マイルチャンピオンシップ 過去10年データ|10番人気以下の82頭と前走6着以下の62頭はどちらも連対ゼロ

マイルチャンピオンシップ 過去10年データ|10番人気以下の82頭と前走6着以下の62頭はどちらも連対ゼロ

マイルチャンピオンシップは、秋の京都芝1600m(外回り)で行われる3歳以上のGIです。2026年は11月22日(日)に第43回が行われます。このページでは、2016年から2025年までの10回、延べ172頭を1頭ずつ数え直し、人気・前走・年齢・キャリア・枠順・4コーナーの位置のどこで結果が分かれたのかを並べました。

数字はnetkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から集計し、指標は連対率(2着以内に入った割合)で統一しています。15頭に満たない区分は参考値です。

先に結論を書くと、この10年で連対馬が1頭も出ていない区分が2つあります。10番人気以下の82頭と、前走で6着以下に負けていた62頭です。この2つに7歳以上と前走スワンステークスの馬を足して外すと、172頭が64頭に減り、連対20頭は全部残ります。

この記事でわかること

  • 10番人気以下の82頭から、10年で連対馬が1頭も出ていないこと
  • 前走6着以下の62頭も連対0頭で、前走2〜3着の馬の連対率が一番高いこと
  • 前走富士ステークスの馬が5勝し、前走スワンステークスの30頭は連対0頭であること
  • 優先出走権を持つ富士S1着馬とスワンS1着馬で、本番の成績が分かれていること
  • 2020〜2022年は阪神で行われ、京都の7回だけで見ると外枠が中枠を上回ること
  • 2026年の前哨戦の上位馬に、過去10年の条件をどう当てはめるか

目次

結論|過去10年で残った条件と、外していい条件

過去10回で連対率の差が大きかったのは、人気・前走の着順・前走のレース・キャリアの4つです。

外していい条件過去10年(10回)の数字
10番人気以下82頭中0頭が連対。3着は2024年のウインマーベル(10番人気)と2025年のウォーターリヒト(15番人気)の2頭
前走6着以下62頭中0頭が連対。3着は2頭
前走スワンステークス30頭中0頭が連対。3着は2頭
7歳以上15頭中0頭が連対。3着も0頭
キャリア21戦以上(前走まで)51頭中1頭が連対(2.0%)。2024年1着のソウルラッシュだけ
2016〜2025年の10回・延べ172頭。netkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から当サイトが集計

残したほうがいい側はこうなります。

残す条件過去10年(10回)の数字
1〜3番人気30頭中12頭が連対(40.0%)、5勝
前走2〜3着41頭中11頭が連対(26.8%)、6勝
前走富士ステークスで1〜3着23頭中7頭が連対(30.4%)、4勝
芝のGIを勝ったことがある53頭中11頭が連対(20.8%)。勝ったことがない119頭は9頭(7.6%)
4コーナーで中団63頭中13頭が連対(20.6%)
2016〜2025年の10回・延べ172頭。4コーナーの位置の分け方は「枠順・4コーナーの位置・上がり」の章に書いた

「10番人気以下」「前走6着以下」「7歳以上」「前走スワンステークス」の4つを外すと、172頭が64頭に減り、連対20頭は落ちません。勝ち馬10頭も全部残り、3着以内の30頭のうち25頭が残ります。ただし10番人気以下は当日のオッズで決まるので、レース前に使えるのは残りの3つと、前日までの人気の見込みです。


2026年のマイルチャンピオンシップと「過去10年」の範囲

2026年のマイルチャンピオンシップは、11月22日(日)に京都競馬場の芝1600m(外回り)で行われる第43回です。

JRAのマイルチャンピオンシップのページでは、3歳以上オープン・定量で、優先出走権の対象は「スワンステークス(GⅡ)1着馬」と「富士ステークス(GⅡ)1着馬」の2頭です。

この記事の「過去10年」は、今年を除いた直近10年の暦年、2016年から2025年までです。当サイトの重賞日程2026の一覧と同じ窓です。10回のうち3回は、京都競馬場の工事のために阪神で行われています。

年開催コース
2016〜2019年京都(5回京都6日目)芝1600m(外回り)
2020〜2022年阪神(5回阪神6日目)芝1600m(外回り)
2023〜2025年京都芝1600m(外回り)
netkeibaの各年のレース成績ページ(開催回・日目・コース)で確かめた

出走頭数は16〜18頭で、京都の7回が122頭、阪神の3回が50頭です。枠順と4コーナーの位置は、京都だけで数えた数字も添えています。

斤量は全頭が基準どおり

定量戦なので、斤量は年齢と性別だけで決まり、172頭すべてがその年の基準どおりでした。

出走馬の斤量で確かめると、4歳以上の牡馬・せん馬は2022年まで57kg、2023年から58kgです。3歳はそこから1kg、牝馬は2kg軽くなります。斤量の重い・軽いで成績を分ける材料はありません。


過去10年の結果一覧

10回のうち1番人気が勝ったのは3回で、阪神の3回のうち2回は馬連が1,000円を切りました。

年開催馬場頭数1着(人気)2着(人気)3着(人気)馬連3連単
2025京都良18ジャンタルマンタル(1)ガイアフォース(4)ウォーターリヒト(15)640円52,470円
2024京都良17ソウルラッシュ(4)エルトンバローズ(7)ウインマーベル(10)3,000円128,450円
2023京都良16ナミュール(5)ソウルラッシュ(3)ジャスティンカフェ(7)4,440円176,490円
2022阪神良17セリフォス(6)ダノンザキッド(8)ソダシ(2)11,870円142,650円
2021阪神良16グランアレグリア(1)シュネルマイスター(2)ダノンザキッド(5)370円5,460円
2020阪神良17グランアレグリア(1)インディチャンプ(3)アドマイヤマーズ(5)620円4,480円
2019京都良17インディチャンプ(3)ダノンプレミアム(1)ペルシアンナイト(6)840円16,580円
2018京都良18ステルヴィオ(5)ペルシアンナイト(3)アルアイン(4)3,220円29,790円
2017京都稍重18ペルシアンナイト(4)エアスピネル(2)サングレーザー(7)2,480円55,890円
2016京都良18ミッキーアイル(3)イスラボニータ(2)ネオリアリズム(7)1,590円40,290円
netkeibaの過去レース結果。2016〜2025年の10回・延べ172頭

馬連の中央値は2,035円(370〜11,870円)、3連単の中央値は46,380円です。馬連が1万円を超えたのは2022年の1回だけで、連対した20頭はすべて8番人気以内でした。


人気|1〜3番人気で12頭連対、10番人気以下は82頭で連対ゼロ

1番人気の成績は10頭で3勝・2着1回・着外6回、連対率は40.0%です。

人気成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1番人気3-1-0-640.0%40.0%
2番人気0-3-1-630.0%40.0%
3番人気2-3-0-550.0%50.0%
4番人気2-1-1-630.0%40.0%
5番人気2-0-2-620.0%40.0%
6〜9番人気1-2-4-337.5%17.5%
10番人気以下0-0-2-800%2.4%
2016〜2025年の10回・延べ172頭。1〜5番人気は各10頭で、15頭未満の参考値

1番人気で勝ったのは2020年・2021年のグランアレグリアと2025年のジャンタルマンタルで、着外の6頭は4〜13着でした。

人気を3つずつに束ねると、差がはっきりします。

人気頭数連対連対率3着内率
1〜3番人気30頭12頭40.0%43.3%
4〜6番人気30頭6頭20.0%33.3%
7〜9番人気30頭2頭6.7%16.7%
10番人気以下82頭0頭0%2.4%
2016〜2025年の10回・延べ172頭

4〜6番人気からは5勝が出ていて、勝ち数は1〜3番人気と同じです。2018年のステルヴィオ(5番人気)、2022年のセリフォス(6番人気)、2023年のナミュール(5番人気)、2024年のソウルラッシュ(4番人気)などです。7〜9番人気の連対は2022年のダノンザキッド(8番人気・2着)と2024年のエルトンバローズ(7番人気・2着)の2頭で、勝ち馬は出ていません。


年齢・性別・所属|7歳以上は15頭で連対ゼロ

年齢は4歳の連対率が一番高く、7歳以上は1頭も3着以内に入っていません。

年齢成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
3歳3-1-2-2413.3%20.0%
4歳4-5-4-3419.1%27.7%
5歳2-3-4-557.8%14.1%
6歳1-1-0-1412.5%12.5%
7歳以上0-0-0-150%0%
2016〜2025年の10回・延べ172頭

7歳以上の15頭のうち13頭は10番人気以下で、人気のあった馬は2016年のフィエロ(5番人気・6着)と2025年のソウルラッシュ(2番人気・6着)だけです。年齢そのものより、人気薄が多い区分だと読むのが正確です。

性別と所属は、区分ごとの連対率の差が3ポイント未満です。

区分成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
牡馬・せん馬7-10-9-11811.8%18.1%
牝馬3-0-1-2410.7%14.3%
栗東所属7-8-8-9812.4%19.0%
美浦所属3-2-2-4210.2%14.3%
2016〜2025年の10回・延べ172頭。所属はnetkeibaの成績表の調教師欄で数えた。海外所属の2頭は入れていない

牝馬の3勝は、2020年・2021年のグランアレグリアと2023年のナミュールです。3着は2022年のソダシ(2番人気)でした。牝馬は2kg軽い斤量で出られますが、28頭の連対率は牡馬・せん馬とほぼ同じです。


前走|着順とレースで分かれる

前走の着順で分けると、6着以下だった62頭から連対馬が1頭も出ていません。

前走の着順成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1着3-4-2-2620.0%25.7%
2〜3着6-5-2-2826.8%31.7%
4〜5着1-1-4-285.9%17.6%
6〜9着0-0-2-300%6.2%
10着以下0-0-0-300%0%
2016〜2025年の10回・延べ172頭。前走は出走取消・除外を除いた直前のレース

前走6着以下で3着に入ったのは、2023年のジャスティンカフェ(毎日王冠7着・7番人気)と2025年のウォーターリヒト(富士S9着・15番人気)の2頭です。

前走6着以下の62頭のうち54頭は7番人気以下だったので、人気をそろえて比べました。

人気前走1〜3着前走4〜5着前走6着以下
1〜6番人気44頭中16頭(36.4%)8頭中2頭(参考)8頭中0頭(参考)
7番人気以下32頭中2頭(6.2%)26頭中0頭54頭中0頭
2016〜2025年の10回・延べ172頭の連対率。前走4〜5着と前走6着以下の1〜6番人気は15頭未満の参考値

1〜6番人気に推されながら前走6着以下だった8頭は、2022年のシュネルマイスター(スプリンターズS9着から5着)などで、最高着順は5着でした。8頭しかいない参考値です。

前走のレース別で15頭を超えたのは、富士ステークス・スワンステークス・毎日王冠の3つです。

前走のレース成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
富士S5-4-2-4416.4%20.0%
毎日王冠2-3-2-1919.2%26.9%
スワンS0-0-2-280%6.7%
スプリンターズS2-0-1-720.0%30.0%
天皇賞(秋)1-1-1-622.2%33.3%
2016〜2025年の10回・延べ172頭。スプリンターズSと天皇賞(秋)は15頭未満の参考値。富士Sは2019年までGIII、2020年からGII

富士ステークス組は1〜3着なら23頭中7頭が連対

富士ステークスで1〜3着だった23頭は4勝・2着3回で、連対率は30.4%です。

富士Sから来た55頭全体では5勝・2着4回で、勝ち馬10頭の半分を出しています。

富士Sでの着順成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1〜3着4-3-0-1630.4%30.4%
4〜5着1-1-1-1312.5%18.8%
6着以下0-0-1-150%6.2%
2016〜2025年の10回・富士Sから来た延べ55頭

富士Sを勝った8頭は2勝・2着2回で(2022年セリフォス・2023年ナミュールが1着)、8頭しかいない参考値ですが、優先出走権を取った馬が本番でも上位に来ています。富士Sで4〜5着から連対したのは、2017年に勝ち、2018年に2着だったペルシアンナイトです。

スワンステークス組は30頭で連対ゼロ

京都芝1400mのスワンステークスから来た30頭は、2着以内が1頭もいません。

スワンSの1〜3着だった14頭でも連対0頭で、3着に入ったのは2017年のサングレーザー(スワンS1着・7番人気)と2020年のアドマイヤマーズ(スワンS3着・5番人気)の2頭だけです。スワンSを勝って優先出走権を持っていた6頭の本番は、3着・4着・5着・10着・17着・17着でした。

同じ距離延長でも、スプリンターズS(1200m)から来た10頭からは2016年のミッキーアイル(スプリンターズS2着)と2020年のグランアレグリア(同1着)が勝っています。

毎日王冠・天皇賞(秋)など1800m以上から来た馬

毎日王冠から来た26頭は2勝・2着3回で、連対5頭はすべて毎日王冠で1〜3着でした。

勝ったのは2018年のステルヴィオ(毎日王冠2着)と2019年のインディチャンプ(同3着)です。毎日王冠で4着以下だった13頭は連対0頭でした。

天皇賞(秋)から3週間あとに来た9頭では、2019年のダノンプレミアム(天皇賞(秋)2着から2着)と2021年のグランアレグリア(同3着から1着)が連対しています。天皇賞(秋)で4着以下だった7頭は連対0頭です。


前走の距離・間隔・キャリア・GIの勝ち実績

前走の距離は、1400m以下から来た馬の連対率が低く、1500m以上ならほぼ横並びです。

前走の距離成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1400m以下2-0-3-384.7%11.6%
1500〜1600m5-6-2-6613.9%16.5%
1700〜1800m2-3-3-2913.5%21.6%
1900m以上1-1-2-915.4%30.8%
2016〜2025年の10回・延べ172頭。1900m以上は15頭未満の参考値。前走ダートは2023年のバスラットレオン(JBCスプリント)1頭で、1400m以下に入れた

前走からの間隔は、29〜56日の馬が勝ち馬10頭のうち9頭を占めます。

前走からの間隔成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
28日以内1-1-3-374.8%11.9%
29〜56日9-7-6-8515.0%20.6%
57日以上0-2-1-208.7%13.0%
2016〜2025年の10回・延べ172頭。間隔は前走の日付からマイルチャンピオンシップ当日までの日数

28日以内の42頭のうち36頭はスワンS(27頭)と天皇賞(秋)(9頭)から来た馬で、連対は天皇賞(秋)組の2頭だけです。57日以上の連対は、2020年のインディチャンプ(安田記念から168日)と2023年のソウルラッシュ(京成杯オータムHから70日)でした。

キャリア(前走までの出走数)は、21戦以上になると連対率が大きく下がります。

キャリア(前走まで)成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
10戦以下5-2-2-3217.1%22.0%
11〜20戦4-8-7-6115.0%23.8%
21戦以上1-0-1-492.0%3.9%
2016〜2025年の10回・延べ172頭。キャリアはnetkeibaの各馬の戦績から数えた(海外・地方の出走を含み、出走取消・除外は数えない)

21戦以上で3着以内に入ったのは、2024年1着のソウルラッシュ(21戦・4番人気)と、同じ年に3着だったウインマーベル(24戦・10番人気)の2頭です。

芝のGIを勝ったことがある馬は、勝ったことがない馬の2.7倍の連対率です。

芝GIの勝ち実績全体の連対率1〜6番人気の連対率
あり53頭中11頭(20.8%)39頭中10頭(25.6%)
なし119頭中9頭(7.6%)21頭中8頭(38.1%)
2016〜2025年の10回・延べ172頭。前走までに国内外の芝GIを1着になったことがあるかで分けた

ただし人気をそろえると、1〜6番人気ではGIを勝っていない馬の連対率のほうが高くなります。2022年のセリフォスや2023年のナミュールのように、GI未勝利のまま前走の重賞を勝って人気になった馬が勝ち切っています。GIの勝ち実績で分かれるのは7番人気以下の側で、1〜6番人気に限ると差は逆になります。


枠順・4コーナーの位置・上がり

枠順は、10回全体だと内・中・外の連対率の差が5.2ポイントしかありません。

枠10回全体京都の7回阪神の3回
内(1〜3枠)60頭中8頭(13.3%)42頭中5頭(11.9%)18頭中3頭(16.7%)
中(4〜6枠)60頭中5頭(8.3%)42頭中2頭(4.8%)18頭中3頭(16.7%)
外(7〜8枠)52頭中7頭(13.5%)38頭中7頭(18.4%)14頭中0頭(参考)
2016〜2025年の10回・延べ172頭の連対率。阪神の外枠は15頭未満の参考値

京都の7回だけで見ると、外枠の38頭から5勝・連対7頭が出ていて、中枠の42頭(連対2頭・勝ち0)と13.6ポイント開きます。京都の勝ち馬7頭のうち5頭が7〜8枠でした。阪神の3回は外枠の連対が0頭でした。2026年は京都で行われるので、当サイトでは京都の7回の数字を目安にしています。

4コーナーの位置は、ここでは次の3つに分けました。前=4コーナーの順位が「3番手」と「頭数の4分の1」の大きいほう以内、中団=前に入らず「6番手」と「頭数の60%」の大きいほう以内、後方=それより後ろです。18頭立てなら前は4番手まで、中団は5〜10番手になります。

4コーナーの位置全体の連対率1〜6番人気の連対率京都の7回
前44頭中4頭(9.1%)16頭中4頭(25.0%)31頭中4頭(12.9%)
中団63頭中13頭(20.6%)28頭中11頭(39.3%)43頭中8頭(18.6%)
後方65頭中3頭(4.6%)16頭中3頭(18.8%)48頭中2頭(4.2%)
2016〜2025年の10回・延べ172頭。分子は2着以内に入った頭数。通過順位の最後の数字(4コーナー)で分けた

連対20頭のうち13頭が中団からでした。後方から連対した3頭は、2017年のペルシアンナイト(4コーナー13番手)、2022年のセリフォス(同13番手)、2023年のナミュール(同15番手)で、3頭とも勝ち馬です。

各レースで上がり3ハロン最速を記録した馬は、同じタイムの馬を全部数えて10回で延べ11頭(2018年は2頭が同タイム)です。連対したのは3頭で、2021年のグランアレグリア、2022年のセリフォス、2023年のナミュールと、どれも勝ち馬です。4コーナーの位置と上がりの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走の通過順などからの推定になります。


2026年の前哨戦と条件の当てはめ方

2026年の前哨戦の上位馬は、前走の着順・前走のレース・人気の順に当てはめると、過去10年の数字とずれません。

記事を書いた10月23日の時点では特別登録の前で、出走するかどうかは決まっていません。ここでは、春から秋の芝1200〜1800mのGI・GII・GIIIの上位を並べます。

レース(日付・場・距離)1着2着3着
ヴィクトリアマイル(5月17日・東京芝1600m)エンブロイダリー(牝4・美浦)カムニャック(牝4・栗東)クイーンズウォーク(牝5・栗東)
安田記念(6月7日・東京芝1600m)シックスペンス(牡5・美浦)ワールズエンド(牡5・栗東)、ガイアフォース(牡7・栗東)の同着―
関屋記念(7月26日・新潟芝1600m)アンパドゥ(牡5・美浦)クランフォード(牝5・栗東)ファーヴェント(牡5・栗東)
中京記念(8月16日・中京芝1600m)ラヴァンダ(牝5・栗東)ミニトランザット(牡4・栗東)サトノシャイニング(牡4・栗東)
京成杯オータムH(9月5日・中山芝1600m)ピコローズ(牝4・美浦)エコロブルーム(牡5・美浦)ドロップオブライト(牝7・栗東)
スプリンターズS(9月27日・中山芝1200m)ピューロマジック(牝5・栗東)ワールズエンド(牡5・栗東)サウンドモリアーナ(牝4・栗東)
毎日王冠(10月4日・東京芝1800m)セイウンハーデス(牡7・栗東)ホウオウビスケッツ(牡6・美浦)レディネス(牡4・栗東)
スワンS(10月12日・京都芝1400m)ダイヤモンドノット(牡3・栗東)スズハローム(牡6・栗東)オフトレイル(牡5・栗東)
富士S(10月17日・東京芝1600m)シュガークン(牡5・栗東)アンパドゥ(牡5・美浦)エコロアルバ(牡3・美浦)
netkeibaの各レースの成績(2026年10月23日確認)。年齢は2026年の表記、所属はnetkeibaの成績表の調教師欄

この表の着順は、そのレースでの着順です。上位馬のうち何頭かはその後に別のレースを走っていて、マイルチャンピオンシップの「前走」はそちらになります。

馬表のレースの着順10月23日時点の直近のレース
シックスペンス安田記念1着ジャック・ル・マロワ賞(8月16日・フランス)10着
ワールズエンド安田記念2着スプリンターズS(9月27日)2着
アンパドゥ関屋記念1着富士S(10月17日)2着
ラヴァンダ中京記念1着アイルランドT(10月11日)3着
ミニトランザット中京記念2着スワンS(10月12日)11着
サトノシャイニング中京記念3着毎日王冠(10月4日)6着
ジャンタルマンタル2025年の勝ち馬チャンピオンズマイル(4月26日・香港)13着
ガイアフォース2025年の2着馬安田記念(6月7日)2着
上の表の上位馬と2025年の1〜2着馬のうち、直近のレースが表のレースと違う8頭。netkeibaの各馬の戦績(2026年10月23日確認)。出走取消・除外は数えない

当てはめる順番は次のとおりです。

1. 前走の着順:直近のレースで6着以下なら、過去10年で62頭中0頭の区分です。表の中では、ミニトランザット(スワンS11着)、サトノシャイニング(毎日王冠6着)、シックスペンス(ジャック・ル・マロワ賞10着)、ジャンタルマンタル(チャンピオンズマイル13着)がこの区分に入ります2. 前走のレース:富士S組は1〜3着なら23頭中7頭が連対で、2026年はシュガークン・アンパドゥ・エコロアルバが入ります。スワンS組は30頭中0頭で、2026年の1〜3着のダイヤモンドノット・スズハローム・オフトレイルもこの区分です。毎日王冠組は1〜3着の馬だけが連対していて、2026年はセイウンハーデス・ホウオウビスケッツ・レディネスです3. 年齢:7歳以上は15頭中0頭です。2026年の表では、ガイアフォースとセイウンハーデスが7歳、ドロップオブライトが7歳の牝馬です4. 人気:最後に人気を重ねます。前走1〜3着でも、7番人気以下では32頭中2頭(6.2%)です

枠順が決まったら、京都の7回で外枠が38頭中7頭、中枠が42頭中2頭だったことを重ねます。枠順確定後の予想は、別の記事で出します。


よくある質問

前回の勝ち馬・3歳馬・海外から来た馬・渋った馬場は例が少なく、傾向とは言い切れない数字です。

Q. 前回の勝ち馬が出てきたらどうでしたか?

A. 2016〜2024年の勝ち馬が、勝った翌年以降のマイルチャンピオンシップに出走したのは延べ10回(ペルシアンナイト3回、インディチャンプ・セリフォス各2回、グランアレグリア・ナミュール・ソウルラッシュ各1回)で、勝ったのは2021年のグランアレグリア(2020年の勝ち馬)だけです。2着は2018年のペルシアンナイトと2020年のインディチャンプ、3着は2019年のペルシアンナイトでした。2023年以降の勝ち馬(ナミュール・ソウルラッシュ)とセリフォスは、翌年以降に連対していません。

Q. 3歳馬はどうでしたか?

A. 3歳馬は30頭が出走して3勝・2着1回で、連対率13.3%です。勝ったのは2017年のペルシアンナイト(前走富士S5着)、2018年のステルヴィオ(前走毎日王冠2着)、2022年のセリフォス(前走富士S1着)で、2021年のシュネルマイスター(前走毎日王冠1着)が2着でした。連対した4頭はすべて、前走が富士Sか毎日王冠です。

Q. 阪神で行われた年と京都で行われた年で違いはありましたか?

A. 連対率は京都の7回が122頭中14頭(11.5%)、阪神の3回が50頭中6頭(12.0%)でほぼ同じです。違いが出たのは1番人気で、阪神では2020年・2021年のグランアレグリアが2勝、京都の7回で勝った1番人気は2025年のジャンタルマンタルだけでした。阪神の3回は馬連が620円・370円・11,870円です。

Q. 海外から来た馬や、前走が海外だった馬はどうでしたか?

A. 前走が海外のレースだった馬は、10年で3頭しか出走していません。最高は2024年のチャリン(海外所属・前走クイーンエリザベス2世S・5着)で、2025年のアスコリピチェーノ(前走ジャック・ル・マロワ賞6着・3番人気)は7着、同じ年のドックランズ(海外所属)は9着でした。3頭しかいないので傾向とは言えません。

Q. 雨で馬場が悪くなったときはどうでしたか?

A. 過去10年で良馬場でなかったのは、2017年の稍重1回だけです。この年はペルシアンナイトが4コーナー13番手から差し切り、2着はエアスピネル(2番人気)でした。1回しかないので、馬場が悪いときの傾向は出せません。

Q. 3連単の配当はどれくらいでしたか?

A. 過去10年の3連単は4,480円(2020年)から176,490円(2023年)までで、中央値は46,380円です。10万円を超えたのは2022年から2024年の3回続けてで、2023年から2025年は3着に7番人気・10番人気・15番人気が入っています。


参考情報

この記事の数字は、JRAの公式ページとnetkeibaの成績を当サイトが集計したものです。

確認日は2026年10月22日から23日です。

秋の重賞の日程は重賞日程2026の一覧に、3週間前の天皇賞(秋)と同じ京都外回りのエリザベス女王杯の傾向は、それぞれの過去10年データにまとめています。

免責事項

本記事は公開データの集計で、的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。

集計の対象は2016年から2025年までの10回・延べ172頭で、15頭に満たない区分は参考値として扱っています。4コーナーの位置と上がり3ハロンの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走などからの推定になります。2026年の前哨戦の馬が出走するかどうかは、特別登録と出馬表で確定します。

更新履歴

2026年10月23日に公開しました。2016〜2025年の10回・延べ172頭で集計しています。

以後は毎年のレース後に、最新の10年で数え直して更新します。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部が担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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