クイーンステークス2026予想|札幌芝1800mの傾向と馬券候補3頭

クイーンステークス2026は、2026年8月2日(日)15時25分に札幌競馬場・芝1800m(Aコース)で行われるGIII、3歳以上の牝馬14頭による別定戦です。この記事は、馬連ボックスで買うことを前提に、連対率(2着以内に入った割合)だけで判断しています。

先に結論です。買い目候補に残したのは次の3頭です。

  • 9 エリカエクスプレス(武豊/前走ヴィクトリアマイル18頭立て4着・4コーナー1番手)
  • 14 ヴーレヴー(横山典弘/前走 巴賞14頭立て1着・4コーナー2番手)
  • 13 ルージュソリテール(西塚洸二/前走 府中牝馬ステークス16頭立て12着・4コーナー2番手)

買い目は馬連ボックス3点(9-13/9-14/13-14)です。選んだ根拠は「4コーナーで前にいた馬の連対率が、中団・後方の3倍以上ある」という1本だけです。人気は軸にしていません。

ただし、この記事の数字はクイーンステークスそのものの過去10年ではありません。札幌・芝1800m・オープンクラスの直近10走で出しています。その理由と、そこから来る限界を最初に書きます。


目次

この記事の数字がどこから出ているか

編集部では「過去10年ぶんのデータが取れるレース」だけを予想の対象にしています。クイーンステークスはレース名で引くと過去3回ぶんしか取れませんでした。そこで集計の単位を1段落とし、同じ札幌・芝1800m・オープンクラスの直近10走を対象にしています。

項目内容
集計の単位札幌・芝1800m・オープンクラスの直近10走
対象期間2022年〜2025年
対象レース札幌2歳ステークス(GIII)4走/コスモス賞(オープン特別)3走/クイーンステークス(GIII)3走
集計した延べ頭数113頭

ここは隠さずに書きます。対象10走のうち7走は2歳限定戦です。古馬牝馬のGIIIとは斤量も、道中でどれだけ密集するかも違います。ですから、この数字は「札幌芝1800mというコースそのものの性格」ではなく、同じコースの最上位クラスで、どの位置にいた馬が2着以内に来ていたかを見る粗いふるいとして読んでください。クイーンステークス本体の3走だけでは母数が足りず、率を出しても偶然の偏りしか見えません。


札幌芝1800mの上位クラスは、4コーナーで前にいた馬が2着以内に来ている

4コーナーの通過順を、出走頭数の4分の1以内を「前」、6割以内を「中団」、それ以外を「後方」の3つに分けて集計しました。逃げ・先行・差し・追込の4分割にしないのは、10走ぶんでも逃げ馬は10頭前後にしかならず、その数で率を出しても意味がないからです。

4コーナーの位置該当頭数2着以内連対率複勝率(参考)
前(頭数の1/4以内)39頭13頭33.3%48.7%
中団38頭4頭10.5%18.4%
後方36頭3頭8.3%11.1%
4コーナーの位置別 連対率札幌・芝1800m・オープンクラスの直近10走(2022〜2025年・延べ113頭/編集部集計)10%20%30%0%33.3%39頭中13頭(頭数の1/4以内)10.5%中団38頭中4頭8.3%後方36頭中3頭

一番上の「前」と2番目の「中団」の差は22.8ポイント、一番下の「後方」との差は25.0ポイントです。並びも前→中団→後方と素直に落ちていて、たまたま1か所だけ跳ねている形ではありません。編集部のルールでは、一番上の軸の開きが20ポイント以上のときは買い目を3頭に絞ることにしています。

ただし「前なら安泰」ではありません

連対率33.3%は、前にいた39頭のうち26頭は2着以内に来ていないという意味でもあります。複勝率で見ても48.7%で、半分強は3着以内にも入っていません。この記事の絞り込みは、結果を言い当てるためのものではなく、買う候補を14頭から減らすための第一段階として使っています。

枠順を軸にしなかった理由

同じ10走で枠順も集計しました。内枠(1〜3枠)が34頭中9頭で26.5%、外枠(7〜8枠)が33頭中6頭で18.2%、中枠(4〜6枠)が46頭中5頭で10.9%です。開きは15.6ポイントありますが、内→中→外の順に落ちておらず、中枠だけが低いでこぼこな並びです。こういう形は偶然の偏りである可能性が高いので、軸には採用していません。


人気の扱いと、どこで足を切るか

人気は軸にしません。上位人気が来るのは当たり前で、必ず大きな差が出ます。そこで並べると結論が毎回「1番人気を買え」になってしまうからです。人気はどこから下を候補から外すかにだけ使います。

人気該当頭数2着以内連対率
1〜3番人気30頭14頭46.7%
4〜6番人気30頭4頭13.3%
7番人気以下53頭2頭3.8%

14頭立てなら連対枠は2つですから、でたらめに選んでも14.3%になります。7番人気以下の3.8%はそれを大きく下回るので、この記事では買い目候補から外します。なお本稿の執筆時点(8月1日午前)ではオッズがまだ発表されていません。発売開始後に、残した3頭が7番人気以下になっていないかを必ず確かめてください。


今回、前に行きそうなのはどの馬か(ここは推定です)

最初に、この記事のいちばん弱いところを書きます。4コーナーの位置はレースが終わらないと分かりません。過去10走で強かったのは「今回4コーナーで前にいる馬」ですが、予想の段階で誰が前に行くかは確定していません。

そこで本稿では、「前走の4コーナーで頭数の4分の1以内にいたこと」を代わりの目印として使っています。前走が1600mや2000mだった馬が今回の札幌1800mでも前に行ける保証はありません。ここは飛躍です。飛躍だと分かったうえで、機械的な基準として使っています。

馬番・馬名前走着順4角の位置頭数比区分
9 エリカエクスプレスヴィクトリアマイル(GI・18頭)4着1番手5.6%
13 ルージュソリテール府中牝馬S(GIII・16頭)12着2番手12.5%
14 ヴーレヴー巴賞(オープン特別・14頭)1着2番手14.3%
8 エラトー巴賞(オープン特別・14頭)4着4番手28.6%中団
3 カテリーナ五稜郭S(3勝クラス・13頭)1着4番手30.8%中団
1 フレミングフープ中山牝馬S(GIII・16頭)12着5番手31.3%中団
5 アンゴラブラック新潟大賞典(GIII・15頭)10着5番手33.3%中団
4 リラボニート巴賞(オープン特別・14頭)6着6番手42.9%中団
10 フェスティバルヒル桜花賞(GI・18頭)17着11番手61.1%後方
12 ボンドガールヴィクトリアマイル(GI・18頭)11着11番手61.1%後方
2 ケリフレッドアスク函館記念(GIII・15頭)2着10番手66.7%後方
7 ココナッツブラウンヴィクトリアマイル(GI・18頭)5着12番手66.7%後方
11 コガネノソラ府中牝馬S(GIII・16頭)5着12番手75.0%後方
6 クリノメイ中山牝馬S(GIII・16頭)15着16番手100.0%後方
出走14頭の前走4コーナー位置(頭数に対する割合)左にあるほど前で運んだ馬。点線より左が本稿の「前」の基準(頭数の1/4以内)25%(前の基準)0%100%9 エリカエクスプレス13 ルージュソリテール14 ヴーレヴー8 エラトー3 カテリーナ1 フレミングフープ5 アンゴラブラック4 リラボニート10 フェスティバルヒル12 ボンドガール2 ケリフレッドアスク7 ココナッツブラウン11 コガネノソラ6 クリノメイ

境界で落とした2頭のこと

迷ったのは8 エラトー3 カテリーナです。どちらも前走は4コーナー4番手で、感覚としては「前で運んだ馬」に見えます。ただし基準は頭数の4分の1、つまり25%以内です。エラトーは14頭立ての4番手で28.6%、カテリーナは13頭立ての4番手で30.8%。どちらも基準を超えているので、機械的に外しました。

カテリーナは五稜郭ステークス(3勝クラス)と松前特別(2勝クラス)を連勝中で、勢いだけを見れば買いたい1頭です。それでも基準を曲げて足すことはしません。基準を都度動かすと、次の週に同じ判断ができなくなるからです。


馬券候補に残した3頭と、それぞれの割引点

9 エリカエクスプレス(牝4・55.0kg・武豊)

前走のヴィクトリアマイル(GI・18頭)は4コーナー1番手から4着。前々走の中山牝馬ステークス(GIII・16頭)も4コーナー3番手で4着です。2走続けて前で運び、2走とも掲示板を外していません。前で行けることと、前で行って崩れていないことの両方が確認できるのは、今回この馬だけです。

割引点。1600mから1800mへの距離延長で、中10週です。1800mは前々走の中山牝馬ステークスで経験済みですが、洋芝の札幌は初めてになります。

14 ヴーレヴー(牝4・55.0kg・横山典弘)

前走の巴賞(オープン特別・14頭)を4コーナー2番手から押し切って1着。洋芝1800mで、前に行って勝ち切った実績がそのまま今回の条件です。中2週で、函館から札幌への移動だけという点も、状態の読みやすさでは有利に働きます。

割引点。8枠14番の大外です。前で運ぶ形を狙うなら、外から被されずに先手を取れるかが最初の関門になります。前走はオープン特別で、今回はGIIIですからメンバーは一段強くなります。

13 ルージュソリテール(牝4・55.0kg・西塚洸二)

この馬は前走12着です。それでも残しました。理由を正直に書きます。前走の府中牝馬ステークス(GIII・16頭)は7番手から4コーナーまでに2番手へ押し上げており、位置取りは基準に合致しています。前々走の阪神牝馬ステークス(GII・10頭)も4コーナー2番手で3着でした。本稿の基準は「前走の4コーナーで頭数の4分の1以内」の1本だけなので、着順の良し悪しでこの馬を外すと、基準が基準でなくなります。

割引点。前走の12着そのものです。位置は条件に合っていますが、結果は合っていません。3頭のなかでは最も割り引きが必要な1頭だと考えています。


馬場と展開

今回は第1回札幌開催の4日目で、Aコース(内柵を最も内側に置く設定)が使われます。開催が始まって間もないため、内側の芝の傷みはまだ進んでいません。報道ベースの数値では、7月31日から8月1日にかけてクッション値7.1〜7.3、含水率はゴール前13.8〜14.7%あたりで推移しています。8月2日の札幌は晴れ時々曇り、最高気温27〜28度、降水確率はほぼ0%の予報です(いずれも編集部調べ・当日の確定値はJRAの発表をご確認ください)。

開催序盤のAコースということで、複数の媒体が「内と前が有利」という見方を出しています。これは本稿が過去10走の集計から出した結論と方向が一致しています。ただし、集計と当日の見立てが一致していることは、当日の結果を保証するものではありません。

クイーンステークス2026 想定隊列(編集部の推定)前走の4コーナー位置から組み立てた推定です。実際の隊列はレースが始まるまで分かりませんスタート向正面3〜4コーナー直線266m前(本稿が残した3頭)14 ヴーレヴー / 9 エリカエクスプレス / 13 ルージュソリテール前走で4コーナー頭数1/4以内。過去10走ではこの位置の連対率が33.3%中団8 エラトー / 3 カテリーナ / 1 フレミングフープ / 5 アンゴラブラック / 4 リラボニート連対率10.5%後方2 ケリフレッドアスク / 7 ココナッツブラウン / 11 コガネノソラ12 ボンドガール / 10 フェスティバルヒル / 6 クリノメイ連対率8.3%馬場:第1回札幌4日目・Aコース8月2日 晴れ時々曇り・降水確率ほぼ0%

買い目と、買う前に確かめること

編集部の券種は馬連ボックスに固定しています。頭数が決まれば点数も自動的に決まるので、記事ごとに買い方がぶれません。今回は「はっきり差がつく」の判定なので3頭・3点です。

買い目組み合わせ
馬連ボックス3点9 エリカエクスプレス - 13 ルージュソリテール
9 エリカエクスプレス - 14 ヴーレヴー
13 ルージュソリテール - 14 ヴーレヴー

買う前に確かめてほしいことが2つあります。

  1. 想定配当が3倍を下回っていないか。3点買いなので、狙いどおり決まったときの配当が3倍未満だと当たっても損になります。その場合は見送ってください。
  2. 3頭のなかに7番人気以下がいないか。本稿の執筆時点ではオッズが未発表です。過去10走で7番人気以下の連対率は3.8%しかありません。

最終的な判断は読者ご自身でお願いいたします。


クイーンステークス2026 レース概要

項目内容
レース名クイーンステークス(GIII)
開催日時2026年8月2日(日)15:25発走
競馬場・コース札幌競馬場 芝1800m(右)Aコース
開催第1回札幌 4日目 札幌11R
出走条件サラ系3歳以上・オープン・牝馬(国際・特指)別定
出走頭数14頭
本賞金3800万・1500万・950万・570万・380万円
枠-馬番馬名性齢斤量騎手
1-1フレミングフープ牝555.0吉田隼人
2-2ケリフレッドアスク牝457.0横山武史
3-3カテリーナ牝555.0浜中俊
3-4リラボニート牝555.0鮫島克駿
4-5アンゴラブラック牝555.0岩田康誠
4-6クリノメイ牝456.0富田暁
5-7ココナッツブラウン牝655.0北村友一
5-8エラトー牝555.0舟山瑠泉
6-9エリカエクスプレス牝455.0武豊
6-10フェスティバルヒル牝352.0西村淳也
7-11コガネノソラ牝556.0丹内祐次
7-12ボンドガール牝555.0佐々木大輔
8-13ルージュソリテール牝455.0西塚洸二
8-14ヴーレヴー牝455.0横山典弘

よくある質問

Q. クイーンステークス2026で残した3頭は?
A. 9エリカエクスプレス、14ヴーレヴー、13ルージュソリテールの3頭です。いずれも前走の4コーナーで出走頭数の4分の1以内にいた馬で、札幌・芝1800m・オープンクラスの直近10走ではこの位置の連対率が33.3%(39頭中13頭)でした。

Q. なぜクイーンステークスの過去10年で集計していないのですか?
A. レース名で引くと過去3回ぶんしか取れなかったためです。3回では母数が足りず率が偶然に振られるので、集計の単位を1段落として、同じ札幌・芝1800m・オープンクラスの直近10走(延べ113頭)で出しています。うち7走は2歳限定戦です。

Q. カテリーナは連勝中ですが、なぜ買い目に入っていないのですか?
A. 前走の五稜郭ステークスは13頭立ての4コーナー4番手で、頭数比30.8%です。本稿の「前」の基準は25%以内なので、機械的に外しました。基準を回ごとに動かすと、翌週に同じ判断ができなくなるためです。

Q. ルージュソリテールは前走12着なのに、なぜ残したのですか?
A. 本稿の基準が「前走の4コーナー位置」1本だからです。この馬は前走・前々走とも4コーナー2番手で基準に合致しています。着順で外すと基準が基準でなくなるため残しましたが、前走12着は割引点として本文に明記しています。

Q. 買い目は何点ですか?
A. 馬連ボックス3点です。編集部では一番上の軸の開きが20ポイント以上なら3頭・3点、10〜20ポイントなら4頭・6点、10ポイント未満なら5頭・10点と決めています。今回の開きは25.0ポイントでした。


参考情報

  • netkeiba:クイーンステークス2026 出馬表・馬柱(2026年8月1日取得) https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202601010411
  • netkeiba:札幌・芝1800m・オープンクラスの過去レース結果(2022〜2025年・編集部集計) https://db.netkeiba.com/
  • JRA:馬場情報・開催日程 https://www.jra.go.jp/
  • 馬場状態・気象・調教に関する記述は各種報道および公開情報をもとにした編集部調べです(2026年8月1日時点)

免責事項

本記事は公開データの集計に基づく編集部の見解です。過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。数値は取得時点のもので、当日の馬場状態・出走取消・オッズの変動によって前提が変わることがあります。馬券の購入はご自身の判断と責任でお願いいたします。20歳未満の方は勝馬投票券を購入できません。

レース後に、この記事へ結果と事後の検証を追記します。事前に書いた指標と選出はそのまま残し、外れた場合も書き換えません。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部とAIが担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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