NST賞2026予想|過去10年の脚質傾向から選ぶ馬券候補3頭

NST賞2026予想|過去10年の脚質傾向から選ぶ馬券候補3頭

2026年8月16日(日)15時25分発走、新潟7RのNST賞(オープン特別・ダート1200m・15頭立て)の事前分析です。レース名「NST賞」の過去10年(2016〜2025年の10回・のべ146頭)を集計し、連対率でいちばん大きな差がついた指標を1本だけ軸にして、買い目に残す馬を決めました。判断の手順は全部この記事に書いてあります。


目次

NST賞2026の結論|買い目に残した3頭と馬連ボックス3点

残したのはファムエレガンテ、コンクイスタ、ワイワイレジェンドの3頭。馬連ボックス3点で組みます。

馬番は2番・5番・11番。買い目は2-5/2-11/5-11の3点です。

軸に使ったのは4コーナーの通過位置(脚質)です。過去10年のNST賞では、4コーナーで頭数の4分の1以内にいた馬の連対率が29.4%、後方だった馬が5.7%で、差は23.8ポイントありました。この開きが20ポイント以上あるときは3頭・馬連ボックス3点、というのが当サイトの決め方です。

枠-馬番馬名単勝・人気残した理由
2-2ファムエレガンテ7.2倍・3番人気近5走すべて4角で頭数の1/4以内(前率100%)
3-5コンクイスタ4.2倍・1番人気前率20%。基準は満たしていないが、条件を通過した中では3番手
6-11ワイワイレジェンド12.9倍・5番人気近4走すべて4角で頭数の1/4以内(前率100%)
単勝オッズは2026年8月16日8時22分時点。馬連ボックス3点=2-5/2-11/5-11。

3頭目のコンクイスタだけ前率が20%で、上位2頭の100%とは開きがあります。ここは正直に書いておきます。「軸にいちばん合う3頭」ではなく「軸に合う順に3頭」です。買い目の点数は軸の開きから機械的に3頭と決まっているので、条件を通過した中から順に3頭目まで取っています。


NST賞2026はどんなレースか

新潟の夏開催で行われるダート1200mのオープン特別で、ハンデ戦です。重賞ではありません。

1着賞金は2,200万円で、今年は15頭が出走します。

レース名NST賞
格付けオープン特別(国際・特指)/ハンデ
発走2026年8月16日(日)15時25分
コース新潟競馬場・ダート
距離1200m
天候・馬場晴・ダート良(8月15日時点のJRA発表では含水率はゴール前1.4%・4コーナー1.0%と低め。当日の最新値はJRA公式の馬場情報で確認してください)
頭数15頭
斤量ハンデ(53.0〜58.0kg)
本賞金2,200万円/880/550/330/220
集計の単位と母数レース名「NST賞」の過去10年=10レース・のべ146頭

集計はレース名での10年ぶんが丸ごと取れました。コース単位に落とす必要はなかったので、この記事の数字はすべて「NST賞そのものの過去10回」です。


買い目を決めるまでの3ステップ

今回と同じダートを走ったことがあるか、人気が下すぎないか、4コーナーで前にいそうか。この3つで削ります。

上から順に当てて、15頭を3頭まで削りました。

順番を先に固定しておくのは、あとから理由を足せないようにするためです。ステップごとに何頭落ちたかも下に書きます。

やること落ちる馬残り
0出走馬15頭
1前提条件:今回と同じダートでの出走歴があることグロリアラウス(近5走すべて芝・ダート出走歴なし)14頭
2人気の足切り:7番人気以下を外すエコロガイア・スリーピース・サフランヒーロー・ロードフロンティア・アッチャゴーラ・アドバンスファラオ・ジョーローリット・ダノンタッチダウン・カンパニョーラ の9頭5頭
3:近5走の前率が高い順に3頭ヤマニンアルリフラ(前率0%)・エスカル(前率0%)3頭

ステップ1を軸より前に置いたのは、ダートを走ったことがない馬は「4コーナーで前にいられるか」を判断する材料そのものが無いからです。芝の通過位置をダートの根拠にすることはしません。


7番人気以下を外す理由|過去10年で86頭中1頭しか2着以内に来ていない

過去10年で7番人気以下だった86頭のうち、2着以内は1頭だけ。連対率1.2%です。

15頭立ての連対枠は2つなので、でたらめに選んでも13.3%になる計算です。

人気2着以内/該当頭数連対率複勝率(参考)
1〜3番人気13頭/30頭43.3%46.7%
4〜6番人気6頭/30頭20.0%33.3%
7番人気以下1頭/86頭1.2%7.0%

人気は軸には使いません。上位人気が来るのは当たり前で必ず大きな差が出るので、差の大きさで指標を並べると毎回人気が選ばれ、記事の中身が「1番人気を買え」になってしまうからです。人気は足切りにだけ使います。

この足切りには代償があります。今回でいえばジョーローリット(10番・7番人気)は近5走すべて4角で頭数の1/4以内、しかも前走の福島テレビオープンを勝っている馬で、軸への当てはまりだけなら残した3頭より上です。それでも7番人気なので機械的に外しました。ルールを曲げないと決めた以上、このタイプを取りこぼすことは受け入れます。


過去10年のNST賞でいちばん差がついたのは「脚質」だった

4コーナーで頭数の1/4以内にいた馬の連対率は29.4%、後方は5.7%。差は23.8ポイントです。

前→中団→後方と順に落ちていて、並びも素直でした。

NST賞 過去10年(146頭)/4コーナー位置別の連対率0%10%20%30%29.4%11.9%5.7%4角で頭数の1/4以内34頭中10頭中団59頭中7頭後方53頭中3頭前と後方の開き=23.8ポイント

Grokで確認した当日の状況も、この数字と同じ向きでした。8月15日時点のJRA発表で新潟のダートは含水率がゴール前1.4%・4コーナー1.0%と低く、夏の新潟は雨が少ないため時計が速く出やすい状態が続いています。乾いた軽いダートは前に行った馬が止まりにくい馬場です。


枠順と斤量を軸にしなかったのは、並びがでこぼこだったから

枠順は開き14.0ポイント、斤量は10.3ポイントで脚質より小さく、しかも内→中→外、軽→重と順に落ちる形になっていませんでした。

当サイトが軸に採る条件は「開きが大きいこと」だけではありません。並びが素直であること、つまり内→中→外や前→中団→後方の順に率が落ちていく(か上がっていく)ことを求めます。順序が飛んでいる指標は、たまたま差が出ただけの可能性が高いからです。

軸に採らなかった2つ(順序が崩れている)枠順別の連対率4.3%18.3%17.5%内枠1-3中枠4-6外枠7-8内で落ちて中で跳ねる=順序が崩れている斤量別の連対率11.9%22.2%軽ハンデ〜55標準55.5-57重ハンデは10頭で母数不足のため集計から外した枠順=開き14.0ポイント。ただし内枠4.3%→中枠18.3%→外枠17.5%で並びがでこぼこ。斤量=開き10.3ポイント。軽いほうが不利という向きで、ハンデ戦の理屈と逆に出ている。よってこの2つは軸に採らず、脚質1本で選んだ。

斤量については、母数が15頭に満たない区分は集計から外すという決まりがあります。今回は重ハンデ(57.5kg以上)が10頭しかいなかったので外しました。外したこと自体を隠さずに書いておきます。この記事の斤量の数字は、軽ハンデと標準の2区分だけの比較です。


今回、4コーナーで前にいそうなのはどの馬か

近5走の4コーナー位置を数えると、ファムエレガンテとワイワイレジェンドが100%で前にいます。ここから先は推定です。

4コーナーの通過位置は、レースが終わらないと分かりません。過去10年の集計で出ているのは「このコースは前に行った馬が有利だった」という傾向であって、今回どの馬が前に行くかは別の推定が要ります。当サイトはこの推定を、各馬の近5走で4コーナーが頭数の1/4以内だった回数の割合(前率)で機械的に出しています。人の目で「この馬は逃げそう」と決めることはしません。

近5走の前率から推定した、4コーナーのおおよその位置← 前(4角で頭数の1/4以内=3番手まで)後方 →前にいそう(前率60%以上)中団あたり(20〜50%)後ろから(0%)◎2 ファムエレガンテ 100%◎11 ワイワイレジェンド 100%10 ジョーローリット 100%15 グロリアラウス 80%1 エコロガイア 75%灰色=ステップ1・2で落ちた馬◎5 コンクイスタ 20%3 スリーピース 50%8 アドバンスファラオ 50%6 ロードフロンティア 40%4 サフランヒーロー 25%13 ダノンタッチダウン 25%9 ヤマニンアルリフラ(2番人気)12 エスカル(6番人気)7 アッチャゴーラ14 カンパニョーラ2番人気と6番人気はここ。軸に合わないので買わない。これは近5走の実績からの推定であって、今回の4コーナー位置を保証するものではない。

この推定で目立つのは、2番人気のヤマニンアルリフラと6番人気のエスカルが、前率0%で後ろの箱に入ることです。ヤマニンアルリフラは2025年の伊良湖特別(ダート1200m)を勝ち、2026年の東京スプリント(Jpn3・ダート1200m)で3着に入っているとおりダートの実績自体はある馬ですが、近走の4コーナー位置は11番手・7番手・16番手・9番手・10番手で、軸には合いません。斤量57.5kgも今回の出走馬では最も重い部類です。


出走15頭の全頭データと脚質判定

15頭すべてについて、近5走で4コーナーが頭数の1/4以内だった割合を出し、軸への当てはまりを◎○△×で並べました。

枠-馬番馬名性齢斤量騎手単勝人気前率脚質判定
1-1エコロガイア牡555.0江田照25.31275%(4走中3走)◎ 軸に合うが人気で足切り
2-2ファムエレガンテ牝454.0菊沢7.23100%(5走中5走)買い目
2-3スリーピースセ454.0今村聖奈19.91150%(4走中2走)○ 人気で足切り
3-4サフランヒーローセ553.0石神道61.61525%(4走中1走)△ 人気で足切り
3-5コンクイスタセ658.0津村4.2120%(5走中1走)買い目(3番手)
4-6ロードフロンティア牡555.0川須15.2940%(5走中2走)○ 人気で足切り
4-7アッチャゴーラ牡656.0小崎15.180%(5走中0走)× 人気で足切り
5-8アドバンスファラオセ656.0松岡正海35.41450%(4走中2走)○ 人気で足切り
5-9ヤマニンアルリフラ牡557.5戸崎圭4.820%(5走中0走)× 軸に合わない
6-10ジョーローリット牝555.0武藤14.67100%(5走中5走)◎ 軸に合うが人気で足切り
6-11ワイワイレジェンド牡556.0田辺12.95100%(4走中4走)買い目
7-12エスカル牡555.0丸山12.960%(4走中0走)× 軸に合わない
7-13ダノンタッチダウンセ655.0三浦30.41325%(4走中1走)△ 人気で足切り
8-14カンパニョーラ牝753.0吉田豊18.0100%(5走中0走)× 人気で足切り
8-15グロリアラウスセ555.0石橋脩11.0480%(5走中4走)◎ ダート出走歴なしで前提条件から外れる
単勝オッズ・人気は2026年8月16日8時22分時点。前率=近5走のうち4コーナーで頭数の1/4以内にいた割合。地方交流競走を含む。

買い目に残さなかった馬と、その理由

12頭を外しました。理由は「ダート出走歴なし」「7番人気以下」「前率が3番手より下」の3つだけで、それ以外の理由は使っていません。

馬名外した理由
グロリアラウス(4番人気)近5走がすべて芝で、ダートの出走歴がない。前率80%で軸には合うが、ステップ1の前提条件で外れる
ジョーローリット(7番人気)前率100%・前走1着だが、7番人気以下の足切りに掛かる
アッチャゴーラ(8番人気)7番人気以下。前率0%
ロードフロンティア(9番人気)7番人気以下。前率40%
カンパニョーラ(10番人気)7番人気以下。前率0%(近5走すべて後方)
スリーピース(11番人気)7番人気以下。前率50%
エコロガイア(12番人気)7番人気以下。前率75%
ダノンタッチダウン(13番人気)7番人気以下。前走が2025年8月で約1年ぶり、近走は芝のみ
アドバンスファラオ(14番人気)7番人気以下。前率50%
サフランヒーロー(15番人気)7番人気以下。前率25%
ヤマニンアルリフラ(2番人気)人気は残るが前率0%。近5走の4コーナーは11・7・16・9・10番手で、軸に合わない
エスカル(6番人気)人気は残るが前率0%。近4走すべて後方

買う前に確認すること|馬連3点が3倍を割っていないか

3点買いなので、狙いどおり決まって配当が3倍を下回ると、当たっても手元が減ります。

発走前に馬連の実オッズを見て、そうなっていないか確かめます。

この記事を書いた時点では馬連はまだ発売されていないので、載せられるのは単勝の予想オッズだけです。3頭の単勝は4.2倍(コンクイスタ)・7.2倍(ファムエレガンテ)・12.9倍(ワイワイレジェンド)で、この並びなら馬連の3点はいずれも3倍を大きく超える見込みですが、実際の数字は発売後に確認してください。全部が3倍を割るようなら、このレースは買わないという判断になります。


よくある質問

Q. 4コーナーの通過順は、レースが終わらないと分からないのでは。

A. そのとおりです。過去10年の集計で言えるのは「このレースは前に行った馬が有利だった」という傾向までで、今回どの馬が前に行くかは推定です。この記事では推定の方法を「近5走で4コーナーが頭数の1/4以内だった割合」に固定し、その数字を全頭ぶん表に出しています。

Q. 1番人気のコンクイスタは前率20%なのに、なぜ買い目に入っているのですか。

A. 買い目の頭数が3頭と決まっているためです。前提条件と人気の足切りを通過した5頭を前率の高い順に並べると、100%・100%・20%・0%・0%となり、3番手がコンクイスタになります。基準を満たして残ったのではなく順番で残った馬なので、上位2頭とは扱いが違うことを結論の章にも書いています。

Q. 4番人気のグロリアラウスは前率80%なのに、なぜ外したのですか。

A. 近5走がすべて芝で、ダートを走った実績がないためです。芝での4コーナー位置をダート戦の根拠には使えないと考えて、軸を当てる前の段階で外しています。もしダートの出走歴があれば、前率80%で3頭目に入っていました。

Q. 過去10年・146頭という母数で結論を出して大丈夫ですか。

A. 傾向をつかむには足りますが、統計的な有意差を断定できる数ではありません。10年ぶんをひとまとめにしているので、年ごとの馬場状態やペースの違いは均していません。7番人気以下の1.2%という数字も、人気薄そのものが勝ちにくいという当たり前の事実を含んでいます。この記事の数字は「判断の根拠を公開するための材料」であって、確度の保証ではありません。


参考情報


免責事項

本記事は公開データの集計に基づく予想です。的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。

集計は過去10年・10レース・のべ146頭を対象にしています。年ごとの馬場状態やペースの違いは均していません。また、軸に使った4コーナーの通過位置はレースが終わってから分かる事後データであり、今回の隊列を保証するものではありません。過去の傾向は将来の結果を保証するものではありません。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部とAIが担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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