WIN5とは|100円が6億円になる仕組みと点数の決め方を過去データで整理

WIN5は「指定された5レースの1着馬をすべて当てる」だけの馬券です。ルールはこれ一行で終わりますが、実際に買おうとすると対象レースがどれなのか、何点買えばいいのか、そもそも当たる余地があるのかで必ず止まります。この記事はその3つを、JRAの公式ルールと過去の配当実績だけで整理したものです。的中率や回収率は書きません。過去に起きたことだけを数字で置きます。

この記事でわかること

  • WIN5の対象5レースはどう決まり、いつ発表されるのか
  • 発売開始と締め切りの時刻、買える場所
  • 点数の計算式と、予算から逆算した現実的な買い方
  • 払戻金の決まり方(控除率30%・上限6億円)とキャリーオーバー
  • 過去の最高配当・最低配当・配当の中央値
  • 当たった後にかかる税金(一時所得と外れ馬券の扱い)

目次

WIN5とは|指定5レースの1着を全部当てる馬券

WIN5は2011年4月24日に発売が始まったJRAの馬券です。JRAが指定した5つのレースについて、それぞれの1着馬を全部的中させると払戻金が出ます。4レース当たって5レース目を外した場合、戻ってくるものは何もありません。段階的な払戻は存在しません。

まず基本スペックを一覧にします。ここを押さえておけば、以下の説明はすべて枝葉です。

項目内容
発売開始2011年4月24日
的中条件指定5レースすべての1着馬を的中
発売単位1点100円から
控除率30%(払戻率70%)=JRAの賭式で最も高い
払戻上限100円につき6億円(2014年6月7日に2億円から引き上げ)
上限を超えた分キャリーオーバーとして次回へ繰り越し
的中者がいない場合払戻原資の全額がキャリーオーバー
実施日日曜・祝日が基本。2026年4月25日から土曜発売も通年化
出典:JRA公式「WIN5」/JRA FAQ/JRAニュース(2026年4月6日)

注目すべきは控除率30%です。単勝・複勝の20%、馬連・馬単・ワイドの22.5%、三連単の27.5%に対して、WIN5は30%。JRAが売っている賭式のなかで最も控除率が高い馬券だという事実は、この記事の最後まで通しで効いてくる前提です。


対象レースはどう決まるのか

5レース目は各場のメインレース。JRA公式で事前に公表される

対象5レースはJRAが指定します。自分で好きな5レースを選ぶことはできません。選ばれるのはその日に開催されている各競馬場の後半のレースで、1つの競馬場に収まりません。3場開催の日なら、東京・京都・新潟のレースが混ざった5レースになります。

並びには決まった型があります。最後の5レース目は開催場のメインレース級の競走で、そこから発走時刻をさかのぼる形で5レースが組まれます。ジャパンカップや有馬記念が行われる日は、そのGIが5レース目の起点になります。

対象レースは決まり次第、JRA公式サイトの「WIN5対象レース」ページ(jra.go.jp/kouza/win5/info/racelist.html)に掲載されます。ここには当週だけでなく先の開催ぶんまで一覧で並んでいるので、前週のうちに次の5レースを確認できます。買う前に必ず公式の一覧で5レースを確認する。予想サイトの表を写すのではなく、公式を見る。対象レースは変更される場合があるとJRA自身が明記しています

実施日は日曜・祝日が基本。2026年4月25日から土曜も通年化

WIN5は長らく「日曜と祝日の馬券」でした。土曜発売は年末などのキャンペーン期間に限った臨時措置で、通常の土曜には売っていませんでした。

これが変わりました。JRAは2026年4月25日(土)から土曜日のWIN5発売を通年化しています。電話・インターネット投票の開始50周年とWIN5発売15周年という節目に合わせた変更です。「WIN5は日曜だけ」という前提で書かれた解説記事は、この時点で古くなっています。土曜も日曜も、それぞれ独立したWIN5が売られます。

3日間連続開催(土曜・日曜・祝日月曜など)のときは、複数日にわたってWIN5が発売されます。過去のキャリーオーバー記録を見ると、2014年11月23日(日)の翌日である11月24日(月・振替休日)にWIN5が実施されていることが確認できます。「翌週まで1週間空く」と決めつけないことで、連休中は中1日で次の回が来ます。


買い方と締め切り|前日から買えて、締切は1レース目の5分前

買える場所は大きく2つです。インターネット投票(即PAT・A-PAT・JRAダイレクト)と、UMACAによるキャッシュレス投票。UMACAが導入された2018年9月23日より前は、WIN5はインターネット投票専用の馬券でした。現在は競馬場やWINSでもUMACAで購入できます。紙のマークカードを窓口に出して買う方式はありません。

そして選び方は3種類用意されています。ここを知らないまま「5レース全部を自分で決めなければならない」と思い込んで手が止まる人が多い部分です。

選び方内容
完全セレクト5レースすべてを自分で選ぶ
一部セレクト最大4レースまでを自分で選び、残りはコンピューターにおまかせ
ランダムセレクト5レースすべてをコンピューターにおまかせ
出典:JRA公式「WIN5の買い方」。一部セレクトは自分で選ぶレースを1つだけにすることもできる

「1レースだけ自信があって残り4つは分からない」なら一部セレクトで済みます。全部を予想できないことは、WIN5を買わない理由になりません

時間の流れは次のとおりです。

WIN5はいつ買えるのか(時間の流れ)前日A-PATは朝7時から前日 午前発売中即PAT・JRAダイレクトは前日18時30分からUMACAは当日前日 夕方〜当日締め切り1レース目の発走5分前(即PAT)10分前(ダイレクト)過ぎたら1点も買えない当日 1レース目出典:JRA FAQ「WIN5はいつ買えるのですか?」。購入方法により開始・締切時刻が異なる
図1:発売開始は前日から。締め切りは最初の対象レースの発走5分前

締め切りは購入方法で変わります。即PAT・A-PATは最初の対象レースの発走時刻の5分前、JRAダイレクトは10分前です。単勝などの「発走1〜2分前」とは別なので、通常の馬券の感覚で構えていると間に合いません。ここを外すと1点も買えません。ネット投票を前日から使っている人はまず引っかかりませんが、当日UMACAで買う人と、午後から競馬場に行く人は要注意です。WIN5の1レース目はメインより何時間も前に組まれるので、着いた時点でもう締め切られていることがあります。対象5レースの1本目が何時発走なのかを、公式の対象レース一覧で先に見ておく。これだけで防げます。


点数の決め方|掛け算なので3頭ずつで243点になる

点数=各レースで選んだ頭数の掛け算

WIN5の点数計算は掛け算だけです。1レース目で選んだ頭数×2レース目×3レース目×4レース目×5レース目。金額は点数×100円です。上限点数は定められていないので、実質の上限は予算です。

問題は、掛け算が5回続くと数字が想像より速く膨らむことです。全レースで1頭ずつ増やすだけで金額の桁が変わります。

各レースで選ぶ頭数計算点数金額(1点100円)
すべて1頭1×1×1×1×11点100円
すべて2頭2×2×2×2×232点3,200円
すべて3頭3×3×3×3×3243点24,300円
すべて4頭4×4×4×4×41,024点102,400円
すべて5頭5×5×5×5×53,125点312,500円
1頭・1頭・2頭・3頭・4頭1×1×2×3×424点2,400円
2頭・2頭・3頭・3頭・4頭2×2×3×3×4144点14,400円
点数は各レースの選択頭数の積。金額は点数×100円
1頭増やすだけで点数はこう膨らむ縦軸は点数(0が基線)。全レースで同じ頭数を選んだ場合01点1頭32点2頭243点3頭1,024点4頭3,125点5頭3頭ずつで24,300円、4頭ずつで102,400円、5頭ずつで312,500円
図2:選ぶ頭数を1頭増やすと点数は約3倍ずつ増える

点数から決めない。予算から逆算する

「何点が正解か」という問いの立て方が、そもそも順番を間違えています。正しい順番は予算を先に固定して、その予算に収まる頭数の組み合わせを探すです。

  • 予算1,000円=10点まで。1×1×1×2×5、1×1×2×5、1×2×5などしか組めない。ほぼ全レースで1頭指名になる
  • 予算3,000円=30点まで。全レース2頭ずつ(32点=3,200円)にわずかに届かない。1レースだけ1頭に絞って16点にする
  • 予算10,000円=100点まで。2頭・2頭・2頭・3頭・4頭で96点
  • 予算30,000円=300点まで。全レース3頭ずつ(243点)が入る

ここで見えるのは、数千円の予算では「全レースで手広く」は物理的に不可能だということです。5回の掛け算に予算を配るので、どこかを1頭に絞らない限り点数が収まりません。つまりWIN5は「どのレースを1頭に絞るか」を決める馬券であって、「どの馬を買うか」を5回考える馬券ではありません。

実際に多いのは「1点」か「20〜72点のメリハリ型」

では実際に買っている人は何点で買っているのか。この点は公式統計が存在しないため、SNS上の投稿傾向から見た傾向として書きます(厳密な統計ではありません)。目立つのは両極ではなく、次の2つです。

  • 1点勝負。100円で1通りだけ買う。「当てにいく」より「参加する」に近い買い方で、専用に投稿している人も多い
  • 20〜72点前後のメリハリ型。堅いと見たレースを1頭に固定し、中間のレースを2〜3頭、荒れると見た1レースだけ手広くする

メリハリ型を具体的な組み合わせにすると、たとえば1頭・2頭・3頭・2頭・2頭で24点(2,400円)、1頭・3頭・3頭・2頭・4頭で72点(7,200円)です。「全レース同じ頭数」で組む人はほとんどいません。掛け算だからこそ、絞れるレースを1つ作るだけで点数が3分の1になる。ここが点数設計の勘所です。

1点勝負は「点数の問題」ではなく「予算配分の問題」

「WIN5を1点で買うのはありか」という質問は多いのですが、これは点数の是非の話ではありません。控除率30%は点数を増やしても減らしても変わらないので、1点で買っても3,125点で買っても、期待値は同じ70%です。点数を増やすことで期待値が改善する仕組みは、WIN5には存在しません。

変わるのは分散だけです。1点なら100円で済み、当たれば全額を1人で受け取る側に立てる。3,125点なら31万2,500円が必要で、当たっても他の的中者と分け合う可能性が上がる。どちらが有利かではなく、どちらの外れ方を受け入れるかの選択です。


払戻金の決まり方|控除率30%と6億円の上限

WIN5の払戻金は固定オッズではありません。売れた額から決まります。

払戻総額 = その回の売上 × 70% + 前回からのキャリーオーバー
これを的中票数で割った金額が、100円あたりの払戻金です。的中票数が1票なら払戻総額をまるごと1人が受け取り、10万票なら10万で割られます。だから「対象レースが荒れたかどうか」ではなく「何人が同じ5頭を選んでいたか」で配当が決まります。

ここに上限がかかります。100円につき6億円を超える払戻は出せません(法令上の上限で、2011年の発売開始時は2億円、2014年6月7日に6億円へ引き上げ)。上限を超えた分は捨てられるのではなく、キャリーオーバーとして次回に繰り越されます。

選んだ馬が出走取消・競走除外になった場合、その投票は返還されます。対象レースそのものが施行できなくなった場合も同じです。1着同着のときは該当する組み合わせが複数になり、それぞれに払戻が配分されます。


キャリーオーバーは「還元率が上がる回」だが、100%には届いていない

WIN5でいちばん誤解されているのがここです。キャリーオーバーの本質は「賞金が増える」ことではなく、繰り越された分に控除がもう一度かからないことです。

通常回の払戻原資は売上の70%です。キャリーオーバーが乗る回は、そこに前回の繰越額がそのまま加算されます。繰越額は前回すでに控除を通った金額なので、再び30%引かれることはありません。結果としてその回だけ還元率が70%より上がります

実際にどこまで上がったのかを、過去の実績で見ます。

繰越が乗った回キャリーオーバー額その回の売上払戻総額還元率
2018年12月(有馬記念の翌回)5億9,980万円約40.0億円約34.0億円約85.0%
2019年3月4億6,498万円約23.0億円約20.8億円約90.2%
2020年7月4億6,409万円約31.6億円約26.7億円約84.7%
2025年1月4億4,902万円約52.7億円約41.4億円約78.5%
2025年10月2億5,706万円約23.5億円約19.0億円約80.9%
通常回(参考)売上×70%70.0%
直近5例。売上・払戻総額は億円未満を丸めた概数。※参考値として読むこと
繰越が乗った回だけ還元率が上がる縦軸は還元率(0%が基線・100%の線を破線で表示)0%100%70.0%通常回78.5%25年1月80.9%25年10月84.7%20年7月85.0%18年12月90.2%19年3月最も上がった回でも100%の破線には届いていない
図3:キャリーオーバー回の還元率は78.5〜90.2%。通常回の70%より高いが100%は超えていない

直近5例では78.5〜90.2%。通常回の70%より10〜20ポイント高い水準です。ただし100%を超えた回は5例のなかにありません。理由は単純で、キャリーオーバーが話題になると売上そのものが増えるからです。繰越額は固定なのに分母が膨らむので、還元率の上がり幅は薄まります。上の表で、繰越額が最も大きい2018年12月(5億9,980万円)が最高の還元率になっていないのは、売上が約40億円まで伸びたためです。

過去にさかのぼると100%に近づいた回はあります。2013年5月5日に発生した5億3,613万円の繰越が乗った翌回は、払戻11万4,070円×15,730票=約17.9億円が払い出されました。この払戻総額と繰越額から売上を逆算すると、その回の払戻総額÷売上は約99.8%になります(公表された払戻金・的中票数・繰越額から本サイトが算出した推計値)。それでも100%には届いていません。

誤解しないでほしいのは、控除率30%そのものは法令にもとづいて固定されているという点です。キャリーオーバー回に上がるのは「その回の集計上の払戻率」であって、ルールが緩むわけではありません。前回すでに30%を引かれた金額が再登場しているだけです。

なお的中0票によるキャリーオーバーは、JRA公式の一覧で2011年6月26日から2026年2月1日までに16回記録されています。15年で16回。年1回起きるかどうかの事象です。「キャリーオーバー狙いで待つ」という戦略は、待ち時間が年単位になることを前提にしてください。


過去の高額配当と最低配当|上は5.6億円、下は6,050円

WIN5の配当は、同じ馬券とは思えない幅で振れます。

区分日付払戻金(100円あたり)的中票数
歴代1位2025年10月19日5億6,252万1,610円1票
歴代2位2021年3月14日5億5,444万6,060円1票
歴代3位2025年10月(繰越が乗った回)4億7,517万1,040円4票
2022年の中央値2022年(全57回)231万770円
過去最低2018年10月8日6,050円
出典:JRAニュース(2025年10月19日)/netkeiba/集計記事。中央値は2022年の57回を対象とした第三者集計

歴代最高は2025年10月19日の5億6,252万1,610円で、的中はわずか1票でした。この日の対象5レースの勝ち馬は10番人気・14番人気・1番人気・9番人気・2番人気。2桁人気が2頭混じった並びを1人だけが的中させています。

一方で最低配当は2018年10月8日の6,050円。対象5レースで1番人気が3勝、2番人気が2勝という決着で、1万円を割りました。100円が6,050円になる回と5.6億円になる回が、同じルールの同じ馬券から出ているということです。

この2つを並べると、WIN5の手応えがそのまま見えます。1〜2番人気が5レース全部を占めるような堅い決着なら的中は現実的だが、配当は1万円を割ることがある。2桁人気が2頭混じれば配当は億単位になるが、その並びを当てた人は1人だった。当たりやすさと配当は必ず反比例します。「堅く当てて大きく取る」買い方は構造上存在しません。

そして重要なのは中央値です。2022年の全57回を集計した第三者データでは配当の中央値は231万770円。億単位の払戻は記憶に残りますが、真ん中は200万円台です。WIN5を「100円が6億円になる馬券」として捉えると実像を外します。実像は「100円が200万円前後になることが半分、それを大きく上下に外れることが半分」の馬券です。


当たった後の話|払戻金には税金がかかる

解説記事でほとんど触れられないのに、実際に当たった人がいちばん困るのがここです。競馬の払戻金は原則として一時所得にあたり、所得税の課税対象になります(国税庁)。

一時所得の計算式は「収入 − その収入を得るために支出した金額 − 特別控除50万円」で、さらに1/2をかけた額が課税対象に加わります。問題は控除できる支出の範囲です。

引けるのは、的中したその1点の購入代金だけです。WIN5を243点(24,300円)買って1点が的中した場合、経費にできるのは24,300円ではなく、当たった1点分の100円だけです。同じ回に一緒に買った242点分も、別の週に外した何万円分も、いっさい控除できません。ここを24,300円だと思って計算すると申告額を誤ります。

結果として、年間を通した収支がマイナスでも、当たった年には課税されうる構造になっています。

例外はあります。最高裁平成29年12月15日判決は、購入の態様などから雑所得に該当すると認められる場合には外れ馬券の購入費用も必要経費になると判断しました。ただしこれが認められるのは網羅的・継続的な自動購入といった特殊な事例で、通常の買い方には当てはまりません。

50万円の特別控除があるので、年間の儲けが50万円以下なら課税は生じません。中央値の231万円級を当てた場合は確定申告が必要になる、という理解でいてください。具体的な金額や申告方法は個々の事情で変わるので、税務署または税理士に確認してください。


数字で見たWIN5との向き合い方

ここまでの数字を並べると、WIN5の性格がはっきりします。

  • 控除率30%はJRAで最も高い。買い方を工夫しても、この30%は動かない
  • 点数を増やしても期待値は変わらない。増えるのは的中確率と支出、減るのは1票あたりの取り分
  • 還元率が上がるのはキャリーオーバー回だけで、実績は78.5〜90.2%。100%を超えた回は確認できていない
  • そのキャリーオーバーは15年で16回。狙って待つには頻度が低すぎる
  • 配当の中央値は231万円(2022年)。夢の6億円は上限であって目標ではない

したがってWIN5は、回収率を上げるための馬券としては最も不利な選択です。それでも買う理由があるとすれば、100円という支出で、他の賭式では絶対に届かない金額のレンジに手が掛かるという一点に尽きます。予算を100円〜数千円に固定して、当たらない前提で長く続ける。これが数字と矛盾しない付き合い方です。

ここに書いたのはすべて過去に起きたことです。過去の傾向は次回の結果を保証しません。


よくある質問

Q. WIN5はいくらから買えますか?
A. 1点100円から買えます。点数は各レースで選んだ頭数の掛け算で決まり、上限点数は定められていません。

Q. WIN5は土曜日でも買えますか?
A. 買えます。日曜と祝日が基本でしたが、2026年4月25日から土曜日発売が通年化されました。土曜と日曜はそれぞれ別のWIN5です。

Q. 締め切りは何時ですか?
A. 即PAT・A-PATは最初の対象レースの発走時刻の5分前、JRAダイレクトは10分前です。発売は前日から始まっており、A-PATは前日午前7時、即PAT・JRAダイレクトは前日18時30分から購入できます。

Q. 5レース全部を自分で予想できません。買えますか?
A. 買えます。「一部セレクト」なら最大4レースまでを自分で選んで残りをコンピューターにおまかせでき、「ランダムセレクト」なら5レースすべてをおまかせにできます。

Q. 5レース中4レース的中した場合、払戻はありますか?
A. ありません。指定5レースすべての1着を的中させた場合だけ払戻が出ます。部分的中に対する払戻はありません。

Q. 選んだ馬が出走取消になったらどうなりますか?
A. その馬を選んでいた投票は返還されます。対象レースが施行できなくなった場合も同様です。

Q. みんな何点くらいで買っているのですか?
A. 公式統計はありませんが、SNS上で目立つのは「100円の1点勝負」と「20〜72点程度のメリハリ型」の2つです。全レースで同じ頭数を選ぶ買い方はあまり見かけません。

Q. 当たったら税金はかかりますか?
A. 原則として一時所得になり、特別控除50万円を超える儲けには所得税がかかります。控除できるのは的中した1点分の購入代金だけで、一緒に買った他の点数も外れた馬券も引けません。金額が大きい場合は税務署か税理士に確認してください。

Q. キャリーオーバーの回だけ買うのは有利ですか?
A. 還元率は通常の70%より上がります(直近5例で78.5〜90.2%)。ただし100%を超えた実績は確認できておらず、発生自体が15年で16回しかありません。「有利になる回はあるが、期待値がプラスに転じた証拠はない」が正確な答えです。


参考文献・出典

  • JRA「WIN5」(www.jra.go.jp/kouza/win5/)— ルール・対象レース・買い方
  • JRA FAQ「WIN5はいつ買えるのですか?」— 発売開始時刻と締め切り
  • JRA FAQ「なぜ払戻金は最高で6億円なのですか?」「キャリーオーバーとは何ですか?」— 上限額と繰越の仕組み
  • JRA「過去のキャリーオーバー」— 的中0票の全16回(2011年6月26日〜2026年2月1日)
  • JRAニュース「WIN5史上最高払戻金を更新!!」(2025年10月19日)— 歴代1位の配当と的中票数
  • JRAニュース「『WIN5』土曜日発売の通年化」(2026年4月6日)— 2026年4月25日からの土曜発売
  • netkeiba「【JRA・WIN5】的中は4票! キャリーオーバー効果で配当は歴代3位の4億7517万1040円!」
  • 国税庁「競馬の馬券の払戻金に係る課税について」(nta.go.jp)— 一時所得の扱いと最高裁平成29年12月15日判決
  • キャリーオーバー回の売上・払戻総額および配当中央値は第三者による集計記事を参照し、本サイトで還元率を再計算した
  • 買い方の流派と点数の傾向は、SNS上の投稿傾向を調査した結果にもとづく定性的な観察であり、統計ではない

免責:本記事は2026年8月8日時点で確認できる公表情報にもとづく解説です。制度・発売日・対象レースは変更される場合があるため、購入前に必ずJRA公式サイトで最新の内容を確認してください。記載した配当・還元率はすべて過去の実績であり、将来の結果を保証するものではありません。還元率の一部は公表された払戻金・的中票数・繰越額から本サイトが逆算した概数です。馬券の購入は20歳以上・自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部とAIが担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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