東京スポーツ杯2歳ステークス(東スポ杯2歳S)は、東京の芝1800mで行われる2歳のGⅡです。2026年は11月23日(月・祝)の東京で第31回が行われます。このページでは、2016年から2025年までの10回、延べ105頭を1頭ずつ数え直し、人気・前走の着順とクラス・キャリア・枠順・4コーナーの位置のどこで結果が分かれたのかを並べました。
数字はnetkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から機械的に集計し、指標は連対率(2着以内に入った割合)で統一しています。出走は7〜16頭で、15頭に満たない区分は判断に使わず、参考値として残しました。
先に結論を書くと、この10年でいちばんはっきりしていたのは「前走で崩れた馬は来ていない」ことです。勝ち馬10頭のうち9頭は前走1着で、前走で4着以下だった11頭は3着にも入っていません。
この記事でわかること
- 勝ち馬10頭中9頭が前走1着で、前走4着以下の11頭は1頭も3着以内に入っていないこと
- 1番人気が5勝し、10番人気以下の18頭は1頭も3着以内に入っていないこと
- 新馬・未勝利を勝って来た馬が6勝し、サウジアラビアロイヤルカップから来た4頭のうち3頭が連対していること
- 前走から28日以内で出走した25頭からは、連対が1頭しか出ていないこと
- 1〜3着馬30頭のうち7頭が、のちに平地のGⅠを勝っていること
- 2026年の2歳重賞・オープンの上位馬に、過去10年の条件をどう当てはめるか
結論|過去10年で残った条件と、外していい条件
過去10回で連対率の差が大きかったのは、前走の着順・人気・前走からの間隔の3つです。
枠順・4コーナーの位置・前走の距離は、区分ごとの差が10ポイントほどに収まりました。キャリアの差は、前走の着順やクラスとかなり重なっています。
| 外していい条件 | 過去10年(10回)の数字 |
|---|---|
| 前走で4着以下 | 11頭中0頭が3着以内(0.0%)。前走4〜5着が5頭、6着以下が6頭 |
| 10番人気以下 | 18頭中0頭が3着以内(0.0%) |
| 前走から28日以内 | 25頭中1頭が連対(4.0%)。2022年1着のガストリック(5番人気・27日前に新馬1着)だけ |
| キャリア5戦以上 | 5頭中0頭が連対(参考値) |
残したほうがいい側はこうなります。
| 残す条件 | 過去10年(10回)の数字 |
|---|---|
| 1〜3番人気で前走1着 | 27頭中11頭が連対(40.7%)、7勝 |
| 前走1着 | 77頭中17頭が連対(22.1%)、9勝 |
| 新馬を勝って来た | 43頭中10頭が連対(23.3%)、5勝 |
| 前走から57日以上空けて来た | 48頭中11頭が連対(22.9%)、7勝 |
「前走4着以下」と「10番人気以下」を外すと、105頭が81頭に減り、連対20頭と3着10頭はすべて残ります。さらに「前走から28日以内」を外すと66頭・連対19頭で、連対馬で落ちるのは2022年1着のガストリックだけです。1レース平均で7頭ほどに絞れますが、勝ち馬を1頭落とすことになります。
2026年の東京スポーツ杯2歳ステークスと「過去10年」の範囲
2026年の東京スポーツ杯2歳ステークスは、11月23日(月・祝)に東京競馬場の芝1800mで行われる第31回です。
JRAの2026年重賞レース一覧では「GⅡ東スポ杯2歳S 東京 2歳 芝1,800」とされ、距離も条件も前年と変わっていません。netkeibaの記録では2025年が第30回でした。2026年の2歳重賞では、11月7日(土)に東京で京王杯2歳ステークス(芝1400m)、11月28日(土)に京都で京都2歳ステークス(芝2000m)が組まれています。
この記事の「過去10年」は、今年を除いた直近10年の暦年、2016年から2025年までです。当サイトの重賞日程2026の一覧と同じ窓です。10回とも東京の芝1800mで、2020年(11月23日)と2025年(11月24日)は祝日の月曜に行われました。
出走頭数は7頭から16頭で、10回の合計が105頭です。15頭以上だったのは2018年の16頭立て1回だけで、残りの9回は7〜12頭でした。10回とも競走中止・失格の馬はいません。
格と斤量
netkeibaの記録では2020年までがGⅢ、2021年からがGⅡで、この記事は格が変わる前の5回も数えています。
当サイトが出走馬の斤量で確かめると、105頭すべてがその年の馬齢重量どおりでした。2022年までは牡馬55kg・牝馬54kg、2023年からは牡馬56kg・牝馬55kgです。斤量で条件を分けてはいません。
過去10年の結果一覧
10回のうち1番人気が勝ったのは5回で、2016年の稍重を除く9回が良馬場で行われました。
| 年 | 頭数 | 1着(人気) | 2着(人気) | 3着(人気) | 馬連 | 3連単 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 12 | パントルナイーフ(3) | ゾロアストロ(5) | ライヒスアドラー(2) | 2,960円 | 33,610円 |
| 2024 | 9 | クロワデュノール(1) | サトノシャイニング(3) | レッドキングリー(2) | 660円 | 2,300円 |
| 2023 | 10 | シュトラウス(4) | シュバルツクーゲル(8) | ファーヴェント(2) | 9,420円 | 83,770円 |
| 2022 | 11 | ガストリック(5) | ダノンザタイガー(2) | ハーツコンチェルト(1) | 2,430円 | 13,870円 |
| 2021 | 12 | イクイノックス(1) | アサヒ(4) | テンダンス(6) | 1,200円 | 9,350円 |
| 2020 | 10 | ダノンザキッド(1) | タイトルホルダー(5) | ジュンブルースカイ(3) | 1,330円 | 7,080円 |
| 2019 | 8 | コントレイル(1) | アルジャンナ(2) | ラインベック(3) | 360円 | 1,330円 |
| 2018 | 16 | ニシノデイジー(8) | アガラス(7) | ヴァンドギャルド(4) | 24,750円 | 593,030円 |
| 2017 | 7 | ワグネリアン(1) | ルーカス(2) | シャルルマーニュ(3) | 170円 | 820円 |
| 2016 | 10 | ブレスジャーニー(2) | スワーヴリチャード(4) | ムーヴザワールド(1) | 1,470円 | 8,270円 |
馬連の中央値は1,400円、3連単の中央値は8,810円です。馬連が1,000円を切ったのは3回で、どれも1番人気が勝ち、2着も3番人気以内でした。馬連が1万円を超えたのは、16頭立てで8番人気と7番人気が1・2着に入った2018年(24,750円)の1回だけです。
人気|1番人気は5勝、10番人気以下は3着内0
1番人気の成績は5勝・2着0回・3着2回・着外3回で、連対率は50.0%です。
| 人気 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 5-0-2-3 | 50.0% | 70.0% |
| 2番人気 | 1-3-3-3 | 40.0% | 70.0% |
| 3番人気 | 1-1-3-5 | 20.0% | 50.0% |
| 4番人気 | 1-2-1-6 | 30.0% | 40.0% |
| 5番人気 | 1-2-0-7 | 30.0% | 30.0% |
| 6〜9番人気 | 1-2-1-33 | 8.1% | 10.8% |
| 10番人気以下 | 0-0-0-18 | 0.0% | 0.0% |
まとめると、1〜3番人気の30頭から11頭が連対し(36.7%)、7勝しています。4〜6番人気は30頭中6頭(20.0%)、7〜9番人気は27頭中3頭(11.1%)、10番人気以下は18頭中0頭でした。7〜9番人気の連対3頭のうち2頭は、16頭立てだった2018年のニシノデイジー(8番人気・1着)とアガラス(7番人気・2着)です。
1番人気が連対を外したのは5回です。
| 年 | 1番人気 | 着順 | 前走 |
|---|---|---|---|
| 2025 | ダノンヒストリー | 7着 | 新馬 1着 |
| 2023 | フォルラニーニ | 8着 | 新馬 1着 |
| 2022 | ハーツコンチェルト | 3着 | 新馬 1着 |
| 2018 | ルヴォルグ | 9着 | 新馬 1着 |
| 2016 | ムーヴザワールド | 3着 | 新馬 1着 |
1番人気10頭のうち9頭が、新馬を勝ってすぐここへ来た馬でした。その9頭は4勝・3着2回で、連対を外した5頭もすべてこの中にいます。過去10回のうち9回は、新馬を勝ったばかりの馬が1番人気になり、その9頭は勝つか、3着以下に負けるかのどちらかでした。
前走|勝ち馬10頭中9頭が前走1着
前走で1着だった77頭から17頭が連対し、勝ち馬10頭のうち9頭がこの中から出ています。
| 前走の着順 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 1着 | 9-8-8-52 | 22.1% | 32.5% |
| 2〜3着 | 1-2-2-12 | 17.6% | 29.4% |
| 4〜5着 | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% |
| 6着以下 | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% |
前走1着でなかった勝ち馬は、2023年のシュトラウス(前走サウジアラビアロイヤルカップ3着・4番人気)だけです。前走2〜3着の連対はほかに、2025年2着のゾロアストロ(サウジアラビアロイヤルカップ3着)と2018年2着のアガラス(コスモス賞2着)でした。
人気と組み合わせると、こうなります。
| 人気×前走 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 1〜3番人気・前走1着 | 7-4-6-10 | 40.7% |
| 4番人気以下・前走1着 | 2-4-2-42 | 12.0% |
| 4番人気以下・前走2着以下 | 1-2-0-22 | 12.0% |
1〜3番人気の30頭のうち27頭が前走1着でした。4番人気以下に限ると、前走1着の50頭と前走2着以下の25頭は連対率が同じ12.0%です。このレースの「前走1着」は人気とかなり重なった条件で、差がはっきり出るのは前走4着以下まで崩れた馬のほうです。
新馬・未勝利を勝って来た67頭から6勝
前走のクラスで分けると、新馬戦か未勝利戦を勝ってすぐここへ来た馬が延べ105頭の6割を占め、勝ち馬も6頭出ています。
| 前走のクラスと着順 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 新馬・未勝利を勝って来た | 6-8-7-46 | 20.9% |
| オープン・リステッド・1勝クラスを勝って来た | 1-0-1-5 | 14.3% |
| 重賞を勝って来た | 2-0-0-1 | 66.7% |
| 重賞で2着以下 | 1-1-0-9 | 18.2% |
| 重賞以外で2着以下 | 0-1-2-14 | 5.9% |
新馬を勝って来た馬は43頭で10頭(23.3%・5勝)、未勝利を勝って来た馬は24頭で4頭(16.7%・1勝)が連対しました。2024年は新馬を勝ったばかりのクロワデュノールとサトノシャイニングで1・2着、2019年もコントレイルとアルジャンナの新馬勝ち2頭で1・2着です。
オープン特別を勝って来た馬では、2017年のワグネリアン(野路菊ステークス1着)が勝っています。1勝クラスの百日草特別から来た5頭は、連対がありませんでした。
サウジアラビアロイヤルカップから来た4頭は3頭が連対
前走で重賞に出ていた14頭のうち連対は4頭で、そのうち3頭がサウジアラビアロイヤルカップから来た馬でした。
サウジアラビアロイヤルカップは、同じ東京で10月に行われる芝1600mの重賞です。
| 年 | 馬(東スポ杯の人気) | 前走 | 東スポ杯の着順 |
|---|---|---|---|
| 2025 | ゾロアストロ(5) | サウジアラビアRC 3着 | 2着 |
| 2025 | チュウワカーネギー(9) | サウジアラビアRC 5着 | 9着 |
| 2023 | シュトラウス(4) | サウジアラビアRC 3着 | 1着 |
| 2016 | ブレスジャーニー(2) | サウジアラビアRC 1着 | 1着 |
ただし4頭しかいないので、傾向とまでは言えません。前走が重賞だった残りの1頭の連対は、2018年1着のニシノデイジー(札幌2歳ステークス1着)です。札幌2歳ステークスから来た7頭のうち、ほかの6頭は連対していません。
キャリアと前走の距離・間隔
キャリア1〜2戦の71頭から16頭が連対して8勝し、5戦以上の5頭は連対がありませんでした。
キャリアは前走までの出走数で、新馬を勝って来た馬は1戦、新馬で負けて未勝利を勝った馬は2戦になります。
| キャリア | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 1戦 | 5-5-6-27 | 23.3% |
| 2戦 | 3-3-3-19 | 21.4% |
| 3〜4戦 | 2-2-1-24 | 13.8% |
| 5戦以上 | 0-0-0-5 | 0.0% |
キャリア3〜4戦で勝ったのは、2018年のニシノデイジー(札幌2歳ステークス1着)と2016年のブレスジャーニー(サウジアラビアロイヤルカップ1着)の2頭で、どちらも前走で重賞を勝っていました。前走1着の馬だけで比べると、キャリア1〜2戦は60頭中14頭(23.3%)、3戦以上は17頭中3頭(17.6%)です。
前走の距離はこうです。
| 前走の距離 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 1400m以下 | 0-0-0-4 | 0.0% |
| 1500〜1600m | 2-1-2-10 | 20.0% |
| 1700〜1800m | 8-5-6-39 | 22.4% |
| 1900m以上 | 0-4-2-22 | 14.3% |
同じ1800m前後を走って来た58頭から8勝が出ています。2000mから距離を縮めて来た28頭は2着が4回で、勝ち馬は出ていません。1500〜1600mから来た2勝は、サウジアラビアロイヤルカップ組のシュトラウスとブレスジャーニーです。
前走からの間隔は、28日以内とそれより長い馬で差が出ました。
| 前走からの間隔 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 28日以内 | 1-0-3-21 | 4.0% |
| 29〜56日 | 2-6-3-21 | 25.0% |
| 57日以上 | 7-4-4-33 | 22.9% |
28日以内の25頭で連対したのは、2022年1着のガストリック(前走から27日)だけです。3着には3頭が来ていますが、中2〜3週で続けて使う馬は、このレースでは連対まで届いていません。反対に、2024年のクロワデュノールは160日ぶり、2020年のダノンザキッドは148日ぶりで勝っています。
枠順・4コーナーの位置・上がり
枠順は、内の1〜3枠が33頭中9頭連対(27.3%)でいちばん高い数字でした。
| 枠 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 内(1〜3枠) | 5-4-5-19 | 27.3% |
| 中(4〜6枠) | 3-3-2-30 | 15.8% |
| 外(7〜8枠) | 2-3-3-26 | 14.7% |
内と中・外の差は12ポイントほどです。8枠は17頭中2頭(11.8%)、3枠は11頭中4頭(36.4%)でしたが、どちらも1つの枠では頭数が少なく、枠1つずつの傾向とは言えません。
4コーナーの位置は、頭数によって区切りを変えました。3番手以内か頭数の4分の1以内を「前」、6番手以内か頭数の6割以内を「中団」、それより後ろを「後方」としています。
| 4コーナーの位置 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 前 | 3-3-3-25 | 17.6% |
| 中団 | 5-3-5-24 | 21.6% |
| 後方 | 2-4-2-26 | 17.6% |
3つの区分の差は4ポイントほどで、前でも後ろでも来ています。2021年のイクイノックスは4コーナー8番手、2016年のブレスジャーニーは7番手から勝ちました。
差が大きかったのは上がり3ハロンです。各レースで上がりが最も速かった馬は、10回中8回で2着以内に入りました。連対を外したのは2023年のショウナンラプンタ(4着)と2022年のハーツコンチェルト(3着)です。最速の馬が2頭並んだ2024年(クロワデュノール1着・デルアヴァー5着)は、どちらか1頭が2着以内に入った回として数えました。上がりの順位はレースが終わってから分かる数字なので、レース前には前走の上がりなどから見当を付けることになります。
性別と所属
牝馬は10年で5頭が出走し、3着以内に入った馬は1頭もいません。最高は4着でした。
| 性別・所属 | 成績(1-2-3-着外) | 連対率 |
|---|---|---|
| 牡 | 10-10-10-70 | 20.0% |
| 牝 | 0-0-0-5 | 0.0% |
| 栗東 | 4-3-7-31 | 15.6% |
| 美浦 | 6-7-3-43 | 22.0% |
最高だったのは2019年のオーロラフラッシュ(4番人気・4着)です。5頭しかいないので、牝馬が不利とまでは言えません。
美浦の馬は59頭で6勝・2着7回、栗東の馬は45頭で4勝・2着3回です。連対率の差は6ポイントほどで、栗東の馬は3着が7回あり、3着内率は栗東31.1%・美浦27.1%と逆になります。
ホープフルステークス・朝日杯FSとのつながり
1・2着馬20頭のうち7頭は、次のレースに12月のホープフルステークスを選び、3勝・3着1回でした。
| 東スポ杯の年 | 馬(東スポ杯の着順) | 次走 | 次走の着順 |
|---|---|---|---|
| 2024 | クロワデュノール(1着) | ホープフルS | 1着 |
| 2023 | シュトラウス(1着) | 朝日杯FS | 10着 |
| 2022 | ガストリック(1着) | ホープフルS | 16着 |
| 2020 | ダノンザキッド(1着) | ホープフルS | 1着 |
| 2020 | タイトルホルダー(2着) | ホープフルS | 4着 |
| 2019 | コントレイル(1着) | ホープフルS | 1着 |
| 2018 | ニシノデイジー(1着) | ホープフルS | 3着 |
| 2017 | ルーカス(2着) | ホープフルS | 6着 |
ホープフルステークスを勝ったのは、2024年のクロワデュノール、2020年のダノンザキッド、2019年のコントレイルで、3頭とも東スポ杯2歳ステークスの勝ち馬です。朝日杯フューチュリティステークスへ進んだ1・2着馬は、2023年のシュトラウス(10着)だけでした。
残りの12頭は年明けまで間を空けています。2025年のパントルナイーフは翌年4月の皐月賞、2021年のイクイノックスも翌年4月の皐月賞(2着)、2017年のワグネリアンは翌年3月の弥生賞(2着)まで出走していません。3着馬を含めた30頭では、次走がホープフルステークスか朝日杯フューチュリティステークスだったのは13頭です。
のちのGⅠ馬が7頭出ている
1〜3着の30頭のうち、のちに平地のGⅠを勝った馬は7頭で、そのうち5頭が勝ち馬です。
| 東スポ杯の年 | 馬(東スポ杯の着順) | のちに勝った平地GⅠ |
|---|---|---|
| 2024 | クロワデュノール(1着) | ホープフルS・東京優駿・大阪杯・天皇賞(春) |
| 2021 | イクイノックス(1着) | 天皇賞(秋)2回・有馬記念・ドバイシーマクラシック・宝塚記念・ジャパンC |
| 2020 | ダノンザキッド(1着) | ホープフルS |
| 2020 | タイトルホルダー(2着) | 菊花賞・天皇賞(春)・宝塚記念 |
| 2019 | コントレイル(1着) | ホープフルS・皐月賞・東京優駿・菊花賞・ジャパンC |
| 2017 | ワグネリアン(1着) | 東京優駿 |
| 2016 | スワーヴリチャード(2着) | 大阪杯・ジャパンC |
勝ち馬10頭のうち5頭がのちにGⅠを勝ち、2024年のクロワデュノール、2019年のコントレイル、2017年のワグネリアンの3頭は、翌年の東京優駿(日本ダービー)を勝っています。2歳の秋に東京の1800mを勝った馬が、翌年の春に同じ東京の2400mも勝った例が10年で3回あります。
2026年の2歳重賞・オープンと条件の当てはめ方
2026年のJRAの2歳重賞・オープンで、芝1600m以上の牝馬限定戦でないレースは7つ終わっています。
netkeibaで10月25日に確かめた範囲の結果です。
| レース(日付・距離) | 1着(人気・キャリア) | 2着(人気) | 3着(人気) |
|---|---|---|---|
| コスモス賞(8/15・芝1800m) | デアグランツ(2・2戦2勝) | アゴルディーノ(1) | コスモハナミズキ(5) |
| 新潟2歳S(8/23・芝1600m) | レッチュベルク(1・2戦2勝) | トウシンマジック(2) | トップチェッカー(5) |
| 札幌2歳S(9/5・芝1800m) | ショウナンガレオン(1・2戦2勝) | コスモハナミズキ(3) | デザートスピリット(4) |
| 野路菊S(9/19・芝1600m) | ブラッドバローズ(2・2戦2勝) | シティオブドリーム(4) | ジーティーサクラ(1) |
| 芙蓉S(9/26・芝2000m) | スタースポット(2・2戦2勝) | コスモプルー(4) | ジョドレルバンク(1) |
| サウジアラビアRC(10/10・芝1600m) | アゴルディーノ(3・3戦2勝) | サトノハクマイ(6) | フィリオソラーレ(1) |
| アイビーS(10/17・芝1800m) | キャピタルストーン(11・4戦2勝) | コラリオン(1) | コスモイェーガー(10) |
11月7日の京王杯2歳ステークス(東京・芝1400m)は、この記事の時点ではまだ行われていません。京王杯2歳ステークスから東スポ杯2歳ステークスに出る場合、間隔は16日になります。
過去10年の条件を当てはめると、見るのは3つです。
1つ目は前走の着順です。上の表で4着以下に負けた馬は、過去10年の数字では3着以内にも入っていない側に入ります。2着・3着の馬は外れるほどではなく、2023年のシュトラウスのようにサウジアラビアロイヤルカップの3着から勝った例もあります。
2つ目は前走からの間隔です。11月23日までの日数は、新潟2歳ステークスから92日、札幌2歳ステークスから79日、芙蓉ステークスから58日、サウジアラビアロイヤルカップから44日、アイビーステークスから37日で、どれも28日を超えます。28日以内になるのは、11月に入ってからの新馬・未勝利・オープンや京王杯2歳ステークスから来る馬です。
3つ目はキャリアです。この記事のキャリアは前走までの出走数なので、サウジアラビアロイヤルカップを勝ったアゴルディーノは3戦、アイビーステークスを勝ったキャピタルストーンは4戦で、どちらも「3〜4戦」の区分に入ります。過去10年で3〜4戦の29頭から勝ったのは2頭で、どちらも前走で重賞を勝っていました。
この記事を書いた10月25日の時点では、東京スポーツ杯2歳ステークスの特別登録はまだです。過去10年では新馬や未勝利を勝ったばかりの馬が延べ105頭の6割を占めていたので、出走馬は特別登録と出馬表で確定してから、上の3つの条件に当てはめてください。
よくある質問
本文の表に入れなかった6つの疑問に、過去10年の数字で答えます。例が少なく、傾向とまでは言えないものも含みます。
Q. 前走1着の馬は、毎年何頭くらい出てきますか?
A. 1レースに4頭から11頭で、10回の合計が77頭です。どの年も前走1着の馬から1〜2頭が連対していて、0頭だった年はありません。前走1着が4頭しかいなかった2020年は、ダノンザキッドとタイトルホルダーの2頭で1・2着でした。前走1着だけでは1レース平均7.7頭が残るので、ほかの条件と合わせて絞る必要があります。
Q. 前走も東京を走っていた馬は有利ですか?
A. 前走が東京だった38頭は4勝・2着2回で、連対率は15.8%です。前走が阪神だった16頭は3勝・2着2回(31.2%)で、東京の馬より高い数字でした。前走で東京の芝1800mを走っていた14頭は2勝・2着1回ですが、15頭に満たないので参考値です。同じコースを経験していることが、このレースでは目立った差になっていません。
Q. 雨で馬場が悪くなったときはどうでしたか?
A. 過去10年で良馬場でなかったのは、稍重だった2016年の1回だけです。その年は2番人気のブレスジャーニーが勝ち、4番人気のスワーヴリチャードが2着、1番人気のムーヴザワールドが3着で、馬連は1,470円でした。1回しかないので、馬場が渋ったときの傾向とは言えません。
Q. 牝馬はどうでしたか?
A. 牝馬の出走は10年で5頭だけで、最高は2019年のオーロラフラッシュ(4番人気)の4着です。ほかの4頭は7番人気以下で、7着から16着でした。5頭しかいないので、牝馬が不利とまでは言えません。
Q. 多頭数になると荒れますか?
A. 15頭以上で行われたのは、16頭立ての2018年だけです。その年は8番人気のニシノデイジーと7番人気のアガラスで決まり、馬連24,750円・3連単593,030円になりました。7〜12頭立ての9回で馬連が5,000円を超えたのは2023年(9,420円)の1回です。多頭数は1回しかないので、頭数が多いと荒れるという傾向とまでは言えません。
Q. 3着に入った馬は、そのあとどうなりましたか?
A. 3着馬10頭のうち、のちにGⅠを勝った馬はいません。次走でホープフルステークスへ進んだのは、2022年のハーツコンチェルト(7着)、2019年のラインベック(4着)、2018年のヴァンドギャルド(6着)、2017年のシャルルマーニュ(12着)の4頭で、2020年のジュンブルースカイは朝日杯フューチュリティステークスで12着でした。1・2着馬から7頭のGⅠ馬が出ているのに比べると、3着との差がはっきりしています。
参考情報
この記事の数字は、JRAの公式ページとnetkeibaの成績を当サイトが集計したものです。
確認日は2026年10月25日です。
- JRA 2026年 重賞競走一覧(2026年の東京スポーツ杯2歳ステークスの施行日・場所・条件・距離、2026年の2歳重賞の日程)
- netkeiba 競馬データベース(過去の全着順・払戻・各馬の戦績・所属・次走・のちのGⅠ勝ち・2026年の2歳戦の成績。この記事の集計はすべてここから機械的に行った)
重賞の日程と、同じ2歳の重賞の記事もあります。
免責事項
本記事は公開データの集計で、的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。
集計の対象は2016年から2025年までの10回・延べ105頭で、15頭に満たない区分は参考値として扱っています。4コーナーの位置と上がり3ハロンの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走などからの推定になります。2026年の2歳戦の馬が出走するかどうかは、特別登録と出馬表で確定します。
更新履歴
2026年10月25日に公開しました。2016〜2025年の10回・延べ105頭で集計しています。
以後は毎年のレース後に、最新の10年で数え直して更新します。

