阪神カップ 過去10年データ|7番人気以下は110頭で連対3頭、前走リステッド以下の53頭は連対1頭

阪神カップ 過去10年データ|7番人気以下は110頭で連対3頭、前走リステッド以下の53頭は連対1頭

阪神カップ(阪神C)は、年末の阪神芝1400mで行われる3歳以上のGIIです。2026年は12月26日(土)に行われます。このページでは、2016年から2025年までの10回、延べ170頭を1頭ずつ数え直し、人気・前走・間隔・年齢・芝GIの実績・枠順・4コーナーの位置のどこで結果が分かれたのかを並べました。

数字はnetkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から集計し、指標は連対率(2着以内に入った割合)で統一しています。15頭に満たない区分は参考値です。

先に結論を書くと、この10年で連対が1割に届かない区分が3つあります。7番人気以下の110頭(連対3頭)、前走がリステッド・オープン特別以下だった53頭(連対1頭)、前走から21日以内で出てきた19頭(3着以内も0頭)です。7番人気以下の連対3頭はすべて2018年までで、2019年からの7回は79頭で連対0頭です。

この記事でわかること

  • 7番人気以下の110頭で連対は3頭、2019年以降の79頭では0頭であること
  • 前走がリステッド・オープン特別以下だった53頭で連対は1頭だけであること
  • 前走GI組が5勝し、前走GI・GIIの1〜6番人気は50頭中15頭が連対すること
  • 芝のGIを勝ったことがある31頭の連対率が29.0%で、ない馬の3.7倍あること
  • 同じ馬が何度も好走していて、前年までに3着以内があった馬は延べ11回で4回連対したこと
  • 2026年の秋の短距離・マイル重賞の上位馬に、過去10年の条件をどう当てはめるか

目次

結論|過去10年で外していい条件と、残す条件

過去10回で連対率の差が大きかったのは、人気・前走のクラス・前走からの間隔・芝GIの実績の4つです。

外していい条件過去10年(10回)の数字
7番人気以下110頭中3頭が連対(2.7%)。2019〜2025年の79頭は連対0頭
前走がリステッド・オープン特別以下53頭中1頭が連対(1.9%)。2018年2着のミスターメロディだけ
前走から21日以内19頭中0頭が3着以内。17頭は12月上旬のリステッド・オープン特別から
前走GIIIで4着以下18頭中0頭が連対。3着以内も0頭
2016〜2025年の10回・延べ170頭。netkeibaの過去レース結果と各馬の戦績から当サイトが集計

残したほうがいい側はこうなります。

残す条件過去10年(10回)の数字
1〜3番人気30頭中12頭が連対(40.0%)、6勝
前走GI52頭中13頭が連対(25.0%)、5勝
前走GI・GIIで1〜6番人気50頭中15頭が連対(30.0%)
芝のGIを勝ったことがある31頭中9頭が連対(29.0%)。勝ったことがない139頭は11頭(7.9%)
前年までにこのレースで3着以内延べ11回で4回連対(参考値)
2016〜2025年の10回・延べ170頭。前年までに3着以内の馬は15頭未満の参考値

「7番人気以下」「前走リステッド・オープン特別以下」「前走から21日以内」の3つを外すと、170頭が53頭に減り、連対20頭のうち16頭が残ります。勝ち馬は10頭中8頭が残り、落ちる連対4頭は2016年のシュウジ、2017年のダンスディレクター、2018年のダイアナヘイローとミスターメロディで、どれも2018年までです。7番人気以下は当日のオッズで決まるので、レース前に使えるのは前走のクラスと間隔と、前日までの人気の見込みです。


2026年の阪神カップと「過去10年」の範囲

2026年の阪神カップは、12月26日(土)に阪神競馬場の芝1400mで行われる3歳以上のGIIです。

JRAの2026年重賞競走一覧では、同じ12月26日に中山でホープフルS(GI)と中山大障害(J・GI)が組まれ、翌27日が有馬記念です。阪神カップは3歳以上オープン・定量で、斤量は年齢と性別だけで決まります。

この記事の「過去10年」は、今年を除いた直近10年の暦年、2016年から2025年までです。当サイトの重賞日程2026の一覧と同じ窓です。10回のうち2024年の1回だけは京都競馬場で行われています。

年開催コース
2016〜2023年阪神(5回または6回阪神の7〜8日目)芝1400m
2024年京都(7回京都7日目)芝1400m(外回り)
2025年阪神(5回阪神7日目)芝1400m
netkeibaの各年のレース成績ページ(開催回・日目・コース)で確かめた

出走頭数は15〜18頭で、阪神の9回が152頭、京都の1回が18頭です。枠順と4コーナーの位置は、阪神の9回だけで数えた数字も添えています。2021年に競走を中止した1頭(ベストアクター)は着外に数え、4コーナーの通過順が無いので4コーナーの表だけ169頭になります。

斤量は全頭が基準どおり

定量戦なので、延べ170頭すべてがその年の年齢と性別の基準どおりの斤量で走っています。

出走馬の斤量で確かめると、4歳以上の牡馬・せん馬は2022年まで57kg、2023年から58kgです。3歳はそこから1kg、牝馬は2kg軽くなります。斤量の重い・軽いで成績を分ける材料はありません。


過去10年の結果一覧

10回のうち1番人気が勝ったのは3回で、馬連が1万円を超えたのは2018年と2020年の2回です。

年開催馬場頭数1着(人気)2着(人気)3着(人気)馬連3連単
2025阪神良16ルガル(3)ナムラクレア(1)フォーチュンタイム(4)670円9,540円
2024京都良18ナムラクレア(1)マッドクール(6)オフトレイル(9)2,870円65,240円
2023阪神良17ウインマーベル(4)グレナディアガーズ(3)アグリ(2)2,700円35,140円
2022阪神良18ダイアトニック(1)グレナディアガーズ(2)ラウダシオン(11)1,040円77,230円
2021阪神良18グレナディアガーズ(3)ホウオウアマゾン(4)ダノンファンタジー(2)2,120円17,930円
2020阪神良16ダノンファンタジー(4)マルターズディオサ(6)インディチャンプ(1)11,360円59,980円
2019阪神良18グランアレグリア(1)フィアーノロマーノ(3)メイショウショウブ(10)1,050円35,220円
2018阪神稍重16ダイアナヘイロー(11)ミスターメロディ(2)スターオブペルシャ(12)10,160円345,820円
2017阪神良18イスラボニータ(2)ダンスディレクター(7)サングレーザー(3)4,040円24,440円
2016阪神稍重15シュウジ(7)イスラボニータ(2)フィエロ(5)3,280円80,280円
netkeibaの過去レース結果。2016〜2025年の10回・延べ170頭

馬連の中央値は2,785円(670〜11,360円)、3連単の中央値は47,600円です。2019年からの7回は、連対した14頭がすべて6番人気以内でした。


人気|1〜3番人気で12頭連対、7番人気以下は110頭で3頭

1番人気の成績は10頭で3勝・2着1回・3着1回、連対率は40.0%です。

人気成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1番人気3-1-1-540.0%50.0%
2番人気1-3-2-440.0%60.0%
3番人気2-2-1-540.0%50.0%
4〜6番人気2-3-2-2316.7%23.3%
7〜9番人気1-1-1-276.7%10.0%
10番人気以下1-0-3-761.2%5.0%
2016〜2025年の10回・延べ170頭。1〜3番人気は各10頭で、15頭未満の参考値

1番人気で勝ったのは2019年のグランアレグリア、2022年のダイアトニック、2024年のナムラクレアです。

7番人気以下で連対した3頭は、2016年に勝ったシュウジ(7番人気)、2017年2着のダンスディレクター(7番人気)、2018年に逃げ切ったダイアナヘイロー(11番人気)です。2019年からの7回は、7番人気以下の79頭が3着に3頭入っただけで、2着以内は0頭でした。


年齢・性別・所属|3歳は26頭中6頭が連対

年齢は3歳の連対率が23.1%で一番高く、7歳以上は34頭中2頭です。

年齢成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
3歳3-3-3-1723.1%34.6%
4歳2-1-2-289.1%15.2%
5歳3-4-4-4412.7%20.0%
6歳1-1-0-209.1%9.1%
7歳以上1-1-1-315.9%8.8%
2016〜2025年の10回・延べ170頭

3歳の連対6頭は、2016年のシュウジ、2018年のミスターメロディ、2019年のグランアレグリア、2020年のマルターズディオサ、2021年のグレナディアガーズとホウオウアマゾンです。人気で分けると、1〜6番人気の12頭からは5頭が連対し、7番人気以下の14頭からはシュウジ1頭でした。7歳以上の連対は2017年のダンスディレクター(2着)と2022年のダイアトニック(1着)の2頭です。

性別と所属の差は、年齢ほど大きくありません。

区分成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
牡馬6-8-7-10111.5%17.2%
牝馬4-2-2-3015.8%21.1%
せん馬0-0-1-90%10.0%
栗東所属7-8-9-10911.3%18.0%
美浦所属3-2-1-3113.5%16.2%
2016〜2025年の10回・延べ170頭。せん馬は15頭未満の参考値。所属はnetkeibaの成績表の調教師欄で数えた

牝馬の4勝は、2018年のダイアナヘイロー、2019年のグランアレグリア、2020年のダノンファンタジー、2024年のナムラクレアです。牝馬は2kg軽い斤量で出られ、38頭の連対率は牡馬を4.3ポイント上回っています。


前走|クラスで分かれ、着順では分かれにくい

前走のクラスで分けると、リステッド・オープン特別以下から来た53頭で連対は1頭だけです。

前走のクラス成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
GI5-8-4-3525.0%32.7%
GII3-1-4-2512.1%24.2%
GIII2-0-0-306.2%6.2%
リステッド0-0-1-300%3.2%
オープン特別・3勝クラス・地方交流0-1-1-204.5%9.1%
2016〜2025年の10回・延べ170頭。前走は出走取消・除外を除いた直前のレース。リステッドは2019年から付いた格付けで、2018年までの同じレース(オーロC・リゲルSなど)はオープン特別に入っている

勝ち馬10頭の前走は、GIが5頭(マイルCS2頭・スプリンターズS2頭・NHKマイルC1頭)、GIIが3頭(スワンS2頭・府中牝馬S1頭。2020年の府中牝馬Sの名称はアイルランドトロフィー府中牝馬S)、GIIIが2頭(どちらも京阪杯)です。リステッド・オープン特別以下から3着以内に入ったのは、2018年のミスターメロディ(オーロC5着から2着)、同じ年のスターオブペルシャ(オーロC3着から3着)、2025年のフォーチュンタイム(オーロC1着から3着)の3頭で、3頭ともオーロCから来ていました。

前走のクラスと着順を重ねる

前走GIで1〜5着だった20頭は4勝・2着3回で7頭が連対し、連対率は35.0%です。

前走成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
GIで1〜5着4-3-2-1135.0%45.0%
GIで6着以下1-5-2-2418.8%25.0%
GII・GIIIで1〜3着3-0-2-2111.5%19.2%
GII・GIIIで4着以下2-1-2-347.7%12.8%
リステッド・オープン特別以下0-1-2-501.9%5.7%
2016〜2025年の10回・延べ170頭

前走GIで6着以下でも、32頭から1勝・2着5回が出ています。2021年のグレナディアガーズ(マイルCS13着から1着)、2019年のフィアーノロマーノ(マイルCS13着から2着)、2024年のマッドクール(スプリンターズS12着から2着)などです。

前走の着順だけで分けると、差ははっきりしません。

前走の着順1〜6番人気の連対率7番人気以下の連対率
1着12頭中1頭(参考)11頭中0頭(参考)
2〜5着24頭中9頭(37.5%)33頭中2頭(6.1%)
6着以下24頭中7頭(29.2%)66頭中1頭(1.5%)
2016〜2025年の10回・延べ170頭の連対率。前走1着は15頭未満の参考値

前走1着の23頭は10頭がオープン特別・3勝クラスなど、3頭がリステッドで、連対は2022年のダイアトニック(スワンS1着)1頭だけです。前走で負けていても、人気になっている馬は連対しています。分かれ目は前走の着順ではなく、人気と前走のクラスのほうにあります。

前走のレース別|スプリンターズSとマイルCS

前走のレース別で15頭を超えたのは、マイルCS・スプリンターズS・スワンS・京阪杯の4つです。

前走のレース成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
マイルCS2-3-3-1819.2%30.8%
スプリンターズS2-3-1-1326.3%31.6%
スワンS2-1-2-2012.0%20.0%
京阪杯2-0-0-209.1%9.1%
オーロC0-1-2-117.1%21.4%
リゲルS0-0-0-90%0%
キャピタルS0-0-0-80%0%
2016〜2025年の10回・延べ170頭。スワンSは「MBS賞」「毎日放送賞」の2つの表記を合わせた。オーロC・リゲルS・キャピタルSは15頭未満の参考値

マイルCSから来た26頭は、マイルCSで1〜5着なら9頭中3頭、6着以下でも17頭中2頭が連対しています。京阪杯組の連対は2018年のダイアナヘイローと2025年のルガルで、2頭とも京阪杯で2〜3着でした。京阪杯で6着以下だった11頭は連対0頭です。


前走の距離・間隔・キャリア・芝GIの勝ち実績

前走の距離は、1200m以下から来た57頭の連対率14.0%が、同じ1400mから来た54頭の7.4%を上回ります。

前走の距離成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
1200m以下4-4-1-4814.0%15.8%
1300〜1400m2-2-4-467.4%14.8%
1500〜1600m3-3-4-4510.9%18.2%
1700m以上1-1-1-150.0%75.0%
2016〜2025年の10回・延べ170頭。1700m以上は4頭だけの参考値

前走からの間隔は、21日以内の19頭が3着以内0頭です。

前走からの間隔成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
21日以内0-0-0-190%0%
22〜35日4-3-3-4712.3%17.5%
36〜60日2-2-4-398.5%17.0%
61〜110日3-4-3-2520.0%28.6%
111日以上1-1-0-1016.7%16.7%
2016〜2025年の10回・延べ170頭。間隔は前走の日付から阪神カップ当日までの日数。111日以上は15頭未満の参考値

21日以内の19頭のうち17頭は、12月上旬のリゲルS・ラピスラズリS・タンザナイトSなどのリステッド・オープン特別から来ていました。22〜35日はマイルCS組(34日)と京阪杯組(27日)、61〜110日はスプリンターズS組(83日または90日)が中心です。スワンS組の25頭は、10年とも56日の間隔でした。

キャリア(前走までの出走数)は、少ないほど連対率が高くなります。

キャリア(前走まで)成績(1-2-3-着外)連対率3着内率
10戦以下3-3-3-1426.1%39.1%
11〜15戦1-4-2-2615.2%21.2%
16〜20戦3-1-2-359.8%14.6%
21戦以上3-2-3-656.8%11.0%
2016〜2025年の10回・延べ170頭。キャリアはnetkeibaの各馬の戦績から数えた(海外・地方の出走を含み、出走取消・除外は数えない)

芝のGIを勝ったことがある馬は、勝ったことがない馬の3.7倍の連対率です。

芝GIの勝ち実績全体の連対率1〜6番人気の連対率7番人気以下の連対率
あり31頭中9頭(29.0%)23頭中9頭(39.1%)8頭中0頭(参考)
なし139頭中11頭(7.9%)37頭中8頭(21.6%)102頭中3頭(2.9%)
2016〜2025年の10回・延べ170頭。前走までに国内外の芝GIを1着になったことがあるかで分けた。7番人気以下のGI馬は15頭未満の参考値

芝GIの勝ち実績がある馬の連対9頭は、イスラボニータ(2016年2着・2017年1着)、グランアレグリア(2019年1着)、ダノンファンタジー(2020年1着)、グレナディアガーズ(2021年1着・2022年2着・2023年2着)、マッドクール(2024年2着)、ルガル(2025年1着)です。人気をそろえても、1〜6番人気でGI馬が17.5ポイント上回ります。


枠順・4コーナーの位置・上がり

枠順は、阪神の9回では内(1〜3枠)の連対率が16.7%で、外(7〜8枠)を7.8ポイント上回ります。

枠10回全体阪神の9回1〜6番人気(10回)
内(1〜3枠)60頭中9頭(15.0%)54頭中9頭(16.7%)17頭中7頭(41.2%)
中(4〜6枠)59頭中6頭(10.2%)53頭中5頭(9.4%)25頭中5頭(20.0%)
外(7〜8枠)51頭中5頭(9.8%)45頭中4頭(8.9%)18頭中5頭(27.8%)
2016〜2025年の10回・延べ170頭(阪神の9回は152頭、1〜6番人気は60頭)の連対率。分子は2着以内に入った頭数

阪神の9回で勝った9頭のうち6頭が1〜3枠で、1枠から2016年のシュウジと2017年のイスラボニータ、2枠から2018年のダイアナヘイローと2023年のウインマーベルが勝っています。

4コーナーの位置は、ここでは次の3つに分けました。前=4コーナーの順位が「3番手」と「頭数の4分の1」の大きいほう以内、中団=前に入らず「6番手」と「頭数の60%」の大きいほう以内、後方=それより後ろです。18頭立てなら前は4番手まで、中団は5〜10番手になります。

4コーナーの位置全体の連対率1〜6番人気の連対率阪神の9回
前48頭中9頭(18.8%)17頭中7頭(41.2%)43頭中8頭(18.6%)
中団52頭中8頭(15.4%)25頭中7頭(28.0%)47頭中8頭(17.0%)
後方69頭中3頭(4.3%)18頭中3頭(16.7%)61頭中2頭(3.3%)
2016〜2025年の10回・延べ169頭(阪神の9回は151頭。2021年の競走中止1頭は通過順が無いので除いた)。分子は2着以内に入った頭数。通過順位の最後の数字(4コーナー)で分けた

後方から連対したのは、2023年のグレナディアガーズ(4コーナー12番手・2着)、2024年のナムラクレア(同13番手・1着)、2025年のナムラクレア(同10番手・2着)の3頭です。阪神の9回で4コーナー後方から勝った馬はいません。

各レースで上がり3ハロン最速を記録した馬は、同じタイムの馬を全部数えて10回で延べ13頭です(2017年は2頭、2016年は3頭が同タイム)。延べ13頭のうち連対したのは5頭(10回中5回)で、2016年のシュウジ、2019年のグランアレグリア、2021年のグレナディアガーズが1着、2023年のグレナディアガーズと2025年のナムラクレアが2着でした。4コーナーの位置と上がりの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走の通過順などからの推定になります。


同じ馬が何度も好走する|前年までに3着以内なら11回で4回連対

阪神カップは同じ馬が何度も上位に来るレースで、前年までに3着以内があった馬は延べ11回の出走で4回連対しています。

馬阪神カップの成績
イスラボニータ2016年2着(2番人気)→ 2017年1着(2番人気)
ダノンファンタジー2020年1着(4番人気)→ 2021年3着(2番人気)
グレナディアガーズ2021年1着(3番人気)→ 2022年2着(2番人気)→ 2023年2着(3番人気)
ナムラクレア2024年1着(1番人気)→ 2025年2着(1番人気)
シュウジ2016年1着(7番人気)→ 2017年12着・2018年12着・2019年14着
フィアーノロマーノ2019年2着(3番人気)→ 2020年9着(3番人気)
ウインマーベル2023年1着(4番人気)→ 2024年8着(2番人気)
ホウオウアマゾン2021年2着(4番人気)→ 2023年17着(14番人気)
2016〜2025年の10回。前年までに3着以内があった馬の再出走は延べ11回で、成績は1-3-1-6(15頭未満の参考値)

再出走で3着以内に入った5回は、5回とも1〜3番人気でした。1〜3番人気で再出走した7回に限ると、1着1回・2着3回・3着1回・着外2回です。一方、2016年に勝ったあと8〜12番人気で出てきたシュウジは、3回とも12着以下でした。前年まで阪神カップに出て3着以内が無かった馬の再出走は、延べ24回で連対1回(2017年2着のダンスディレクター)です。


2026年の前哨戦と条件の当てはめ方

2026年の候補は、前走のクラス・間隔・人気の順に当てはめると、過去10年の数字とずれません。

記事を書いた10月26日の時点では特別登録の前で、どの馬が出走するかは決まっていません。マイルCS(11月22日)・京阪杯(11月29日)と、12月のリステッド・オープン特別はまだ行われていません。ここでは、8〜10月の芝1200〜1800mの重賞とリステッドの上位を並べます。

レース(日付・場・距離)1着2着3着
キーンランドC(8月23日・札幌芝1200m)サウンドモリアーナ(牝4・栗東)パンジャタワー(牡4・栗東)ウインカーネリアン(牡9・美浦)
セントウルS(9月6日・阪神芝1200m)フリッカージャブ(牡4・栗東)ピューロマジック(牝5・栗東)ママコチャ(牝7・栗東)
スプリンターズS(9月27日・中山芝1200m)ピューロマジック(牝5・栗東)ワールズエンド(牡5・栗東)サウンドモリアーナ(牝4・栗東)
ポートアイランドS(9月27日・阪神芝1600m・L)ダノンセンチュリー(牡4・美浦)ヤマニンサンパ(牡8・栗東)レッドシュヴェルト(牡6・美浦)
オパールS(10月3日・京都芝1200m・L)リリージョワ(牝3・栗東)ディアナザール(牡4・栗東)レッドエヴァンス(せん5・栗東)
毎日王冠(10月4日・東京芝1800m)セイウンハーデス(牡7・栗東)ホウオウビスケッツ(牡6・美浦)レディネス(牡4・栗東)
スワンS(10月12日・京都芝1400m)ダイヤモンドノット(牡3・栗東)スズハローム(牡6・栗東)オフトレイル(牡5・栗東)
富士S(10月17日・東京芝1600m)シュガークン(牡5・栗東)アンパドゥ(牡5・美浦)エコロアルバ(牡3・美浦)
netkeibaの各レースの成績(2026年10月26日確認)。年齢は2026年の表記、所属はnetkeibaの成績表の調教師欄

キーンランドC・セントウルSの上位6頭は、そのあとスプリンターズSに出ています。2025年の阪神カップを勝ったルガルも、スプリンターズSで14着でした。

表と前年の上位馬のうち、netkeibaの戦績で芝のGIを勝ったことがあるのは次の5頭です。

馬芝GIの勝ち10月26日時点の直近のレース
ピューロマジック(牝5)2026年スプリンターズSスプリンターズS 1着
ルガル(牡6)2024年スプリンターズSスプリンターズS 14着
ウインカーネリアン(牡9)2025年スプリンターズSスプリンターズS 6着
ママコチャ(牝7)2023年スプリンターズSスプリンターズS 10着
パンジャタワー(牡4)2025年NHKマイルCスプリンターズS 15着
netkeibaの各馬の戦績(2026年10月26日確認)。出走取消・除外は数えない

当てはめる順番は次のとおりです。

1. 前走のクラス:前走がリステッド・オープン特別以下なら、過去10年で53頭中1頭の区分です。ポートアイランドS・オパールSの上位馬は、次に重賞を使わずに来るとここに入ります。12月上旬のリステッド・オープン特別から中2週で来る馬は、19頭中0頭の区分です2. 間隔:2026年はスワンSが10月12日で、阪神カップまで75日あきます。過去10年のスワンS組は25頭すべて56日の間隔で来ていたので、ダイヤモンドノット・スズハローム・オフトレイルがスワンSから直接来ると、例年のスワンS組より間隔が長くなります。スプリンターズSからは90日で、過去のスプリンターズS組(83〜90日)と同じです3. 芝GIの実績と前年の成績:芝GI馬は31頭中9頭が連対しています。2026年は上の5頭がこの区分です。前年3着以内の馬はルガル・ナムラクレア・フォーチュンタイムで、再出走は人気になったときに好走しています4. 人気:最後に人気を重ねます。2019年からの7回は、7番人気以下の79頭で連対0頭です

3歳では、スワンSを勝ったダイヤモンドノット、富士S3着のエコロアルバ、オパールSを勝ったリリージョワがいます。3歳の1〜6番人気は12頭中5頭が連対しています。枠順確定後の予想は、別の記事で出します。


よくある質問

1番人気・3歳馬・海外や地方から来た馬・京都開催・渋った馬場・配当の6つは、例が少なく傾向とは言い切れない数字です。

Q. 1番人気は信頼できますか?

A. 1番人気は10頭で3勝・2着1回・3着1回、連対率40.0%で、2番人気・3番人気と同じです。着外の5頭には2021年のソングライン(15着)が入っています。10頭しかいない参考値です。

Q. 3歳馬はどうでしたか?

A. 3歳馬は26頭が出走して3勝・2着3回で、連対率23.1%です。勝ったのは2016年のシュウジ(前走スプリンターズS4着)、2019年のグランアレグリア(前走NHKマイルC5着・4着入線からの降着、間隔230日)、2021年のグレナディアガーズ(前走マイルCS13着)でした。

Q. 前走が海外や地方のレースだった馬はどうでしたか?

A. 前走が海外か地方のレースだった馬は10年で5頭です。連対したのは2022年のグレナディアガーズ(イギリスのプラチナジュビリーS19着から189日ぶりで2着)だけで、ほかの4頭は4着・10着・12着・16着でした。5頭しかいないので傾向とは言えません。

Q. 2024年の京都開催で違いはありましたか?

A. 2024年は京都の芝1400m(外回り)で行われ、1番人気のナムラクレアが4コーナー13番手から勝ちました。2着は6番人気のマッドクール、3着は9番人気のオフトレイルで、馬連は2,870円です。京都の18頭の連対率は11.1%で、阪神の9回の11.8%とほぼ同じでした。1回だけなので、京都と阪神の違いとしては扱えません。

Q. 雨で馬場が悪くなったときはどうでしたか?

A. 過去10年で良馬場でなかったのは、2016年と2018年の稍重2回です。2016年は7番人気のシュウジが勝ち、2018年は11番人気のダイアナヘイローが4コーナー先頭から逃げ切って、馬連10,160円・3連単345,820円になりました。2回しかないので、傾向とは言えません。

Q. 3連単の配当はどれくらいでしたか?

A. 過去10年の3連単は9,540円(2025年)から345,820円(2018年)までで、中央値は47,600円です。10万円を超えたのは2018年の1回だけで、2019年からの7回は9,540円から77,230円に収まっています。


参考情報

この記事の数字は、JRAの公式ページとnetkeibaの成績を当サイトが集計したものです。

確認日は2026年10月26日です。

年末の重賞の日程は重賞日程2026の一覧に、前走で一番多かったマイルCSの傾向は過去10年データにまとめています。

免責事項

本記事は公開データの集計で、的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。

集計の対象は2016年から2025年までの10回・延べ170頭で、15頭に満たない区分は参考値として扱っています。4コーナーの位置と上がり3ハロンの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走などからの推定になります。2026年の前哨戦の馬が出走するかどうかは、特別登録と出馬表で確定します。

更新履歴

2026年10月26日に公開しました。2016〜2025年の10回・延べ170頭で集計しています。

以後は毎年のレース後に、最新の10年で数え直して更新します。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部が担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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