天皇賞(秋)は、東京芝2000mで行われる3歳以上のGIです。2026年は第174回として11月1日(日)の東京11Rで行われます。このページでは、2016年から2025年までの10回、延べ144頭を1頭ずつ数え直し、人気・年齢・前走・間隔・枠順・4コーナーの位置のどこで結果が分かれたのかを並べました。
数字はnetkeibaの過去レース結果から機械的に集計し、JRAのデータ分析ページにある人気別・年齢別・前走別の成績と一致することを確かめています。指標は連対率(2着以内に入った割合)で統一し、15頭に満たない区分は判断に使わず参考値として残しました。
先に断っておきます。天皇賞(秋)は2025年から11月の施行になり、毎日王冠からの間隔が21日から28日に延びました。過去10年のうち9回は21日間隔の時代です。間隔の数字は、この点を割り引いて読んでください。
この記事でわかること
- 1番人気が10回で7勝・連対8回、10番人気以下の54頭からは連対が出ていないこと
- 6歳以上の37頭が1頭も連対しておらず、3歳馬は10頭中4頭が連対していること
- 前走GIの馬と前走GIIの馬で、連対率に5倍の差があること
- 毎日王冠から来た32頭が、3着4回にとどまっていること
- 勝ち馬10頭がすべて、東京のGI勝ちか日本ダービー2着の実績を持っていたこと
- 2026年の特別登録17頭が、それぞれどの条件に当てはまるか
結論|過去10年で残った条件と、外していい条件
過去10年で連対率の差が大きかったのは、人気・年齢・前走のクラスの3つです。
枠順と4コーナーの位置は、人気をそろえると差の出方が変わります。
| 外していい条件 | 過去10年の数字 |
|---|---|
| 10番人気以下 | 54頭中0頭が連対。3着も1頭だけ |
| 6歳以上 | 37頭中0頭が連対。3着は2025年のジャスティンパレス(6歳・8番人気)1頭 |
| 前走GIII以下 | 15頭中0頭が連対。3着も0頭 |
| キャリア21戦以上(前走まで) | 34頭中1頭(2.9%)。2022年2着のパンサラッサ(22戦)だけ |
残したほうがいい側はこうなります。
| 残す条件 | 過去10年の数字 |
|---|---|
| 1番人気 | 10頭中8頭が連対(80.0%)、7勝 |
| 前走GI | 47頭中15頭が連対(31.9%)。前走GIIは82頭中5頭(6.1%) |
| 前走から61日以上空いている | 78頭中18頭が連対(23.1%)。60日以内は66頭中2頭(3.0%) |
| 東京のGI勝ちか、日本ダービー2着の実績 | 34頭中12頭が連対(35.3%)。実績のない110頭は8頭(7.3%)で、勝ち馬は0頭 |
「6歳以上」と「前走GIII以下」を外すだけで144頭が98頭(1レース平均9.8頭)に減り、連対20頭は1頭も欠けません。ここに「キャリア21戦以上」を重ねると94頭・連対19頭になり、2022年2着のパンサラッサだけが落ちます。
2026年の天皇賞(秋)と「過去10年」の範囲
2026年の天皇賞(秋)は、11月1日(日)15時40分発走の東京11R、芝2000mの3歳以上オープン・定量戦です。
斤量は過去10年の実績で、4歳以上の牡馬が58kg、3歳の牡馬と4歳以上の牝馬が56kg、3歳の牝馬が54kgでした。2026年の登録馬も58kgと56kgです。
JRAの天皇賞(秋)のページには、1984年に距離が2,000mに短縮され、1987年から3歳馬が出走できるようになったと書かれています。2005年に国際競走、2008年からせん馬も出走できるようになりました。
優先出走権は、オールカマー・毎日王冠・京都大賞典の1着馬に与えられます。2026年はオールカマーがメイショウゲキリン、毎日王冠がセイウンハーデス、京都大賞典がエコロディノスの勝ちで、特別登録をしているのはセイウンハーデスだけです。
この記事の「過去10年」は、今年を除いた直近10年の暦年、2016年から2025年までの10回です。JRAのデータ分析ページと同じ範囲で、10回とも東京芝2000mで行われています。ほかの重賞の日程と過去10年の1番人気の成績は、重賞日程2026の一覧にまとめています。
施行が11月に移ったことの影響
2016年から2024年は10月27日〜11月1日、2025年と2026年は11月最初の日曜日の施行です。
毎日王冠との間隔は、2024年までが21日、2025年からは28日になりました。過去10年で毎日王冠から来た32頭のうち、28日間隔で走ったのは2025年の1頭だけです。
| 年 | 天皇賞(秋)の施行日 | 毎日王冠からの間隔 |
|---|---|---|
| 2016〜2024年 | 10月27日〜11月1日 | 21日 |
| 2025年 | 11月2日 | 28日 |
| 2026年 | 11月1日 | 28日 |
過去10年の結果一覧
10回のうち9回が良馬場で行われ、不良馬場になったのは2017年の1回だけです。
勝ちタイムは2023年のイクイノックスの1分55秒2が最も速く、2017年のキタサンブラックの2分08秒3が最も遅い記録でした。
| 年 | 頭数・馬場 | 1着(人気) | 2着(人気) | 3着(人気) | 馬連 | 3連単 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 14頭・良 | マスカレードボール(1) | ミュージアムマイル(3) | ジャスティンパレス(8) | 910円 | 15,860円 |
| 2024年 | 15頭・良 | ドウデュース(2) | タスティエーラ(9) | ホウオウビスケッツ(8) | 9,660円 | 397,100円 |
| 2023年 | 11頭・良 | イクイノックス(1) | ジャスティンパレス(6) | プログノーシス(3) | 1,330円 | 6,960円 |
| 2022年 | 15頭・良 | イクイノックス(1) | パンサラッサ(7) | ダノンベルーガ(4) | 3,330円 | 23,370円 |
| 2021年 | 16頭・良 | エフフォーリア(3) | コントレイル(1) | グランアレグリア(2) | 390円 | 2,040円 |
| 2020年 | 12頭・良 | アーモンドアイ(1) | フィエールマン(5) | クロノジェネシス(2) | 970円 | 4,130円 |
| 2019年 | 16頭・良 | アーモンドアイ(1) | ダノンプレミアム(3) | アエロリット(6) | 920円 | 8,860円 |
| 2018年 | 12頭・良 | レイデオロ(2) | サングレーザー(4) | キセキ(6) | 1,520円 | 24,230円 |
| 2017年 | 18頭・不良 | キタサンブラック(1) | サトノクラウン(2) | レインボーライン(13) | 900円 | 55,320円 |
| 2016年 | 15頭・良 | モーリス(1) | リアルスティール(7) | ステファノス(6) | 2,420円 | 32,400円 |
馬連は10回中7回が1,520円以下で、中央値は1,150円です。1万円に届いたことは一度もなく、最も高いのは2024年の9,660円でした。
人気|1番人気は連対率80%、10番人気以下は連対ゼロ
1番人気は10回で7勝・2着1回と、連対率80.0%でほかの人気を大きく引き離しています。
1番人気が連対を外したのは2018年(スワーヴリチャード10着)と2024年(リバティアイランド13着)の2回で、どちらの年も2番人気の馬が勝っています。
| 人気 | 1着-2着-3着-着外 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 7-1-0-2 | 80.0% | 80.0% |
| 2番人気 | 2-1-2-5 | 30.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 1-2-1-6 | 30.0% | 40.0% |
| 4番人気 | 0-1-1-8 | 10.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 0-1-0-9 | 10.0% | 10.0% |
| 6〜9番人気 | 0-4-5-31 | 10.0% | 22.5% |
| 10番人気以下 | 0-0-1-53 | 0% | 1.9% |
勝ち馬は10頭すべてが3番人気以内です。4番人気以下の馬は2着までが限界で、6〜9番人気の40頭からは2着が4頭出ています。2024年のタスティエーラ(9番人気)、2023年のジャスティンパレス(6番人気)、2022年のパンサラッサ(7番人気)、2016年のリアルスティール(7番人気)です。
1〜6番人気をまとめると60頭中17頭が連対(28.3%)、7番人気以下は84頭中3頭(3.6%)です。
3着に入った10頭
過去10年の3着馬10頭は、6頭が6番人気以下で、4頭が前走毎日王冠でした。
3着は1着・2着より人気の幅が広いので、3連複・3連単を考えるときは、3着の欄だけ別に見たほうが実態に近くなります。
| 年 | 3着馬 | 性齢 | 人気 | 前走 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | ジャスティンパレス | 牡6 | 8 | 宝塚記念3着 |
| 2024年 | ホウオウビスケッツ | 牡4 | 8 | 毎日王冠2着 |
| 2023年 | プログノーシス | 牡5 | 3 | 札幌記念1着 |
| 2022年 | ダノンベルーガ | 牡3 | 4 | 日本ダービー4着 |
| 2021年 | グランアレグリア | 牝5 | 2 | 安田記念2着 |
| 2020年 | クロノジェネシス | 牝4 | 2 | 宝塚記念1着 |
| 2019年 | アエロリット | 牝5 | 6 | 毎日王冠2着 |
| 2018年 | キセキ | 牡4 | 6 | 毎日王冠3着 |
| 2017年 | レインボーライン | 牡4 | 13 | 宝塚記念5着 |
| 2016年 | ステファノス | 牡5 | 6 | 毎日王冠5着 |
前走は毎日王冠組が4頭、宝塚記念組が3頭です。連対では0頭だった毎日王冠組も、3着には10回中4回入っています。10番人気以下から馬券に絡んだのは、2017年の不良馬場で3着に入ったレインボーライン1頭だけでした。2026年の登録馬では、2024年3着のホウオウビスケッツが今年も毎日王冠2着から登録しています。
年齢と斤量|3歳は10頭中4頭が連対、6歳以上は37頭で連対ゼロ
年齢で分けると、4歳と5歳はほぼ同じ連対率で、6歳を境に連対が途切れます。
| 年齢 | 1着-2着-3着-着外 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 3歳 | 3-1-1-5 | 40.0% | 50.0% |
| 4歳 | 3-6-4-35 | 18.8% | 27.1% |
| 5歳 | 4-3-4-38 | 14.3% | 22.4% |
| 6歳 | 0-0-1-23 | 0% | 4.2% |
| 7歳以上 | 0-0-0-13 | 0% | 0% |
3歳馬は10頭しか出ていないので参考値ですが、中身ははっきりしています。勝った3頭(2021年エフフォーリア、2022年イクイノックス、2025年マスカレードボール)はすべて前走が日本ダービー2着でした。ダービーから直行した3歳馬は5頭で3勝・3着1回、それ以外の前走から来た3歳馬5頭の連対は2025年2着のミュージアムマイル(前走セントライト記念1着)だけです。
斤量で分けると、56kgの馬(3歳の牡馬・4歳以上の牝馬)の連対率が58kgの約2倍です。
| 斤量 | 頭数 | 連対 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 56kg(3歳牡馬・牝馬) | 25頭 | 6頭 | 24.0% | 40.0% |
| 58kg(4歳以上の牡馬) | 118頭 | 14頭 | 11.9% | 16.9% |
牝馬は17頭が出走し、連対はアーモンドアイの2回(2019年・2020年)だけです。3着にはアエロリット・クロノジェネシス・グランアレグリアの3頭が入っています。
前走|前走GIの馬は連対率31.9%、前走GIIは6.2%
前走のクラスで分けると、GIとGIIの間に5倍の差があります。前走GIII以下から連対した馬はいません。
| 前走のクラス | 頭数 | 連対 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| GI | 47頭 | 15頭 | 31.9% | 42.6% |
| GII | 82頭 | 5頭 | 6.1% | 12.2% |
| GIII | 14頭 | 0頭 | 0% | 0% |
| オープン特別 | 1頭 | 0頭 | 0% | 0% |
前走のレース別に見ると、出走数の多い毎日王冠は32頭で3着4回にとどまります。宝塚記念と札幌記念は、数がそろっているうえで連対を出しています。
| 前走のレース | 1着-2着-3着-着外 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 毎日王冠 | 0-0-4-28 | 0% | 12.5% |
| 宝塚記念 | 3-2-3-15 | 21.7% | 34.8% |
| 札幌記念 | 1-2-1-15 | 15.8% | 21.1% |
| オールカマー | 1-0-0-15 | 6.3% | 6.3% |
| 安田記念 | 2-2-1-3 | 50.0% | 62.5% |
| 日本ダービー | 3-0-1-1 | 60.0% | 80.0% |
| 天皇賞(春) | 0-2-0-1 | 66.7% | 66.7% |
毎日王冠組の3着4頭は、2016年ステファノス、2018年キセキ、2019年アエロリット、2024年ホウオウビスケッツです。いずれも21日間隔の年でした。毎日王冠そのものの傾向は毎日王冠 過去10年データで数えています。
前走の着順と人気
前走の着順は、1着と2〜3着がほぼ同じ連対率で、4〜5着の24頭からは連対が出ていません。
前走6着以下でも、GIで負けた馬が巻き返した例が5頭あります(2017年キタサンブラックは宝塚記念9着、2024年ドウデュースは宝塚記念6着から勝利)。
| 前走着順 | 頭数 | 連対 | 連対率 |
|---|---|---|---|
| 1着 | 29頭 | 6頭 | 20.7% |
| 2〜3着 | 42頭 | 9頭 | 21.4% |
| 4〜5着 | 24頭 | 0頭 | 0% |
| 6着以下 | 49頭 | 5頭 | 10.2% |
JRAのデータ分析では、前走で1番人気だった馬が27頭で8勝、前走5番人気以下だった馬に連対例がありません(前走が海外の馬は除く)。勝ち馬10頭のうち8頭は、前走で1番人気に推されていました。
間隔とキャリア|長い休み明けほど連対している
前走からの間隔は、長いほど連対率が上がります。宝塚記念や日本ダービー、安田記念からの直行組がここに入るためです。
| 前走からの間隔 | 頭数 | 連対 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 21日以内 | 40頭 | 0頭 | 0% | 10.0% |
| 22〜60日 | 26頭 | 2頭 | 7.7% | 7.7% |
| 61〜110日 | 26頭 | 3頭 | 11.5% | 15.4% |
| 111日以上 | 52頭 | 15頭 | 28.8% | 38.5% |
21日以内の40頭は、毎日王冠組31頭・京都大賞典組8頭・府中牝馬S組1頭です。2026年は毎日王冠と京都大賞典がどちらも10月4日に行われ、天皇賞(秋)まで28日空くので、「21日以内は連対ゼロ」をそのまま今年に当てはめることはできません。28日間隔で走ったのは過去10年で2025年の毎日王冠組1頭だけで、判断できる数がありません。
キャリア(前走までの出走数)は、少ないほど連対率が高くなっています。
| キャリア(前走まで) | 頭数 | 連対 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 10戦以下 | 37頭 | 12頭 | 32.4% | 37.8% |
| 11〜20戦 | 73頭 | 7頭 | 9.6% | 19.2% |
| 21戦以上 | 34頭 | 1頭 | 2.9% | 5.9% |
前走の距離は、2000mより長いレース(宝塚記念2200m・日本ダービー2400mなど)から来た馬が60頭中12頭連対(20.0%)で、2000mより短いレースから来た馬の51頭中4頭(7.8%)を上回っています。
枠順・4コーナーの位置・上がり
枠順は中枠(4〜6枠)が連対12頭で最も多く、外枠(7〜8枠)は42頭中2頭です。
| 枠 | 頭数 | 連対 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 内(1〜3枠) | 46頭 | 6頭 | 13.0% | 19.6% |
| 中(4〜6枠) | 56頭 | 12頭 | 21.4% | 28.6% |
| 外(7〜8枠) | 42頭 | 2頭 | 4.8% | 11.9% |
1〜6番人気の60頭にそろえても、外枠は15頭中1頭(6.7%)、中枠は31頭中12頭(38.7%)でした。外枠から連対したのは2016年のリアルスティール(7枠・2着)と2020年のアーモンドアイ(7枠・1着)だけです。JRAのコース解説には、1コーナー奥からのスタートで最初のコーナーまでの距離が短いと書かれています。
4コーナーの位置は、ここでは次の3つに分けました。前=4コーナーで頭数の4分の1以内(最低3番手まで)、中団=6番手まで、または頭数の60%以内、後方=それより後ろです。
| 4コーナーの位置 | 全体の連対率 | 1〜6番人気の連対率 |
|---|---|---|
| 前 | 38頭中5頭(13.2%) | 21頭中4頭(19.0%) |
| 中団 | 54頭中10頭(18.5%) | 20頭中9頭(45.0%) |
| 後方 | 52頭中5頭(9.6%) | 19頭中4頭(21.1%) |
人気馬に限ると、中団にいた馬の連対率が前・後方の2倍を超えています。直近2年の勝ち馬は、2025年のマスカレードボールが14頭中4コーナー8番手(中団)、2024年のドウデュースが15頭中13番手(後方)からでした。各レースで上がり3ハロン最速を記録した馬は延べ11頭(2016年は2頭が同タイム)で、そのうち8頭が2着以内に入りました。10回のうち8回は、上がり最速の馬が連対したことになります。連対を外したのは2019年のユーキャンスマイル(4着)と2025年のシランケド(4着)です。直線は525.9mあり、JRAのコース解説も「切れ味が必須」と書いています。
4コーナーの位置と上がりの順位は、レースが終わってから分かる数字です。レース前には前走の通過順などからの推定になります。
勝ち馬10頭の東京GI実績
過去10年の勝ち馬10頭のうち7頭が東京のGIを勝っていて、残る3頭はいずれも日本ダービー2着でした。
JRAのデータ分析ページが〔表5〕でまとめている条件で、当サイトでも10頭の戦績で同じことを確かめました。
| 年 | 勝ち馬 | 東京でのGI実績 |
|---|---|---|
| 2025年 | マスカレードボール | 日本ダービー2着 |
| 2024年 | ドウデュース | 日本ダービー1着 |
| 2023年 | イクイノックス | 天皇賞(秋)1着 |
| 2022年 | イクイノックス | 日本ダービー2着 |
| 2021年 | エフフォーリア | 日本ダービー2着 |
| 2020年 | アーモンドアイ | ジャパンカップ1着など |
| 2019年 | アーモンドアイ | ジャパンカップ1着など |
| 2018年 | レイデオロ | 日本ダービー1着 |
| 2017年 | キタサンブラック | ジャパンカップ1着 |
| 2016年 | モーリス | 安田記念1着 |
出走した全144頭で数えると、この実績を持っていた馬は34頭で12頭が連対(35.3%)、持っていなかった110頭は8頭(7.3%)でした。2着には実績のない馬も入っています(2022年パンサラッサ、2018年サングレーザーなど)。
2026年の登録17頭に当てはめる
2026年10月19日時点で、天皇賞(秋)には17頭が特別登録をしています。
出馬表の公開は10月29日(木)です。ここでは、過去10年で母数が15頭以上あり差が大きかった5つの条件に、各馬が当てはまるかを並べました。印や順位を付けるものではありません。
5つの条件は、①前走GI、②5歳以下、③前走から61日以上、④キャリア20戦以下、⑤前走4番人気以内です。⑤は前走5番人気以下の連対例がないというJRAのデータ分析に合わせました。JRAのこの表は前走が海外の馬を除いているので、前走が海外のマスカレードボールには⑤を当てていません。
| 馬名 | 性齢 | 前走 | 間隔 | キャリア | 東京GI実績 | 当てはまる数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| マスカレードボール | 牡4 | キングジョージ(英GI)7着・2番人気 | 99日 | 10戦 | 天皇賞(秋)1着・日本ダービー2着ほか | 4(⑤は対象外) |
| クロワデュノール | 牡4 | 宝塚記念2着・1番人気 | 140日 | 11戦 | 日本ダービー1着 | 5 |
| ダノンデサイル | 牡5 | 宝塚記念3着・3番人気 | 140日 | 14戦 | 日本ダービー1着 | 5 |
| ネブラディスク | 牡4 | 博多S(3勝クラス)1着・2番人気 | 120日 | 9戦 | なし | 4 |
| リアライズシリウス | 牡3 | 毎日王冠7着・1番人気 | 28日 | 7戦 | なし | 3 |
| レガレイラ | 牝5 | オールカマー4着・1番人気 | 42日 | 14戦 | なし | 3 |
| ジョバンニ | 牡4 | チャレンジC1着・3番人気 | 50日 | 14戦 | なし | 3 |
| サクラファレル | 牡4 | 札幌記念2着・5番人気 | 77日 | 9戦 | なし | 3 |
| レディネス | 牡4 | 毎日王冠3着・7番人気 | 28日 | 10戦 | なし | 2 |
| コスモキュランダ | 牡5 | オールカマー11着・2番人気 | 42日 | 22戦 | なし | 2 |
| タガノデュード | 牡5 | チャレンジC11着・4番人気 | 50日 | 30戦 | なし | 2 |
| シェイクユアハート | 牡6 | 札幌記念1着・3番人気 | 77日 | 31戦 | なし | 2 |
| セイウンハーデス | 牡7 | 毎日王冠1着・5番人気 | 28日 | 20戦 | なし | 1 |
| シャンパンカラー | 牡6 | 毎日王冠13着・14番人気 | 28日 | 20戦 | NHKマイルC1着 | 1 |
| ホウオウビスケッツ | 牡6 | 毎日王冠2着・9番人気 | 28日 | 23戦 | 天皇賞(秋)3着 | 0 |
| エルトンバローズ | 牡6 | 毎日王冠9着・10番人気 | 28日 | 24戦 | なし | 0 |
| ジュンブロッサム | 牡7 | オクトーバーS3着・8番人気 | 20日 | 30戦 | なし | 0 |
5つすべてに当てはまるのはクロワデュノールとダノンデサイルの2頭で、マスカレードボールは当てられる4つすべてに当てはまります。3頭とも東京のGIを勝っていて、勝ち馬10頭が持っていた実績の条件も満たしています。JRAが10月19日に出したレーティング順位でも、この3頭が1〜3位でした。
一方で、マスカレードボールは前走が海外です。過去10年で前走が海外だった6頭は、1頭も3着以内に入っていません。6頭しかいないので参考値ですが、5つの条件では拾えない点として残しておきます。
6歳以上の7頭は、毎日王冠を勝ったセイウンハーデス、札幌記念を勝ったシェイクユアハートを含めて「6歳以上は37頭で連対ゼロ」の側に入ります。3歳馬はリアライズシリウス1頭で、勝った3頭の3歳馬が通ってきた日本ダービー2着からの直行とは違う道です。
よくある質問
前哨戦の勝ち馬・馬場・海外帰り・前年覇者・出走の決まり方を、6つの疑問に分けて過去10年の数字で答えます。
Q. 毎日王冠を勝った馬はどうでしたか?
A. 過去10年で毎日王冠1着から出走したのは2頭で、2016年のルージュバック(3番人気7着)、2017年のリアルスティール(3番人気4着)と、どちらも3着以内に入っていません。2026年は毎日王冠を勝ったセイウンハーデスが登録しています。
Q. 雨で馬場が悪くなったときはどうでしたか?
A. 過去10年で稍重以下だったのは2017年の不良馬場1回だけです。1番人気のキタサンブラックが4コーナー2番手から勝ち、上がり3ハロンは38秒5、勝ちタイムは2分08秒3でした。1回しかないので傾向とは言えません。
Q. 海外のレースから帰ってきた馬はどうでしたか?
A. 前走が海外だった6頭は、5着が最高でした(2022年シャフリヤール)。2024年のリバティアイランドはドバイシーマクラシック以来で1番人気13着です。2023年のドウデュースはドバイターフを出走取消していて、前走は京都記念として数えています。6頭しかいないので参考値です。
Q. 前年の勝ち馬が出てきたらどうでしたか?
A. 過去10年で前年の勝ち馬が出走したのは2回で、2020年のアーモンドアイ、2023年のイクイノックスがどちらも1番人気で連覇しています。2026年は前年覇者のマスカレードボールが登録しています。
Q. 札幌記念を勝った馬はどうでしたか?
A. 過去10年で札幌記念1着から出走したのは5頭で、連対は2018年2着のサングレーザー、3着は2023年のプログノーシスです。残る3頭は4着・8着・11着でした。2026年は札幌記念を勝ったシェイクユアハートが登録しています。
Q. 出走できる馬はどうやって決まりますか?
A. JRAによると、出馬投票をした馬のうちレーティング順位の上位10頭は、ほかの日本馬より優先して出走できます。オールカマー・毎日王冠・京都大賞典の1着馬には優先出走権があります。過去10年の最多出走頭数は2017年の18頭です。
参考情報
この記事の数字と事実は、次の資料から取りました。確認日はすべて2026年10月19日です。
- JRA 天皇賞(秋)(2026年の施行条件・競走の成り立ち・コースの特徴・優先出走権)
- JRA 天皇賞(秋) データ分析(過去10年の人気別・年齢別・前走別・前走人気別の成績、勝ち馬の東京GI実績)
- JRA 天皇賞(秋)に特別登録している日本馬のレーティング順位(2026年10月19日発表)
- netkeiba 競馬データベース(過去の全着順・払戻・各馬の戦績。この記事の集計はすべてここから機械的に行い、JRAの成績表と突き合わせた)
- netkeiba 2026年天皇賞(秋) 出馬表(特別登録17頭・斤量)
重賞の日程と、同じ形で数えた他のレースの記事もあります。
- 重賞日程2026|JRA全140レースの開催日と過去10年データ(1番人気・馬連)一覧
- 毎日王冠 過去10年データ|連対を分けたのは夏を使ったかどうか
- オールカマー 過去10年データ|連対を分けたのは年齢とキャリア、2026年の波乱も検証
- 札幌記念2026予想|過去10年の4角位置データから選ぶ馬券候補4頭(前走札幌記念組は天皇賞(秋)で19頭中3頭が連対)
免責事項
本記事は公開データの集計で、的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。
集計の対象は2016年から2025年までの10回・延べ144頭で、15頭に満たない区分は参考値として扱っています。4コーナーの位置と上がり3ハロンの順位はレースが終わってから分かる数字で、レース前には前走などからの推定になります。登録馬は出走を取りやめることがあり、出走馬は10月29日の出馬表で確定します。
更新履歴
2026年10月19日に公開しました。2016〜2025年の10回・延べ144頭で集計しています。
以後は毎年のレース後に、最新の10回で数え直して更新します。

