています。1〜6番人気にそろえると、内29頭中12頭(41.4%)、中18頭中5頭(27.8%)、外13頭中2頭(15.4%・参考)です。外の連対2頭は、2022年のシャフリヤールと2025年のマスカレードボールで、どちらも1番人気の7枠でした。

4コーナーの位置は、ここでは次の3つに分けました。前=4コーナーで頭数の4分の1以内(最低3番手まで)、中団=6番手まで、または頭数の60%以内、後方=それより後ろです。

4コーナーの位置全体の連対率1〜6番人気の連対率
前42頭中10頭(23.8%)18頭中8頭(44.4%)
中団62頭中9頭(14.5%)32頭中9頭(28.1%)
後方58頭中2頭(3.4%)10頭中2頭(20.0%)
2016〜2025年の10回・延べ162頭。分子は2着以内に入った頭数。通過順位の最後の数字(4コーナー)で分けた。1〜6番人気の後方は15頭未満の参考値

後方から連対したのは、2022年2着のシャフリヤール(4コーナー12番手)と2025年1着のカランダガン(同11番手)の2頭だけです。直線は525.9mありますが、10年の数字では4コーナーで前にいた馬が有利でした。

各レースで上がり3ハロン最速を記録した馬は、同じタイムの馬を全部数えて10回で延べ13頭(2022年は3頭、2017年は2頭が同タイム)です。そのうち8頭が連対し、2020年から2025年までの6回は毎回、上がり最速の馬が2着以内に入りました。4コーナーの位置と上がりの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走の通過順などからの推定になります。


2026年の前哨戦と条件の当てはめ方

前哨戦の上位馬は、まず6歳以上を外し、次に直近の着順と前走のレースで並べ、最後に3歳かどうかと枠を重ねます。

記事を書いた10月23日の時点では特別登録の前で、出走するかどうかは決まっていません。天皇賞(秋)(11月1日)・菊花賞(10月25日)・アルゼンチン共和国杯(11月8日)はまだ行われていないので、ここでは終わった主なレースの上位3頭を並べます。

レース(日付・場・距離)1着2着3着
大阪杯(4月5日・阪神芝2000m)クロワデュノール(牡4)メイショウタバル(牡5)ダノンデサイル(牡5)
天皇賞(春)(5月3日・京都芝3200m)クロワデュノール(牡4)ヴェルテンベルク(牡6)アドマイヤテラ(牡5)
日本ダービー(5月31日・東京芝2400m)ロブチェン(牡3)パントルナイーフ(牡3)バステール(牡3)
宝塚記念(6月14日・阪神芝2200m)メイショウタバル(牡5)クロワデュノール(牡4)ダノンデサイル(牡5)
オールカマー(9月20日・中山芝2200m)メイショウゲキリン(牡7)キャントウェイト(牡5)ヴーレヴー(牝4)
毎日王冠(10月4日・東京芝1800m)セイウンハーデス(牡7)ホウオウビスケッツ(牡6)レディネス(牡4)
京都大賞典(10月4日・京都芝2400m)エコロディノス(牡4)マイネルエンペラー(牡6)アクアヴァーナル(牝5)
秋華賞(10月18日・京都芝2000m)モンローウォーク(牝3)ギャラボーグ(牝3)ドリームコア(牝3)
netkeibaの各レースの成績(2026年10月23日確認)。年齢は2026年のもの

この表の着順は、そのレースでの着順です。春のGIの上位馬は、その後に別のレースを走っている馬がいます。

馬表のレースの着順10月23日時点の直近のレース
クロワデュノール大阪杯1着・天皇賞(春)1着宝塚記念(6月14日)2着
ロブチェン日本ダービー1着神戸新聞杯(9月21日)1着
アドマイヤテラ天皇賞(春)3着凱旋門賞(10月4日)11着
ヴェルテンベルク天皇賞(春)2着京都大賞典(10月4日)7着
netkeibaの各馬の戦績(2026年10月23日確認)。出走取消・除外は数えない

当てはめる順番は次のとおりです。

1. 年齢:6歳以上は51頭で3着内0頭です。表の上位馬では、メイショウゲキリン・セイウンハーデス(7歳)、ヴェルテンベルク・ホウオウビスケッツ・マイネルエンペラー(6歳)がこの区分に入ります2. 前走の着順:日本馬は前走1着なら26頭中11頭、6着以下なら62頭中2頭の連対です。10月23日時点の直近が1着なのは、ロブチェン(神戸新聞杯)、エコロディノス(京都大賞典)、モンローウォーク(秋華賞)などです。どの馬も、このあと天皇賞(秋)や菊花賞を使えば、そのレースが前走になります3. 前走のレース:天皇賞(秋)を使う馬は、その着順で見ます。1着なら5頭全員が3着以内、6着以下なら22頭中1頭の連対です。京都大賞典を勝って来た6頭は、2016年のキタサンブラックと2022年のヴェラアズールが勝ち、残る4頭は5着以下でした。秋華賞の勝ち馬は4頭とも4着以内でした4. 3歳馬:3歳は22頭中7頭が連対し、斤量は牡馬56kg・牝馬54kgで出られます。日本ダービー馬ロブチェンが出てくれば、ダービー馬として、また3歳馬として、この区分に入ります

枠順が決まったら、1〜3枠で9勝、7〜8枠で0勝だったことを重ねます。枠順確定後の予想は、別の記事で出します。


よくある質問

前回の勝ち馬・雨の馬場・外国馬は例が少なく傾向とは言えず、10番人気以下は72頭で3着内0頭でした。

Q. 前回の勝ち馬が出てきたらどうでしたか?

A. 前の年までの勝ち馬が出走したのは延べ5回で、勝ったのは2020年のアーモンドアイ(2018年の勝ち馬・1番人気)だけです。2017年のキタサンブラックは3着、シュヴァルグランは2018年4着・2019年9着、ヴェラアズールは2023年7着でした。

Q. 雨で馬場が悪くなったときはどうでしたか?

A. 過去10年で良馬場でなかったのは、2019年の重馬場の1回だけです。この年は3番人気のスワーヴリチャードが勝ち、5番人気のカレンブーケドールが2着で、馬連は10年で最も高い2,900円でした。1回しかないので傾向とは言えません。

Q. 外国馬はどうでしたか?

A. 外国で調教された馬は22頭中1頭の連対で、前走のレースによって結果が違います。22頭の前走は、凱旋門賞とバイエルン大賞が4頭ずつ、カナディアンインターが3頭、英チャンピオンS・BCターフ・コンセイユドパリ賞が2頭ずつなどです。凱旋門賞から来た4頭の最高は2022年のグランドグローリーの6着で、英チャンピオンSから来た2頭からは2025年のカランダガン(4番人気)が勝っています。勝ち馬が出ているので、外国馬だから外すとは言えません。

Q. 牝馬はどうでしたか?

A. 牝馬は年齢で大きく分かれ、3歳の牝馬は8頭中3頭が連対、4歳以上の牝馬は14頭中1頭でした。3歳の3頭は2018年のアーモンドアイ(1着)、2019年のカレンブーケドール、2023年のリバティアイランド(どちらも2着)で、全員が秋華賞からの参戦です。4歳以上で連対したのは、5歳で2度目の勝利を挙げた2020年のアーモンドアイだけで、ほかの13頭は2023年のスターズオンアースの3着が最高でした。

Q. 1番人気はどのくらい信頼できますか?

A. 1番人気は10回で6勝・2着2回・3着1回で、3着以内を外したのは2019年のレイデオロ(11着)だけです。1番人気が勝った6回の単勝は130〜380円で、10回の1番人気の単勝を同じ額ずつ買っていたとすると、払戻は買った額の1.26倍でした。10回のうち7回は、1番人気の前走が天皇賞(秋)です。

Q. ジャパンカップダートとは何ですか?

A. ジャパンカップダートは、今のチャンピオンズカップの前のレース名です。2000年に東京ダート2100mで始まり、2008年から阪神ダート1800m、2014年から中京ダート1800mで行われ、そのときにチャンピオンズカップへ名前が変わりました(JRAのチャンピオンズカップのページ)。2026年のチャンピオンズカップは、ジャパンカップの翌週の12月6日(日)に中京で行われます(JRA 2026年重賞競走一覧)。


参考情報

この記事の数字は、JRAの公式ページとnetkeibaの成績を当サイトが集計したものです。

確認日は2026年10月23日です。

重賞の日程と、同じ秋の古馬中距離のレースの記事もあります。

免責事項

本記事は公開データの集計で、的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。

集計の対象は2016年から2025年までの10回・延べ162頭で、15頭に満たない区分は参考値として扱っています。4コーナーの位置と上がり3ハロンの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走などからの推定になります。2026年の前哨戦の馬が出走するかどうかは、特別登録と出馬表で確定します。

更新履歴

2026年10月23日に公開しました。2016〜2025年の10回・延べ162頭で集計しています。

以後は毎年のレース後に、最新の10年で数え直して更新します。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部が担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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