毎日王冠 過去10年データ|連対を分けたのは夏を使ったかどうか

毎日王冠 過去10年データ

毎日王冠は、10月に東京競馬場の芝1800mで行われる3歳以上のGIIです。出走は10〜14頭(過去10年の平均11.8頭)と少なく、1着馬には天皇賞(秋)の優先出走権が与えられます。このページは2016年から2025年までの直近10回・延べ118頭を1頭ずつ数え直し、さらに118頭全部の前走・前走からの間隔・キャリア(それまでの出走数)・上がり3ハロン・次走まで取って、どの条件で結果が分かれていたのかを並べたものです。

数字はnetkeibaの過去レース結果から機械的に集計しました。指標は連対率(2着以内に入った割合)で統一し、勝ち数と3着以内の頭数を参考として併記しています。どの区分も「延べ何頭のうち何頭か」を必ず付け、15頭に満たない区分は判断には使わず参考値として残しました。

この記事でわかること

  • 人気を一切使わない3つの条件だけで、118頭が61頭まで減り、その中に連対20頭のうち17頭が残ること
  • 夏の重賞を使ってきた馬が、なぜここでは結果を出していないのか
  • 上がり3ハロン6位以下だった68頭から、連対が5頭しか出ていないこと
  • 「軽い斤量が有利」「外枠が有利」が、いずれも別の理由の言い換えか、10回ぶんのブレだったこと
  • 同じ東京芝1800mのオープン級1,005頭で裏を取ると、毎日王冠だけ位置取りの傾向が逆になること
  • 毎日王冠の上位馬が、同じ年の秋のGIでどこまで結果を出しているか

目次

結論|人気を見なくても絞れる3つの条件

過去10年(2016〜2025年)の118頭で最も大きな差が出たのは、前走からの間隔でした。111日以上あけていた60頭は連対率25.0%、22〜60日だった31頭は3.2%で、開きは21.8ポイントあります。先に結論を置きます。

人気は発走直前まで決まらない数字なので、まず人気を使わない条件だけで並べます。次の3つを重ねると、118頭が61頭まで減ります。

残す条件(人気を使わない)過去10年の数字
前走から61日以上あけている87頭中19頭が連対(21.8%)。111日以上に限ると60頭中15頭(25.0%)
前走が重賞(GI・GII・GIII)105頭中20頭が連対(19.0%)。重賞以外だった13頭は連対0頭
キャリア20戦以下85頭中18頭が連対(21.2%)。21戦以上の33頭は2頭(6.1%)
2016〜2025年の10回・延べ118頭。netkeibaの過去レース結果から集計。キャリアは毎日王冠より前の出走数

この3つを同時に満たすのは118頭中61頭です。その61頭の中に、連対した20頭のうち17頭が入っていました。外した57頭から連対したのは3頭です。各年に残るのは3〜9頭(2025年6頭・2024年9頭・2023年7頭・2022年6頭・2021年6頭・2020年3頭・2019年7頭・2018年8頭・2017年6頭・2016年3頭)なので、木曜に出馬表が出た段階で、その年の検討対象をここまで絞れる計算になります。

外す条件過去10年の数字
前走から60日以内(夏を使ってきた馬)31頭中1頭(3.2%)。10年で勝ち馬は0頭
キャリア21戦以上33頭中2頭(6.1%)。10年で勝ち馬は0頭
前走が重賞以外13頭中0頭
上がり3ハロン6位以下68頭中5頭(7.4%)
6歳以上32頭中2頭(6.2%)。10年で勝ち馬は0頭
同上。上がり3ハロンの順位はレース後に分かる数字なので、事前には近走の上がりから推定する

人気は、軸に使うのではなく買うかどうかを決める材料として見ます。過去10年の連対20頭はすべて6番人気以内で、7番人気以下は延べ58頭が走って連対がありません。ただし後で見るとおり、堅い決着が続いているぶん配当も抑えられています。


夏を使った馬は届いていない|ただし理由は「休み」ではない

前走から111日以上あけていた60頭は連対率25.0%で8勝、22〜60日だった31頭は3.2%(連対1頭)で勝ち馬は出ていません。休み明けのほうが上、という並びです。

前走からの間隔頭数連対連対率勝ち
111日以上60頭15頭25.0%8頭
61〜110日27頭4頭14.8%2頭
22〜60日31頭1頭3.2%0頭
中2週以内(21日以下)は1頭のみのため22〜60日に含めた
前走からの間隔別の連対率(10回・延べ118頭)0%10%20%30%3.2%14.8%25.0%22〜60日31頭中1頭61〜110日27頭中4頭111日以上60頭中15頭

ただし、この差を「休養したから走った」と読むのは間違いです。111日以上あけていた60頭の前走を数えると、安田記念が20頭、エプソムカップが10頭、東京優駿(日本ダービー)が9頭で、大半が春の東京開催を走った馬でした。つまりこの区分は「春の一線級が夏を休んで秋初戦にここへ来た」という中身で、間隔そのものより、その馬たちの地力を表す代理の数字と考えるほうが実態に合います。

逆に前走が夏(7〜9月)だった46頭は連対率6.5%です。ここで「夏に負けてきた馬が数字を下げているだけではないか」を確かめるため、前走の着順で割りました。

前走が夏(7〜9月)の46頭頭数連対連対率
前走1着7頭2頭28.6%(※15頭未満・参考値)
前走2〜3着9頭0頭0%(※15頭未満・参考値)
前走4着以下30頭1頭3.3%
夏の重賞・オープン特別・3勝クラスを含む

夏に勝ってきた7頭からは2頭が連対しています。2024年のホウオウビスケッツ(函館記念1着から84日)と2023年のエルトンバローズ(ラジオNIKKEI賞1着から98日)で、どちらも間隔は84日以上ありました。一方、間隔42日以下だった5頭は連対どころか3着以内も0頭です。「夏に使ってきた馬は全部消し」ではなく、「夏に勝ってきて、しかも間隔があいている馬」だけが例外として残る、という並びになっています。

前走のレース別に見ると、安田記念からの20頭が7頭連対(35.0%)で最も厚い受け皿です。東京優駿からの9頭は4頭(44.4%/※15頭未満・参考値)、エプソムカップからの10頭は3頭(30.0%/同)。対して新潟記念からの9頭は連対0頭、札幌記念からの7頭は1頭で、いずれも参考値ながら向きははっきりしています。


上位人気と休み明けは掛け算|1〜3番人気の直行組が10年で8勝

人気と間隔は別々に効いているのではなく、重なったときにいちばん濃く出ます。1〜3番人気で前走から111日以上あけていた24頭が、10年の勝ち馬10頭のうち8頭を出しました。

人気 × 間隔111日以上61〜110日60日以内
1〜3番人気(30頭)24頭中13頭 54.2%(勝8)5頭中1頭(※参考値)1頭中1頭(※参考値)
4〜6番人気(30頭)15頭中2頭 13.3%6頭中3頭(※参考値)9頭中0頭(※参考値)
7番人気以下(58頭)21頭中0頭16頭中0頭21頭中0頭
※15頭未満の区分は参考値。人気は発走直前に確定する数字なので、事前には前走の格から推定する

1〜6番人気でありながら前走から60日以内だった馬は10頭いて、連対は2025年のホウオウビスケッツ(2番人気・札幌記念7着から49日で2着)だけでした。上位人気に推されていても、夏を使っていると数字が落ちます。

人気そのものの並びは次のとおりです。10回すべてで連対馬は6番人気以内から出ています。

人気頭数連対連対率3着以内
1〜3番人気30頭15頭50.0%18頭
4〜6番人気30頭5頭16.7%11頭
7〜9番人気30頭0頭0%0頭
10番人気以下28頭0頭0%1頭
1番人気に限ると10頭中7勝・8頭連対・9頭が3着以内。3着以内に入った唯一の人気薄は2016年ヒストリカル(11番人気3着)

ただしこれは、買う側から見ると良いことばかりではありません。過去10年の馬連は300円から2,340円までで、10回すべてが2,340円以下、7回が1,850円以下に収まっています。上位人気で決まりやすいぶん配当も伸びないので、点数を広げると想定配当が点数を下回りやすいレースです。買うか見送るかを先に決める材料として、この配当の水準を見ておくのが実際的だと考えています。

事前に人気を推定する手がかりとして、前走の格が使えます。前走がGIだった46頭のうち7番人気以下になったのは30%、前走GIIIだと54%、前走が重賞以外だと77%でした。前走の格は、そのまま当日の人気の代理になります。


決め手がすべて|上がり3ハロン6位以下は68頭中5頭

118頭を上がり3ハロンの順位で割ると、6位以下だった68頭からの連対は5頭(7.4%)でした。2〜3位の20頭は30.0%で、15頭以上の区分だけで22.6ポイントの開きがあります。

上がり3ハロン順位別の連対率(10回・延べ118頭)0%20%40%60%60.0%30.0%15.0%7.4%上がり1位10頭中6頭※2〜3位20頭中6頭4〜5位20頭中3頭6位以下68頭中5頭

上がり1位の10頭は6頭が連対(60.0%)していますが、10頭は15頭に満たないので参考値です。判断に使えるのは「6位以下は届いていない」のほうで、上がり3ハロンで上位に食い込めない馬は、位置取りが前でも後ろでも2着以内に入っていません。

この点は、後で見る「毎日王冠では位置取りに差が出ない」という結果と直結しています。4コーナーで後方にいながら連対した7頭は、全頭が上がり1位か2位でした。

着順馬名4コーナー上がり順位
20222着ジャスティンカフェ後方2位(33.8)
20211着シュネルマイスター後方1位(33.0)
20191着ダノンキングリー後方1位(33.4)
20182着ステルヴィオ後方1位(33.2)
20172着サトノアラジン後方2位(32.6)
20161着ルージュバック後方1位(33.4)
20162着アンビシャス後方2位(33.6)
4コーナーの位置は、通過順が出走頭数の4分の1(最低3番手)以内を「前」、10分の6(最低6番手)以内を「中団」、それより後ろを「後方」として区分した

上がり3ハロンの順位も4コーナーの位置も、レースが終わってから分かる数字です。今回どの馬が速い上がりを使えるかは、近走の上がり順位からの推定になります。ここは断定できないところなので、そのまま断っておきます。


枠順も斤量も軸にならない|コース母数と別定の読み方

毎日王冠の118頭だけを見ると外枠が22.5%・内枠が12.9%で9.6ポイントの差がありますが、同じ東京芝1800mのオープン級1,005頭で数え直すと差は1.3ポイントしか残りません。10回ぶんのブレとして扱うのが妥当です。

枠順毎日王冠118頭東京芝1800mオープン級1,005頭
内(1〜3枠)31頭中4頭 12.9%310頭中48頭 15.5%
中(4〜6枠)47頭中7頭 14.9%382頭中64頭 16.8%
外(7〜8枠)40頭中9頭 22.5%313頭中50頭 16.0%
開き9.6pt1.3pt
コース母数は2016〜2025年の東京芝1800mのオープン級81レース。毎日王冠を除いた887頭でも2.0pt、1〜6番人気の424頭に揃えても4.9pt

斤量も同じで、生の数字をそのまま読むと逆の結論になります。55.0kg以下の19頭が36.8%と最も高いのですが、この19頭の内訳は3歳が13頭、牝馬が4頭です。毎日王冠は別定戦で、3歳と牝馬は基準からあらかじめ減量されているので、「軽い馬が有利」ではなく「3歳と牝馬が混じっている」だけになります。

斤量全118頭4歳以上の牡馬87頭だけ
55.0kg以下19頭中7頭 36.8%該当なし
55.5〜56.0kg51頭中5頭 9.8%43頭中2頭 4.7%
56.5〜57.0kg38頭中6頭 15.8%36頭中5頭 13.9%
57.5kg以上10頭中2頭 20.0%(※15頭未満・参考値)8頭中2頭 25.0%(※15頭未満・参考値)
4歳以上の牡馬だけに揃えると、重いほうが数字が上になる

4歳以上の牡馬だけで数えると、56.0kg以下が4.7%、57.0kgが13.9%、57.5kg以上が25.0%(参考値)で、重いほうが上です。これは重い斤量が有利なのではなく、別定の加増がGIの勝ち鞍に対して課されるものだからです。57.0kg以上を背負っていた48頭の連対率は16.7%、4歳以上で57.0kg未満だった53頭は11.3%で、差は5.4ポイント。向きははっきりしていますが、軸として使うには小さい差です。斤量は「軽い馬が有利」という読み方だけを避けて、57.0kg以上は実績馬の印として見る、という扱いにしています。

当日の馬体重は460〜489kgの50頭が8.0%、490〜519kgの49頭が20.4%で12.4ポイントの差がありますが、大型馬に実績馬が寄っている可能性を切り分けられていないので参考値にとどめます。

位置取りについては、毎日王冠だけ他と違う結果が出ました。118頭では前17.1%・中団18.4%・後方15.6%で、開きは2.9ポイントしかありません。ところが同じ東京芝1800mのオープン級から毎日王冠を除いた887頭では、前21.6%・中団17.7%・後方9.8%で11.8ポイントの差があります。人気を1〜6番人気に揃えた424頭でも14.5ポイント残ります。

4コーナー位置別の連対率毎日王冠118頭同コース887頭0%5%10%15%20%25%17.1%21.6%18.4%17.7%15.6%9.8%中団後方同コース=東京芝1800mオープン級から毎日王冠を除いた71レース

少頭数だからではないかを確かめるため、同じコースの12頭以下37レースだけを取り出しましたが、そこでも前27.1%・後方11.3%で15.8ポイントの差がありました。毎日王冠の平均出走頭数11.8頭に対しコース全体は12.4頭なので、頭数だけでは説明がつきません。前の節で見たとおり、後方から連対した7頭が全員上がり1〜2位だったことのほうが、この違いをよく説明します。

ここから言えるのは「毎日王冠では位置取りを消す材料にしない」ということだけです。母数は10回なので、コースの一般則をこのレースに持ち込まない、という消極的な使い方にとどめます。


3歳が10年で5勝|ただし理由は年齢ではない

3歳は17頭が出走して6頭が連対(35.3%)、10年で5勝しています。勝ったのはシックスペンス(2024年)、エルトンバローズ(2023年)、シュネルマイスター(2021年)、サリオス(2020年)、ダノンキングリー(2019年)です。

年齢頭数連対連対率勝ち
3歳17頭6頭35.3%5頭
4歳32頭5頭15.6%2頭
5歳37頭7頭18.9%3頭
6歳以上32頭2頭6.2%0頭
3歳は別定で減量される(2022年までは54.0kg、2023年からは55.0kgが基準)

ただし、これを「3歳だから買う」と読むと外します。17頭のうち14頭が春のGI(東京優駿9頭・NHKマイルカップ3頭・優駿牝馬1頭・安田記念1頭)からの直行で、前走からの間隔は126日以上ありました。残る3頭のうち2頭もラジオNIKKEI賞から98日で、夏を使ってきたのは2019年のランフォザローゼス(セントライト記念から中2週)1頭だけです。つまり3歳の数字は、前の節で見たローテーションの話とほぼ同じものを見ています。

人気を1〜6番人気に揃えると、3歳は12頭で50.0%になりますが、12頭は15頭に満たないので参考値です。「3歳が年齢そのもので強い」と言い切れるだけの母数は、10年ぶんではまだ足りていません。

逆に6歳以上は32頭中2頭(6.2%)で、10年で勝ち馬が出ていません。ただしこの32頭のうち25頭は7番人気以下で、1〜6番人気だった6歳以上7頭に限れば28.6%(参考値)まで戻ります。「6歳以上だから消す」というより、「毎日王冠に出てくる6歳以上には、上位人気に推されるだけの馬が少ない」という表れとして読むほうが実態に近いところです。

キャリア(毎日王冠より前の出走数)も同じ向きで、10戦以下の33頭が27.3%、11〜20戦の52頭が17.3%、21戦以上の33頭は6.1%で勝ち馬0頭でした。


天皇賞(秋)の前哨戦だが、本番では勝ち切れていない

毎日王冠は2014年から1着馬に天皇賞(秋)の優先出走権が与えられる前哨戦です。ただし過去10年を追うと、勝ち馬が向かう先も、本番での結果も、その呼び名とはずれています。

毎日王冠の着順頭数同年秋のGIへ出走3着以内勝ち
1着10頭9頭1頭0頭
2着10頭10頭3頭1頭
3着10頭8頭4頭1頭
4〜5着20頭14頭2頭0頭
6着以下68頭27頭2頭0頭
秋のGIは天皇賞(秋)・マイルチャンピオンシップ・ジャパンカップ・有馬記念・エリザベス女王杯・菊花賞・スプリンターズS・海外GIを含む。3着以内・勝ちは各馬の最も良い成績

まず、毎日王冠を勝った10頭のうち、次走に天皇賞(秋)を選んだのは2016年のルージュバックと2017年のリアルスティールの2頭だけです。2018年以降の勝ち馬8頭は、7頭がマイルチャンピオンシップへ、1頭(2024年シックスペンス)は年明けの中山記念へ向かいました。優先出走権があっても、実際には使われていません。

次に、毎日王冠から天皇賞(秋)へ直行した馬は10年で32頭と最も多いのですが、天皇賞(秋)で3着以内に入ったのは4頭(2024年ホウオウビスケッツ3着、2019年アエロリット3着、2018年キセキ3着、2016年ステファノス3着)で、勝ち馬は出ていません。前哨戦として使われてはいるものの、本番では上位に届いていないというのが過去10年の姿です。

一方で、毎日王冠からマイルチャンピオンシップへ直行した26頭は3着以内7頭・2勝でした。勝った2頭は2019年のインディチャンプ(毎日王冠3着)と2018年のステルヴィオ(毎日王冠2着)で、どちらも毎日王冠では勝っていません。過去10年で同年の秋GIを勝ったのはこの2頭だけです。

まとめると、毎日王冠は距離こそ1800mですが、近年は勝ち馬がマイル路線へ進むレースになっています。同じ時期の前哨戦としては、中山芝2200mで行われるオールカマー 過去10年データセントライト記念 過去10年データも別ページにまとめています。距離が違えば残る条件も変わるので、あわせて見比べてみてください。


毎日王冠とはどんなレースか|基本情報と過去10年の全結果

毎日王冠は1950年に創設された重賞で、東京競馬場の芝1800m・別定・3歳以上オープンとして10月に行われます。創設時は芝2500m、1959年に2300m、1962年に2000mと短縮を重ね、1984年から現在の1800mになりました。レース名は寄贈賞を提供する毎日新聞社に由来します。

項目内容
格付けGII(3歳以上オープン・国際・指定)
コース東京・芝1800m
施行時期10月(4回東京2日目)。2025年は10月5日
負担重量別定。3歳55.0kg・4歳以上57.0kg(牝馬2kg減)にGIの実績に応じた加増。2022年までは1kg軽い3歳54.0kg・4歳以上56.0kgが基準だった
1着賞金6,700万円
出走頭数過去10年は10〜14頭(平均11.8頭)
勝ち時計過去10年は1分44秒0〜1分46秒6
優先出走権2014年から1着馬に天皇賞(秋)の優先出走権
2026年の施行日は未発表のため記載していません。最新の情報はJRAの発表でご確認ください

過去10年の結果は次のとおりです。

頭数1着(人気)1着馬の前走2着(人気)3着(人気)馬連
202511頭レーベンスティール(5)しらさぎS 7着/105日ホウオウビスケッツ(2)サトノシャイニング(1)1,850円
202414頭シックスペンス(1)東京優駿 9着/133日ホウオウビスケッツ(4)エルトンバローズ(5)1,780円
202312頭エルトンバローズ(4)ラジオNIKKEI賞 1着/98日ソングライン(1)シュネルマイスター(2)1,560円
202210頭サリオス(1)安田記念 3着/126日ジャスティンカフェ(3)ダノンザキッド(4)970円
202113頭シュネルマイスター(1)安田記念 3着/126日ダノンキングリー(2)ポタジェ(4)350円
202011頭サリオス(1)東京優駿 2着/133日ダイワキャグニー(4)サンレイポケット(5)580円
201910頭ダノンキングリー(1)東京優駿 2着/133日アエロリット(2)インディチャンプ(3)300円
201813頭アエロリット(1)安田記念 2着/126日ステルヴィオ(3)キセキ(6)670円
201712頭リアルスティール(3)中山記念 8着/224日サトノアラジン(5)グレーターロンドン(4)2,340円
201612頭ルージュバック(1)エプソムC 1着/119日アンビシャス(3)ヒストリカル(11)800円
「前走/日数」は毎日王冠までの間隔。勝ち馬10頭は全頭が前走から98日以上あけている

勝ち馬10頭の間隔は98日から224日までで、全頭が98日以上あけていました。そのうち前走が夏のレースだったのは2023年のエルトンバローズ(ラジオNIKKEI賞1着から98日)1頭だけで、残る9頭は春の東京開催か、それより前のレースを最後に休養へ入っています。


よくある質問

Q. 毎日王冠の過去10年で、最も差が出た条件は何ですか。
A. 前走からの間隔です。111日以上あけていた60頭が15頭連対で25.0%、22〜60日だった31頭は1頭で3.2%でした。

Q. 夏の重賞を勝ってきた馬は買えますか。
A. 前走が夏だった46頭のうち、前走1着だった7頭からは2頭が連対しています。ただしその2頭はどちらも間隔84日以上で、間隔42日以下の5頭は3着以内も0頭でした。

Q. 人気薄の一発はありますか。
A. 過去10年の連対20頭はすべて6番人気以内です。7番人気以下は延べ58頭が走って連対がなく、3着以内に入ったのも2016年のヒストリカル(11番人気3着)1頭だけでした。

Q. 3歳は強いのですか。
A. 17頭中6頭が連対(35.3%)で、10年で5勝しています。ただし17頭のうち14頭が春のGIから126日以上あけての直行で、年齢よりローテーションの話として読むほうが実態に合います。

Q. 斤量の軽い馬が有利ですか。
A. 逆です。全体では55.0kg以下が36.8%と高く出ますが、その19頭の内訳は3歳13頭・牝馬4頭です。4歳以上の牡馬87頭に揃えると56.0kg以下が4.7%、57.0kgが13.9%で、重いほうが上でした。ただし差は5.4ポイント程度で、軸にするほど大きくはありません。

Q. 内枠と外枠はどちらが有利ですか。
A. どちらでもありません。毎日王冠の118頭だけを見ると外枠が9.6ポイント高いのですが、同じ東京芝1800mのオープン級1,005頭で数え直すと差は1.3ポイントしか残りません。

Q. 毎日王冠の勝ち馬は天皇賞(秋)で買えますか。
A. 2014年から1着馬に優先出走権がありますが、過去10年の勝ち馬10頭のうち天皇賞(秋)へ向かったのは2016年のルージュバックと2017年のリアルスティールの2頭だけで、いずれも4着以下でした。2018年以降の勝ち馬7頭はマイルチャンピオンシップへ向かっています。


参考情報

免責事項

本記事は公開データの集計に基づくものです。的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。過去の傾向は将来の結果を保証するものではありません。また本文中で「参考値」と記した区分は母数が15頭に満たないため、傾向の判断には用いていません。4コーナーの位置と上がり3ハロンの順位はレース後に確定する数字であり、事前の推定には近走の内容を用いる必要があります。施行条件・出走資格・負担重量は変更されることがあるため、最新の情報はJRAの発表でご確認ください。

更新履歴

2026年8月15日 公開(2016〜2025年の10回・延べ118頭で集計)。以降、毎年レース終了後に最新年を加え、本文の表と数値を差し替えて更新します。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部とAIが担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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