いよいよ2026年1月31日、フェブラリーステークスに向けた最重要ステップレース「根岸ステークス(GIII)」が東京競馬場で行われます。今年のレースで見逃せない最大の焦点は、何と言ってもトップジョッキー川田将雅騎手の決断でしょう。昨年の優勝馬であるエンペラーワケアではなく、なぜ上がり馬のインユアパレスを選んだのか、その背景が気になっている方も多いのではないでしょうか。
この根岸ステークスを攻略するには、この時期特有の乾燥したダートコースへの適性を見極めることが欠かせません。そこで本記事では、タフな良馬場となる東京ダート1400mの徹底分析から、追い切り内容に基づいた最終ジャッジ、そして思わぬ高配当をもたらす穴馬を含めた買い目までを詳しく解説していきます。
根岸ステークス2026 レース傾向とコース分析
まずは舞台となる東京ダート1400mの特徴をしっかりと押さえておきましょう。このコースはスタート地点が芝コースになっており、芝部分を長く走れる外枠が有利な傾向にあることは有名です。しかし、今の時期に特に意識しなければならないのは、冬場の乾燥による馬場の変化です。
現在の東京競馬場は雨が少なく、含水率の低いパサパサの「良馬場」状態が続いています。水分を含んで足抜きの良い馬場とは異なり、このような力の要る馬場では、単なるスピードだけでなく、最後まで砂を掻き込んで伸び続けるパワーと持続力が不可欠です。
通常、東京の長い直線では後方からの「差し」が決まりやすいイメージがあるかもしれません。ですが、今のタフなコンディションでは、後方一気だけで届くのは至難の業です。ある程度の位置で流れに乗れる「先行力」を持ちつつ、直線でも脚を使える馬こそが狙い目となります。過去データを見ても、タフな馬場ほど前々で運んだ馬が粘り込むケースが目立つので、展開を読む際は前に行ける馬を重視するのがセオリーと言えるでしょう。
【有力馬考察】新興勢力 vs 実績馬の激突
今年の根岸ステークスは、これからのダート界を背負う「新興勢力」と、すでに重賞で結果を残している「実績馬」の対決構図が非常に鮮明です。その中心にいるのが、昨年の覇者エンペラーワケアと、破竹の勢いでオープン入りを果たしたインユアパレスの2頭です。
ここで多くのファンが注目しているのが、川田将雅騎手の動向ではないでしょうか。彼は昨年エンペラーワケアを勝利に導いた主戦騎手ですが、今回はなんとインユアパレスの手綱を取ることを選びました。実績のある馬から離れ、あえて挑戦者の立場にある馬を選んだという事実は、決して軽く見ることはできません。
この「騎手選択」には、単なる巡り合わせ以上の意味が含まれている可能性があります。トップジョッキーが下した決断がレース結果にどう直結するのか、各馬の状態を見ながら深く掘り下げていきましょう。
インユアパレス(川田将雅)
現在、予想オッズでも上位人気に支持され、もっともホットな存在と言えるのがインユアパレスです。条件戦からオープンクラスまで連勝で駆け上がってきた勢いは本物で、まだ底を見せていない魅力があります。
その好調ぶりは、最終的な仕上げとなる調教にもはっきりと表れていました。栗東坂路で行われた追い切りでは「4F52秒6-1F11秒7」という素晴らしい時計をマークしています。また、管理する北村助手からも「気合をつけただけでこれだけの時計が出る」と、馬の充実ぶりを絶賛するコメントが出ていました。
無理に追わなくてもスピードが出るというのは、心身ともに万全の状態にある証拠です。川田騎手がこの馬を選んだのも、今の完成度と将来性を高く評価してのことだと推測できます。初の重賞挑戦という壁はありますが、それを軽々と飛び越えてしまうだけのポテンシャルを秘めている一頭です。
ウェイワードアクト(戸崎圭太)
東の美浦所属馬として、西のインユアパレスに劣らない注目を集めているのがウェイワードアクトです。これまでの戦績で「複勝率100%」を維持している点は驚異的で、どんな展開でも大崩れしない安定感は馬券を買う上で非常に頼もしい存在です。
調整も順調そのもので、担当の山崎助手からは「望んでいた状態に既にある」という強気なコメントも飛び出しました。すでに仕上がっているため、レース当日は万全の態勢で挑めるでしょう。実力に関しては疑う余地がありません。
唯一の懸念材料となるのが、最内枠である「1枠1番」に入ったことです。砂を被りやすく、包まれるリスクがあるこの枠順をどうこなすかが鍵になります。ここはコース経験豊富な戸崎圭太騎手の手綱さばきに期待がかかる局面と言えるでしょう。
エンペラーワケア(西村淳也)
昨年の根岸ステークスを制した覇者であり、実績面では間違いなく最上位の存在です。東京ダート1400mへのコース適性は証明済みで、本来であればもっとも信頼できる本命候補となるはずでした。
しかし、今回はファンを悩ませる大きな不安要素が2つあります。一つは前述の通り、主戦の川田騎手が他馬を選び「乗り替わり」となったこと。もう一つは、実績馬ゆえに背負わされる「57kgの斤量」です。
57kgという重さは、パワーが必要な今のパサパサの良馬場ではボディブローのように効いてくる可能性があります。能力の高さでねじ伏せる可能性も十分にありますが、勝ち切れるかどうかという点では、少し慎重な評価が必要かもしれません。
激走予感!注目の穴馬と特注馬
人気馬同士の決着では配当がつまらない、そんな穴党の方にぜひ注目してほしいのが地方馬のサントノーレです。地方所属でありながら、昨年のJBCクラシックで中央の強豪相手に3着と好走した実力はフロックではありません。
特に不気味なのが、鞍上に大ベテランの横山典弘騎手を迎えた点です。「マジックマン」とも呼ばれる彼が騎乗する際は、陣営が何かしらの勝算や特別な作戦を持っているケースが多々あります。
今の東京ダートは非常に乾燥しており、スタミナとパワーが要求されるタフな馬場コンディションです。こうした条件は、地方の深い砂で鍛えられたサントノーレにとって追い風になるでしょう。一発逆転の激走があっても不思議ではありません。
根岸ステークス2026 最終予想と推奨買い目
ここまでのコース分析と各馬の状態、そして騎手の心理戦を踏まえ、今年の根岸ステークスの最終結論を出しました。本命(◎)は、やはり川田将雅騎手が自信を持って選んだインユアパレスです。
買い目は、本命からの流し馬券を基本に組み立てます。相手には安定感のあるウェイワードアクトと、実績馬エンペラーワケアを押さえつつ、高配当の使者としてサントノーレを絡めるのがおすすめです。
【推奨買い目】
- 馬連・ワイド(本線)
- 8 - 1, 9, 15
- 3連複(高配当狙い)
- 8 - 1, 9 - 1, 3, 7, 9, 15
まずは馬連やワイドで手堅く的中を狙いつつ、3連複で穴馬が飛び込んでくる波乱を待つ「攻めと守り」のバランス型で勝負します。特にサントノーレ(15番)が馬券圏内に食い込めば、配当が一気に跳ね上がるはずです。
まとめ
今年の根岸ステークスは、新旧の実力馬が激突するだけでなく、トップジョッキーたちの駆け引きが見え隠れする非常に面白い一戦となりそうです。特に「川田騎手の選択」が正しかったのか、その答え合わせはレースの大きな見どころとなるでしょう。
乾燥したダートコースでは、最後の直線での力比べが見ものです。ぜひ今回紹介した予想と買い目を参考に、週末の熱いレースを楽しんでください。あなたの馬券が見事に的中し、最高の週末になることを願っています。
