CBC賞2026予想|中京芝1200mは前が有利、馬券候補4頭

2026年8月9日(日)中京7R、第62回CBC賞(GIII)の予想です。結論から書きます。買い目に残したのは7ディアナザール・5ジェニファー・13サンアントワーヌ・15アンクルクロスの4頭、馬連ボックス6点です。

このレースはレース名「CBC賞」では過去10年ぶんのデータが取れません。中京開催での施行が続いていないためです。そこで集計の単位を1段落として、中京・芝1200m・3歳以上オープンクラスの過去10年=7レース・延べ125頭で見ています。10年ぶんの10レースには届いていません。母数がどれだけかを先に出しておきます。


目次

レース概要

レース名第62回CBC賞
格付けGIII(3歳以上オープン・国際・特指・ハンデ)
発走2026年8月9日(日)15:45
コース中京・芝左1200m(2回中京6日目)
頭数18頭
斤量ハンデ(52.0〜58.0kg)
本賞金4100・1600・1000・620・410万円
集計の単位と母数中京・芝1200m・3歳以上オープンクラスの過去10年/7レース・延べ125頭(レース名「CBC賞」では10年ぶんが取れないため)

結論:買い目に残した4頭と、馬連ボックス6点

馬番馬名人気単勝近5走の前率
7ディアナザール14.7100%(5走中5走)
5ジェニファー37.880%(5走中4走)
13サンアントワーヌ611.025%(4走中1走)
15アンクルクロス59.420%(5走中1走)

馬連ボックス6点:5-7/5-13/5-15/7-13/7-15/13-15

頭数と点数は感覚で決めていません。軸にした指標の開きが10〜20ポイントのときは4頭・馬連ボックス6点と先に決めてあり、今回の開きは14.2ポイントだったので4頭になりました。単勝は2026年8月8日10時40分時点の予想オッズです。

先に断っておきます。▲13サンアントワーヌと△15アンクルクロスは、この記事が軸にした条件を満たしていません。理由は下の「争点」で全部書きます。


中京芝1200m・古馬オープンの過去10年。軸は4角の位置

集計した7レースはこれです。すべて中京・芝左1200mで施行されたことを1レースずつ確認しています。

年月日レース年齢条件頭数
2026-03-29第56回高松宮記念GI4歳以上18
2025-08-10第61回CBC賞GIII3歳以上17
2025-03-30第55回高松宮記念GI4歳以上18
2025-01-12淀短距離ステークスL4歳以上18
2024-09-08第38回産経賞セントウルステークスGII3歳以上18
2024-08-18第60回CBC賞GIII3歳以上18
2024-03-24第54回高松宮記念GI4歳以上18

同じ中京・芝1200mのオープンでも、集計から外したレースが3つあります。2025年の報知杯クリスマスローズステークス、2024年の報知杯中京2歳ステークス、2024年の小倉2歳ステークス(この年は2回中京8日目として中京で行われました)です。いずれも2歳戦で、今回の3歳以上ハンデ戦とは相手関係が別物なので、混ぜませんでした。混ぜれば10レース158頭まで母数は増えますが、増やすために条件の違うレースを足すのは順番が逆です。

その7レース125頭を、4コーナーでどこにいたかで3つに分けます。「前」は4角で頭数の4分の1以内のことで、18頭立てなら4番手までが入ります。

4角の位置連対率(2着以内)該当複勝率(参考)
前(頭数の1/4以内)18.2%33頭中6頭33.3%
中団14.3%42頭中6頭16.7%
後方4.0%50頭中2頭6.0%

前と後方の開きは14.2ポイント。前から後方へ素直に落ちています。連対率で見ているのは、買うのが馬連(2着以内)だからです。複勝率は参考として並べているだけで、選ぶときには使っていません。

4角の位置別 連対率(中京芝1200m・古馬OP 7レース125頭)0%10%20%18.2%前(1/4以内)33頭中6頭14.3%中団42頭中6頭4.0%後方50頭中2頭前と後方の開きは14.2ポイント。基線は0%に置いています。

ここで大事な断りをひとつ。4コーナーの位置は、レースが終わらないと分かりません。つまりこれは「このコースは前に行った馬のほうが2着以内に来ていた」という過去の事実であって、今回どの馬が前に行くかは別の推定が要ります。その推定は下でやります。


斤量と枠順を軸に採らなかった理由

軸の候補は脚質のほかに斤量と枠順があります。数字だけ見ると斤量の開きも小さくありません。それでも採らなかった理由を出しておきます。

軸の候補区分と連対率開き並び採否
脚質前18.2%(33頭中6頭)→中団14.3%(42頭中6頭)→後方4.0%(50頭中2頭)14.2pt素直採用
斤量標準55.5-57kg 16.0%(50頭中8頭)→重57.5kg〜 10.0%(50頭中5頭)→軽〜55kg 4.0%(25頭中1頭)12.0ptでこぼこ不採用
枠順内枠1-3 16.7%(42頭中7頭)→外枠7-8 9.5%(42頭中4頭)→中枠4-6 7.3%(41頭中3頭)9.3ptでこぼこ不採用

斤量は開きが12.0ポイントあって脚質に次ぐ2位ですが、並びが素直ではありません。軽いほうから重いほうへ順に落ちる(または上がる)なら「斤量が効いている」と言えますが、実際は真ん中の標準が一番高く、軽ハンデが一番低い形です。今回はハンデ戦なので触れないわけにいきませんが、この形の数字を根拠に「軽ハンデを買う」「重ハンデを消す」とは言えません。軽ハンデは25頭しかおらず、そのうち2着以内は1頭だけです。

枠順も同じで、内→中→外の順に落ちていれば分かりやすいのですが、真ん中の中枠が一番低くなっています。でこぼこな軸は、たまたま差がついただけのことが多いので使いません。

3つの軸のうち、素直に落ちているのは脚質だけ脚質(開き14.2pt)採用前 18.2%中団 14.3%後方 4.0%高い→低いへ順に落ちている斤量(開き12.0pt)不採用軽 4.0%標準 16.0%重 10.0%軽→標準→重で上がって下がる=でこぼこ枠順(開き9.3pt)不採用内 16.7%中 7.3%外 9.5%内→中→外で下がって上がる=でこぼこ開きが大きい軸をそのまま採らないのは、区分の並びがでこぼこなとき、その差が「偶然どこか1区分だけ高かった」だけのことが多いからです。軸は1本だけに絞り、残りは参考として数字だけ出しています。

今回「前」に行けるのはどの馬か

ここからが推定です。出走18頭それぞれについて、近5走の4コーナー通過順を機械的に数え、「前(そのレースの頭数の1/4以内)」に入っていた割合を出しました。これを前率と呼びます。前走で前に行っていた馬が今回も前に行くとは限りませんが、根拠のある推定はここまでです。

もうひとつ、買い目に入れるかどうかの足切りがあります。過去10年の人気別を見ます。

人気連対率該当複勝率(参考)
1〜3番人気42.9%21頭中9頭47.6%
4〜6番人気19.0%21頭中4頭33.3%
7番人気以下1.2%83頭中1頭4.8%

7番人気以下は83頭走って2着以内が1頭だけ。連対率1.2%です。18頭立てなら連対枠は2つあるので、でたらめに買っても11.1%になる計算です。それを大きく下回るので、7番人気以下は買い目の候補から外します。1〜3番人気が42.9%あるので、過去10年でいえば堅く決まってきたレースです。

人気を軸にはしません。上位人気が来るのは当たり前で必ず大きな差が出るため、差の大きさで並べると毎回人気が選ばれ、記事の中身が「1番人気を買え」になってしまうからです。人気は足切りにだけ使います。

18頭から4頭まで、どう絞ったか出走18頭足切り:7番人気以下を外す(過去10年 83頭中1頭・連対率1.2%)12頭が外れる残り6頭(1〜6番人気)7ディアナザール・3レイピア・5ジェニファー・6レッドエヴァンス・15アンクルクロス・13サンアントワーヌ近5走の前率が高い順に並べ、上から4頭を取る100% → 80% → 25% → 20%(3レイピアと6レッドエヴァンスは0%で外れる)◎7 / ○5 / ▲13 / △15 ── 馬連ボックス6点

争点:近5走すべて「前」の3頭から、2頭を消した理由

この記事のいちばん苦しいところを先に書きます。

近5走がすべて「前」だった馬が3頭います。7ディアナザール、14コウセキ、12インビンシブルパパ。このうち2頭を買い目に入れていません。

前率人気買い目理由
7 ディアナザール100%(5/5)1番人気軸の条件を満たし、足切りも通る
14 コウセキ100%(5/5)7番人気消し7番人気以下の足切りに引っかかる
12 インビンシブルパパ100%(4/4)8番人気消し7番人気以下の足切りに引っかかる

とくに12インビンシブルパパは、2025年のCBC賞を4コーナー1番手のまま勝った馬です。同じコースで、同じ形で、実際に勝っています。それでも入れていません。7番人気以下は83頭中1頭しか2着以内に来ていないという数字を、馬を見てから曲げると、そもそも足切りを置いた意味がなくなるからです。ルールを先に出して、あとから都合よく外さない。ここは動かしません。

そしてもう一点、こちらのほうが正直に言っておくべきことです。

足切りを通ったうえで「前に行きそう」と言える馬は、7ディアナザール(100%)と5ジェニファー(80%)の2頭しかいません。3番手の13サンアントワーヌは4走中1走、4番手の15アンクルクロスは5走中1走しか前にいっていません。この2頭を「前に行く馬」と呼ぶのは無理があります。

ではなぜ買い目に入っているか。開きが10〜20ポイントのときは4頭・馬連ボックス6点と点数を先に決めてあるからです。残る2枠は、足切りを通った6頭のなかで相対的に前寄りだった順に機械的に埋めました。13サンアントワーヌと15アンクルクロスは「軸に合った馬」ではなく「型の残り枠に入った馬」です。読む側がここを混同しないよう、印は付けても中身は分けて書いておきます。

3レイピア(2番人気)と6レッドエヴァンス(4番人気)は近5走で1度も前に行っておらず、前率0%でした。人気は足りていますが、この記事の軸では拾えません。


出走馬データ【全18頭】

買う馬だけでなく、出走全頭を1つの表に出します。前率は近5走(出走が5走に満たない馬や通過順が取れない走を除いた実数)で算出しています。単勝と人気は2026年8月8日10時40分時点の予想オッズです。

枠-馬番馬名性齢斤量騎手単勝人気前率軸の判定
4-7ディアナザール牡456.0川田4.71100%(5/5)◎ 条件を満たす
3-5ジェニファー牝552.0永島7.8380%(4/5)○ 条件を満たす
7-13サンアントワーヌ牝352.0丸山11.0625%(1/4)× 型の残り枠
7-15アンクルクロス牡556.0松若9.4520%(1/5)× 型の残り枠
7-14コウセキ牡455.0松山11.97100%(5/5)◎だが足切り
6-12インビンシブルパパ牡558.0団野12.78100%(4/4)◎だが足切り
5-9クラスペディア牡457.5小崎38.81375%(3/4)○だが足切り
4-8フィオライア牝555.0太宰22.41150%(2/4)△だが足切り
1-1イツモニコニコ牝553.0藤懸14.5940%(2/5)足切り
1-2フロムダスク牡655.0中井47.41540%(2/5)足切り
2-4プロトポロス牡653.0亀田79.31740%(2/5)足切り
2-3レイピア牡457.5横山武7.320%(0/5)× 軸に合わない
3-6レッドエヴァンスセ555.0西村淳9.340%(0/5)× 軸に合わない
8-17タマモイカロス牡354.0西塚16.7100%(0/5)足切り
5-10ナムラローズマリー牝553.028.4120%(0/5)足切り
6-11タマモブラックタイ牡657.0角田和44.9140%(0/4)足切り
8-16アブキールベイ牝455.5コレット59.9160%(0/5)足切り
8-18ペプチドヤマト牡756.0高倉146.0180%(0/5)足切り

買わない14頭と、その理由

  • 14 コウセキ:近5走すべて4角で頭数の1/4以内。軸には最も合うが7番人気で足切り。
  • 12 インビンシブルパパ:近4走すべて前。2025年CBC賞を4角1番手で勝っているが8番人気で足切り。
  • 9 クラスペディア:4走中3走が前だが13番人気で足切り。
  • 8 フィオライア:4走中2走が前。11番人気で足切り。
  • 1 イツモニコニコ:5走中2走が前。9番人気で足切り。
  • 2 フロムダスク:5走中2走が前。15番人気で足切り。
  • 4 プロトポロス:5走中2走が前だが前めに付けた2走はダート。17番人気で足切り。
  • 3 レイピア:2番人気で足切りは通るが、近5走の4角は5・7・10・6・9番手。前率0%で軸に合わない。
  • 6 レッドエヴァンス:4番人気だが近5走の4角は4・10・6・14・12番手。前率0%で軸に合わない。
  • 17 タマモイカロス:前率0%かつ10番人気。両方で外れる。
  • 10 ナムラローズマリー:近5走の4角は9・10・9・15・18番手。前率0%かつ12番人気。
  • 11 タマモブラックタイ:前率0%かつ14番人気。
  • 16 アブキールベイ:近5走の4角は10・12・12・8・12番手。前率0%かつ16番人気。
  • 18 ペプチドヤマト:近走はダート中心で前率0%、18番人気。

買い目と、想定配当の確認

券種組み合わせ点数
馬連ボックス5-7/5-13/5-15/7-13/7-15/13-156点

買う前に想定配当を確認してください。6点買いなので、狙いどおり決まったときの配当が6倍を下回ると、当たっても手元は減ります。この記事を書いている時点では馬連が発売前で、馬連オッズはまだ存在しません。載せている単勝は8月8日10時40分時点の予想オッズです。実際の配当の確認は、発売開始後にご自身で見てください。


よくある質問

Q. なぜ「CBC賞の過去10年」ではなく「中京芝1200mの過去10年」で見ているのですか。
A. CBC賞は中京での施行が10年続いておらず、レース名で引くと集計に使える回数が足りないためです。そこで単位を1段落として、同じ中京・芝1200m・3歳以上オープンクラスで引き直しました。それでも7レース125頭で、10レースには届いていません。母数は記事の先頭と概要表に出しています。

Q. 同じ条件の2歳戦を足せば母数が増えるのでは。
A. 増えます。10レース158頭になります。ただし2歳戦と3歳以上のハンデ戦では相手関係もペースも別物なので、混ぜていません。参考までに、混ぜた場合の数字は前20.5%・中団15.7%・後方4.8%で、軸が脚質になることも、開きが10〜20ポイントの帯に入って4頭6点になることも変わりませんでした。

Q. 複勝率ではなく連対率で選んでいるのはなぜですか。
A. 買うのが馬連で、2着以内に入るかどうかが問題だからです。複勝率(3着以内)で軸を選んで馬連を買うと、選んだ基準と買う券種がずれます。複勝率は参考として並べているだけです。

Q. 1番人気を軸にしているだけではありませんか。
A. 結果として◎が1番人気になりましたが、選んだ順番は逆です。まず4角の位置で軸を決め、次に近5走の位置取りで該当馬を並べ、最後に7番人気以下を落としています。人気は軸ではなく足切りにだけ使っています。実際、軸にいちばん合う14コウセキ(7番人気)と12インビンシブルパパ(8番人気)は、この足切りで消えています。

Q. 前率20%台の馬を買い目に入れるのは矛盾していませんか。
A. 矛盾しています。軸の条件を満たすのは7ディアナザールと5ジェニファーの2頭だけで、13サンアントワーヌと15アンクルクロスは4頭ボックスという型の残り枠に入っただけです。点数の決め方を先に固定している以上こうなるので、そのまま書いています。


参考情報

過去10年の集計は、上記の各レース結果ページから着順・枠番・4コーナー通過順・人気・斤量を全件取り出して数えたものです。データ集計は編集部、判定ルールの設計と最終選出は監修者が担当しています。


免責事項

本記事は公開データの集計に基づく予想です。的中を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いします。

このレースはレース名での集計が取れず、中京・芝1200m・3歳以上オープンクラスの7レース125頭で見ています。通常の10年集計より数字が不安定です。また4コーナーの位置はレース後にしか分からない事後データで、記事中の「前に行きそうな馬」は近5走の位置取りからの推定です。過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。

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この記事を書いた人

競馬予想ロジック研究家。現役のエンジニアであり、会社を経営している。データの集計と分析、判断ルールの設計を本業とする。2000年代前半に独自の競馬予想ロジックを組み立て、年間を通して収支をプラスに保つ取り組みをおよそ10年にわたり続けていたと本人は語る。馬券の払戻金に対する課税の扱いが問題になった2010年代前半に第一線を退き、現在は馬券を購入していない。1レースごとの的中よりも「買うレースを選ぶ基準」のほうを重視する立場をとってきた。集計は編集部とAIが担い、判断ルールの設計と最終的な選出は本人が行っている。過去の経緯であり、将来の結果を保証するものではない。

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