デイリー杯2歳ステークス 過去10年データ|勝ち馬10頭はすべて前走1着、前走2着以下は31頭で連対1頭

デイリー杯2歳ステークス 過去10年データ|勝ち馬10頭はすべて前走1着、前走2着以下は31頭で連対1頭

デイリー杯2歳ステークスは、京都の芝外回り1600mで行われる2歳のGⅡです。2026年は11月14日(土)の京都で第61回が行われます。このページでは、2016年から2025年までの10回、延べ90頭を1頭ずつ数え直し、人気・前走の着順とクラス・キャリア・枠順・4コーナーの位置のどこで結果が分かれたのかを並べました。

数字はnetkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から機械的に集計し、指標は連対率(2着以内に入った割合)で統一しています。出走が7〜11頭の少頭数のレースなので、15頭に満たない区分が多くなります。15頭に満たない区分は判断に使わず、参考値として残しました。

先に結論を書くと、この10年でいちばん差が大きかったのは「前走を勝っているかどうか」です。勝ち馬10頭はすべて前走1着で、前走で2着以下だった31頭からは2着が1頭出ただけでした。

この記事でわかること

  • 勝ち馬10頭がすべて前走1着で、前走2着以下の31頭からは連対が1頭しか出ていないこと
  • 1〜3番人気で9勝し、1番人気の連対率が70%あること
  • 新馬・未勝利を勝って来た馬が、前走で重賞に出ていた馬より3倍以上連対していること
  • キャリア3戦以上の37頭から、勝ち馬が1頭も出ていないこと
  • 1・2着馬の多くが次の朝日杯フューチュリティステークスへ進み、3勝していること
  • 2026年の2歳重賞・オープンの上位馬に、過去10年の条件をどう当てはめるか

目次

結論|過去10年で残った条件と、外していい条件

過去10回で連対率の差が大きかったのは、前走の着順・人気・キャリアの3つです。

枠順・4コーナーの位置・性別は区分ごとの差が15ポイントに届かず、前走の距離や間隔の差は、前走のクラスと着順の差がそのまま出たものでした。

外していい条件過去10年(10回)の数字
前走で2着以下31頭中1頭が連対(3.2%)。2023年2着のエンヤラヴフェイス(8番人気・前走新潟2歳S7着)だけ
4番人気以下で前走2着以下30頭中1頭が連対(3.3%)。勝ち馬は0頭
キャリア3戦以上37頭中3頭が連対(8.1%)。勝ち馬は0頭
前走が重賞(GⅡ・GⅢ)20頭中2頭が連対(10.0%)。勝ったのは2021年のセリフォス(前走新潟2歳S1着)だけ
2016〜2025年の10回・延べ90頭。netkeibaの過去レース結果から当サイトが集計。キャリアは前走までの出走数

残したほうがいい側はこうなります。

残す条件過去10年(10回)の数字
1〜3番人気で前走1着29頭中14頭が連対(48.3%)、9勝
前走1着59頭中19頭が連対(32.2%)、10勝
新馬・未勝利を勝って来た45頭中15頭が連対(33.3%)、7勝
キャリア1〜2戦で前走1着43頭中16頭が連対(37.2%)、10勝
2016〜2025年の10回・延べ90頭。キャリアは前走までの出走数(新馬を勝って来た馬は1戦)

「前走2着以下」を外すと、90頭が59頭(1レース平均5.9頭)に減り、連対20頭のうち19頭が残ります。勝ち馬は10頭とも残ります。さらに「7番人気以下」を外すと44頭・連対17頭で、落ちるのは2019年2着のウイングレイテスト(7番人気)と2016年2着のボンセルヴィーソ(8番人気)の2頭です。どちらも未勝利を勝ったばかりの馬でした。


2026年のデイリー杯2歳ステークスと「過去10年」の範囲

2026年のデイリー杯2歳ステークスは、11月14日(土)に京都競馬場の芝1600mで行われる第61回です。

JRAの2026年重賞レース一覧では「GⅡデイリー杯2歳S 京都 2歳 芝1,600」とされ、名前も条件も前年と変わっていません。netkeibaの記録では2025年が第60回でした。同じ11月14日には、東京で武蔵野ステークスが行われます。

この記事の「過去10年」は、今年を除いた直近10年の暦年、2016年から2025年までです。当サイトの重賞日程2026の一覧と同じ窓です。10回とも芝外回りの1600mですが、京都で行われたのは7回で、2020年・2021年・2022年の3回は阪神の芝外回り1600mでした。京都だけに絞った数字は、枠順の章で分けて載せています。

出走頭数は7頭から11頭で、10回の合計が90頭です。2017年は9頭が出走し、2番人気のメガリージョンが競走中止になりました。この記事では競走中止の馬も出走した1頭として数え、着外に入れています。フルゲート18頭のGⅠに比べて1レースの頭数が少なく、同じ「1頭の連対」でも比率が大きく動きます。

斤量はすべての馬がその年の馬齢どおりだった

当サイトが出走馬の斤量で確かめると、90頭すべてがその年の馬齢重量どおりで、重い馬・軽い馬はいません。

2022年までは牡馬55kg・牝馬54kg、2023年からは牡馬56kg・牝馬55kgでした。この記事では斤量で条件を分けていません。


過去10年の結果一覧

10回のうち1番人気が勝ったのは6回で、2023年の稍重を除く9回が良馬場で行われました。

年競馬場頭数1着(人気)2着(人気)3着(人気)馬連3連単
2025京都8アドマイヤクワッズ(1)カヴァレリッツォ(2)アイガーリー(7)360円11,210円
2024京都7ランフォーヴァウ(1)ドラゴンブースト(3)ダイシンラー(2)390円1,810円
2023京都11ジャンタルマンタル(1)エンヤラヴフェイス(8)ナムラフッカー(10)4,270円190,420円
2022阪神10オールパルフェ(3)ダノンタッチダウン(1)ショーモン(4)1,300円12,600円
2021阪神7セリフォス(1)ソネットフレーズ(2)カワキタレブリー(7)310円22,330円
2020阪神8レッドベルオーブ(1)ホウオウアマゾン(2)スーパーホープ(4)270円890円
2019京都11レッドベルジュール(3)ウイングレイテスト(7)ペールエール(1)10,840円94,030円
2018京都9アドマイヤマーズ(1)メイショウショウブ(6)ハッピーアワー(5)2,080円15,040円
2017京都9ジャンダルム(5)カツジ(4)ケイアイノーテック(3)1,550円13,260円
2016京都10ジューヌエコール(2)ボンセルヴィーソ(8)サングレーザー(4)7,580円88,490円
netkeibaの過去レース結果。2023年だけ稍重、ほかの9回は良馬場・延べ90頭

馬連の中央値は1,425円、3連単の中央値は14,150円です。馬連が1,000円を切ったのは4回で、どれも1番人気が勝ち、2着も3番人気以内でした。万馬券になったのは、1番人気が3着に負けた2019年(馬連10,840円)だけです。


人気|1〜3番人気で9勝、1番人気は連対率70%

1番人気の成績は6勝・2着1回・3着1回・着外2回で、連対率70.0%です。

人気成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1番人気6-1-1-270.0%80.0%
2番人気1-3-1-540.0%50.0%
3番人気2-1-1-630.0%40.0%
4番人気0-1-3-610.0%40.0%
5番人気1-0-1-810.0%20.0%
6〜9番人気0-4-2-2811.8%17.6%
10番人気以下0-0-1-50.0%16.7%
2016〜2025年の10回。2017年の2番人気メガリージョンは競走中止で着外に数えた。1〜5番人気と10番人気以下はそれぞれ15頭未満で参考値

まとめると、1〜3番人気の30頭から14頭が連対し(46.7%)、9勝しています。4〜6番人気は30頭中3頭(10.0%)、7〜9番人気は24頭中3頭(12.5%)で、4番人気より下は区分ごとの差が3ポイントもありません。

1番人気が連対を外したのは3回です。

年1番人気着順前走
2019ペールエール3着新潟2歳S 2着
2017フロンティア4着新潟2歳S 1着
2016タイセイスターリー8着新馬 1着
netkeibaの過去レース結果。2022年のダノンタッチダウン(2着)は連対している

連対を外した3頭のうち2頭は、新潟2歳ステークスから来た馬でした。逆に、新馬・未勝利を勝って来た1番人気は6頭中5頭が連対しています。


前走|勝ち馬10頭はすべて前走1着

前走で1着だった59頭から19頭が連対し、勝ち馬10頭はすべてこの中から出ています。

前走の着順成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1着10-9-7-3332.2%44.1%
2〜3着0-0-2-80.0%20.0%
4〜5着0-0-1-80.0%11.1%
6着以下0-1-0-118.3%8.3%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。2〜3着・4〜5着・6着以下はそれぞれ15頭未満で参考値

前走で2着以下だった31頭をまとめると、連対は1頭(3.2%)です。その1頭が2023年2着のエンヤラヴフェイスで、前走は新潟2歳ステークスの7着、当日は8番人気でした。

人気と組み合わせると、差はもっとはっきりします。

人気×前走成績(1-2-3-着外)連対率
1〜3番人気・前走1着9-5-2-1348.3%
4番人気以下・前走1着1-4-5-2016.7%
4番人気以下・前走2着以下0-1-2-273.3%
2016〜2025年の10回。1〜3番人気で前走2着以下は1頭(2019年のペールエール・3着)だけ

1〜3番人気の30頭のうち29頭が前走1着でした。1〜3番人気の馬は1頭を除いて前走を勝っているので、「前走1着」は人気とかなり重なった条件です。それでも、4番人気以下に限っても前走1着の30頭からは5頭が連対し、前走2着以下の30頭からは1頭でした。

新馬・未勝利を勝って来た45頭から15頭が連対

前走のクラスで分けると、新馬戦か未勝利戦を勝ってすぐここへ来た馬の成績がいちばん良く、前走で重賞に出ていた馬は伸びていません。

前走のクラスと着順成績(1-2-3-着外)連対率
新馬・未勝利を勝って来た7-8-6-2433.3%
オープン・リステッド・1勝クラスを勝って来た2-1-1-630.0%
重賞を勝って来た1-0-0-325.0%
重賞で2着以下0-1-1-146.2%
重賞以外で2着以下0-0-2-130.0%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。オープン・リステッド・1勝クラスを勝って来た馬と重賞を勝って来た馬は15頭未満で参考値

新馬を勝って来た馬は24頭で8頭、未勝利を勝って来た馬は21頭で7頭が連対し、どちらも連対率は33.3%です。2025年は新馬を勝ったばかりのアドマイヤクワッズとカヴァレリッツォで1・2着、2024年は未勝利を勝って来たランフォーヴァウとドラゴンブーストで1・2着でした。

オープン特別を勝って来た馬では、2018年のアドマイヤマーズ(当時はオープン特別だった中京2歳ステークス1着)、2016年のジューヌエコール(ききょうステークス1着)が勝ち、2020年のホウオウアマゾン(野路菊ステークス1着)が2着です。

前走が重賞だった20頭は連対2頭

前走で重賞に出ていた20頭のうち、連対したのは2021年1着のセリフォスと2023年2着のエンヤラヴフェイスの2頭です。

内訳は新潟2歳ステークスが6頭(1勝・2着1回)、サウジアラビアロイヤルカップが4頭(連対0)、小倉2歳ステークスが3頭(連対0)などでした。新潟2歳ステークスから来た1番人気は、2017年のフロンティア(4着)と2019年のペールエール(3着)が連対を外しています。


キャリアと前走の距離・間隔

キャリア1〜2戦の53頭から17頭が連対して10勝し、3戦以上の37頭からは勝ち馬が出ていません。

キャリアは前走までの出走数で、新馬を勝って来た馬は1戦、新馬で負けて未勝利を勝った馬は2戦になります。

キャリア成績(1-2-3-着外)連対率
1戦4-4-3-1333.3%
2戦6-3-3-1731.0%
3〜4戦0-3-4-2011.1%
5戦以上0-0-0-100.0%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。5戦以上は15頭未満で参考値

3戦以上で連対したのは、2020年2着のホウオウアマゾン、2018年2着のメイショウショウブ、2016年2着のボンセルヴィーソの3頭で、3頭とも前走は1着でした。

キャリアが短い馬ほど前走1着の割合が高いので、この差も前走の着順と重なっています。前走1着の馬だけで比べると、キャリア1〜2戦は43頭中16頭(37.2%)、3戦以上は16頭中3頭(18.8%)でした。

前走の距離はこうです。

前走の距離成績(1-2-3-着外)連対率
1400m以下2-2-3-2213.8%
1500〜1600m6-7-5-2629.5%
1700〜1800m2-1-2-1020.0%
1900m以上0-0-0-20.0%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。1900m以上は15頭未満で参考値

同じ1600m前後を走って来た44頭が13頭連対でいちばん高く、1400m以下から距離を延ばして来た29頭は4頭でした。1400m以下から来て連対した4頭は、2024年のランフォーヴァウ、2018年のメイショウショウブ、2016年のジューヌエコールとボンセルヴィーソで、4頭とも前走1着です。

前走からの間隔は、はっきりした差が出ていません。

前走からの間隔成績(1-2-3-着外)連対率
28日以内1-3-3-2014.8%
29〜56日5-3-0-1929.6%
57日以上4-4-7-2122.2%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。前走の日からデイリー杯2歳Sの日までの日数

2か月以上空けて来た57日以上の区分からも、8頭が連対しています。2019年は、6月に阪神の新馬を勝ってから139日ぶりだったレッドベルジュールが勝ちました。


枠順・4コーナーの位置・上がり

枠順は、内の1〜3枠が30頭中9頭連対(30.0%)でいちばん高い数字でした。

枠成績(1-2-3-着外)連対率
内(1〜3枠)5-4-5-1630.0%
中(4〜6枠)4-1-3-2415.6%
外(7〜8枠)1-5-2-2021.4%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。7〜11頭立てなので、頭数の少ない年は外枠にも1頭ずつしか入らない

ただし、京都の7回だけで数え直すと、内は21頭中5頭(23.8%)、中は23頭中4頭(17.4%)、外は21頭中5頭(23.8%)で、差は6ポイントもありません。内の9頭のうち4頭は、阪神で行われた3回の連対でした。

4コーナーの位置は、7〜11頭立てなので、3番手以内を「前」、4〜6番手を「中団」、7番手以下を「後方」としました。

4コーナーの位置成績(1-2-3-着外)連対率
前(3番手以内)4-6-5-2326.3%
中団(4〜6番手)4-2-3-2020.7%
後方(7番手以下)2-2-2-1618.2%
2016〜2025年の10回のうち、競走中止の1頭を除く延べ89頭。4コーナー通過順はnetkeibaの記録

前が少し高いものの、3つの区分の差は8ポイントほどです。2019年のレッドベルジュールは4コーナー9番手から勝ち、2025年のアドマイヤクワッズも7番手から勝っています。

差が大きかったのは上がり3ハロンです。各レースで上がりが最も速かった馬は、10回中8回で2着以内に入りました。連対を外したのは2023年のナムラフッカー(3着)と2018年のハッピーアワー(3着)で、どちらも3着には来ています。

京都の7回と阪神の3回

京都と阪神で分けても、連対率は21.5%と24.0%で、差は2.5ポイントでした。

開催場回数成績(1-2-3-着外)連対率
京都7回7-7-7-4421.5%
阪神3回3-3-3-1624.0%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。阪神は2020〜2022年

阪神の3回は、1番人気が2勝・2着1回、馬連は270円・310円・1,300円で、10回の中でも人気どおりに決まった年が並んでいます。2026年は京都での施行なので、京都の7回の数字のほうが近い条件です。


性別と所属

牝馬は19頭が出走して2勝・2着2回で、連対率は牡馬と2ポイントも変わりません。

性別・所属成績(1-2-3-着外)連対率
牡8-8-10-4522.5%
牝2-2-0-1521.1%
栗東9-8-10-5022.1%
美浦1-2-0-925.0%
2016〜2025年の10回・延べ90頭。美浦は15頭未満で参考値。ほかに地方所属が1頭(2019年・10着)

牝馬で勝ったのは2024年のランフォーヴァウと2016年のジューヌエコールで、2着は2021年のソネットフレーズと2018年のメイショウショウブです。4頭とも前走1着でした。

美浦の馬は10年で12頭しか出走していませんが、2022年のオールパルフェが勝ち、2021年のソネットフレーズと2019年のウイングレイテストが2着に入っています。


朝日杯フューチュリティステークスとのつながり

1・2着馬20頭のうち14頭は、次のレースに朝日杯フューチュリティステークスを選び、3勝・2着2回・3着3回でした。

デイリー杯の年馬(デイリー杯の着順)次走次走の着順
2025アドマイヤクワッズ(1着)朝日杯FS3着
2025カヴァレリッツォ(2着)朝日杯FS1着
2024ドラゴンブースト(2着)朝日杯FS7着
2023ジャンタルマンタル(1着)朝日杯FS1着
2023エンヤラヴフェイス(2着)朝日杯FS13着
2022オールパルフェ(1着)朝日杯FS6着
2022ダノンタッチダウン(2着)朝日杯FS2着
2021セリフォス(1着)朝日杯FS2着
2020レッドベルオーブ(1着)朝日杯FS3着
2020ホウオウアマゾン(2着)朝日杯FS9着
2019レッドベルジュール(1着)朝日杯FS10着
2019ウイングレイテスト(2着)朝日杯FS9着
2018アドマイヤマーズ(1着)朝日杯FS1着
2016ボンセルヴィーソ(2着)朝日杯FS3着
netkeibaの各馬の戦績。次走が朝日杯FSだった1・2着馬だけ

朝日杯フューチュリティステークスを勝ったのは、2025年のカヴァレリッツォ(デイリー杯2着)、2023年のジャンタルマンタル(デイリー杯1着)、2018年のアドマイヤマーズ(デイリー杯1着)です。

残りの6頭は、牝馬の3頭(2024年のランフォーヴァウ、2018年のメイショウショウブ、2016年のジューヌエコール)が阪神ジュベナイルフィリーズへ、2017年のジャンダルムがホープフルステークス(2着)へ進みました。2021年のソネットフレーズは翌年5月のNHKマイルカップ、2017年のカツジは翌年2月のきさらぎ賞まで間を空けています。

3着馬では、2023年のナムラフッカー(11着)、2020年のスーパーホープ(11着)、2019年のペールエール(16着)、2017年のケイアイノーテック(4着)の4頭が朝日杯フューチュリティステークスへ進み、連対はありませんでした。デイリー杯の上位は、12月の2歳GⅠへそのまま向かうことが多いレースです。


2026年の2歳重賞・オープンと条件の当てはめ方

10月23日までに、2026年のJRAの2歳重賞(牝馬限定戦を除く)は5つが終わっています。

レース(日付・距離)1着(人気・キャリア)2着(人気)3着(人気)
函館2歳S(7/19・芝1200m)フェリチタ(9・2戦2勝)イモージェン(2)ダイシンドラゴン(8)
新潟2歳S(8/23・芝1600m)レッチュベルク(1・2戦2勝)トウシンマジック(2)トップチェッカー(5)
中京2歳S(8/30・芝1400m)ジーティーマイカ(1・2戦2勝)シスキンブルーム(4)ビスケットサンド(2)
札幌2歳S(9/5・芝1800m)ショウナンガレオン(1・2戦2勝)コスモハナミズキ(3)デザートスピリット(4)
サウジアラビアRC(10/10・芝1600m)アゴルディーノ(3・3戦2勝)サトノハクマイ(6)フィリオソラーレ(1)
netkeibaの成績(2026年10月24日確認)。キャリアはそのレースまでの出走数と勝ち数

オープン特別とリステッドでは、芝1600mの野路菊ステークス(9月19日・阪神)をブラッドバローズが勝ち、2戦2勝になりました。

レース(日付・距離)1着(人気・キャリア)2着(人気)
ダリア賞(8/8・芝1400m)ルークウォーム(1・2戦2勝)アンムート(2)
コスモス賞(8/15・芝1800m)デアグランツ(2・2戦2勝)アゴルディーノ(1)
クローバー賞(8/22・芝1500m)ブルージェイ(2・2戦2勝)フレイコン(1)
野路菊S(9/19・芝1600m)ブラッドバローズ(2・2戦2勝)シティオブドリーム(4)
芙蓉S(9/26・芝2000m)スタースポット(2・2戦2勝)コスモプルー(4)
アイビーS(10/17・芝1800m)キャピタルストーン(11・4戦2勝)コラリオン(1)
もみじS(10/17・芝1400m)ロンドンガーズ(1・3戦2勝)アンムート(2)
netkeibaの成績(2026年10月24日確認)。2歳のオープン特別・リステッドのうち芝1400m以上

11月7日の京王杯2歳ステークス(東京・芝1400m)は、この記事の時点ではまだ行われていません。牝馬限定のアルテミスステークス(10月24日)とファンタジーステークス(10月31日)は、この表に入れていません。

過去10年の条件を当てはめると、見るのは3つです。

1つ目は前走の着順です。上の表の勝ち馬は前走1着の条件を満たしますが、2着・3着の馬はここで外れます。前走2着以下の31頭から連対したのは1頭でした。

2つ目は前走のクラスです。過去10年では、重賞から来た20頭が連対2頭で、新馬・未勝利を勝ったばかりの馬のほうが成績が上でした。2026年の重賞の勝ち馬が出てくるなら、前走1着でも「前走重賞」の側に入ります。

3つ目はキャリアです。サウジアラビアロイヤルカップを勝ったアゴルディーノは、ここで4戦目になります。過去10年で、キャリア3戦以上の馬から勝ち馬は出ていません。

この記事を書いた10月24日の時点では、デイリー杯2歳ステークスの特別登録はまだです。11月に京都・東京で新馬や未勝利を勝つ馬も候補に入るので、出走馬は特別登録と出馬表で確定してから、上の3つの条件に当てはめてください。


よくある質問

本文の表に入れなかった6つの疑問に、過去10年の数字で答えます。例が少なく、傾向とまでは言えないものも含みます。

Q. 新馬を勝ったばかりの馬でも通用しますか?

A. 新馬を勝ってすぐ出走した24頭は、4勝・2着4回で連対率33.3%です。2025年のアドマイヤクワッズ、2023年のジャンタルマンタル、2019年のレッドベルジュール、2017年のジャンダルムが新馬勝ちから続けて勝っています。キャリア1戦でも、過去10年では割り引く理由になっていません。

Q. 前走をどの競馬場で走っていたかで差はありましたか?

A. 前走の競馬場で15頭以上いたのは京都と阪神だけで、前走京都の19頭は6頭が連対(31.6%)、前走阪神の17頭は3頭が連対(17.6%)でした。中京(13頭中5頭)・新潟(12頭中3頭)・東京(11頭中1頭)は15頭に満たないので参考値です。前走が札幌だった6頭は連対0頭ですが、4頭が3着以内に入っています。

Q. 雨で馬場が悪くなったときはどうでしたか?

A. 過去10年で良馬場でなかったのは、稍重だった2023年の1回だけです。その年は1番人気のジャンタルマンタルが勝ち、8番人気のエンヤラヴフェイスが2着、10番人気のナムラフッカーが3着で、3連単は190,420円になりました。1回しかないので、馬場が渋ったときの傾向とは言えません。

Q. 関東の馬(美浦所属)はどうでしたか?

A. 美浦所属の出走は10年で12頭で、1勝・2着2回です。勝ったのは2022年のオールパルフェ(前走中山の未勝利1着)で、2着は2021年のソネットフレーズと2019年のウイングレイテストでした。12頭しかいないので、関東馬だから有利・不利とは言えません。

Q. 少頭数で荒れることはありますか?

A. 出走は7〜11頭で、馬連が1万円を超えたのは2019年(11頭立て・10,840円)の1回です。7〜8頭立てだった4回の馬連は270円から390円で、9〜11頭立ての6回は1,300円から10,840円、うち4回が2,000円を超えました。ただし頭数の区分はそれぞれ4回と6回しかないので、頭数が少ないと堅いという傾向とまでは言えません。

Q. デイリー杯2歳ステークスの勝ち馬は、そのあと活躍していますか?

A. 勝ち馬10頭のうち、次の朝日杯フューチュリティステークスを勝ったのは2018年のアドマイヤマーズと2023年のジャンタルマンタルの2頭です。2着馬では2025年のカヴァレリッツォが朝日杯フューチュリティステークスを勝ちました。勝ち馬のうち7頭が次走で朝日杯フューチュリティステークスへ進み、2勝・2着1回・3着2回でした。


参考情報

この記事の数字は、JRAの公式ページとnetkeibaの成績を当サイトが集計したものです。

確認日は2026年10月22日から24日です。

  • JRA 2026年 重賞競走一覧(2026年のデイリー杯2歳ステークスの施行日・場所・条件・距離、2026年の2歳重賞の日程)
  • netkeiba 競馬データベース(過去の全着順・払戻・各馬の戦績・所属・次走・2026年の2歳戦の成績。この記事の集計はすべてここから機械的に行った)

重賞の日程と、同じ京都の芝外回り1600mで行われるGⅠの記事もあります。

免責事項

本記事は公開データの集計で、的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。

集計の対象は2016年から2025年までの10回・延べ90頭(競走中止の1頭を含む)で、15頭に満たない区分は参考値として扱っています。4コーナーの位置と上がり3ハロンの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走などからの推定になります。2026年の2歳戦の馬が出走するかどうかは、特別登録と出馬表で確定します。

更新履歴

2026年10月24日に公開しました。2016〜2025年の10回・延べ90頭で集計しています。

以後は毎年のレース後に、最新の10年で数え直して更新します。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部が担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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